気になってしかたがない。
最初にチラリと見たときの印象は、レトロ&モダン。
お菓子であることはわかっていたけれど、
外観初見でなぜか和菓子であると思った。
上の写真の柄をぼうっと眺めていると
右側からは夜空が見えてきたり
硝子がみえてきたりする。
一方左側からはときどき人の顔がみえる。
さらに…
右からはピアノの高速高音の音色、
左からウッドベースが響く。
そして匂い。
右からはシトラス&フルーツの香りが飛んでくる。
左からはかすかに樹木とその下の湿った土のにおい…
そこまであれこれ感じてしまうと写真に撮りたくなる。
もう一つの面。こんどは黒い部分がなくなった。
たったそれだけなのに先ほどとは別世界。
たったそれだけなのになんという違い。
ぐるぐるとした時の連環が淡々と続く中に
色々なものと出逢う。
大正元年創業。
ということは、今年100年目。
100年の変化の中で生き続けているもの。
素朴な栗の味わいとともに
この老舗の想いの一端を
しみじみと感じた。
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