2012年7月8日日曜日

職業名をふりかえる

思いついた問題を記録する意味で始めたブログでもあるので
ここ数日特に強く実感することをメモしておこうと思う。

「職業」の表現を大別すると3種類。

1,属する組織名を挙げ、その中での役割を示す。
2,産業名を挙げ、その従事者とする。
2,職能そのものを示す。

1は第三者にはわかりやすい。殊に知名度のある組織であればなおのこと。
2は例えば農業、漁業…現代は非常に細分化されている。
3は例えば医師、弁護士、建築家、教師、調理師など資格や免許を要するものに始ま り、アーティスト、画家、音楽家、著述業、音楽家、デザイナー、プランナー、コーディネーター 、コンサルタント…

1は仕事の場所、2は仕事のジャンル、3は仕事のスキルを主に示す。

本来職業は1~3それぞれの視点から説明されて初めて理解が得られるように思う。
特に2は時代の変遷とともにめまぐるしく変化している。

私は12年前に自ら取得した民間資格の「アロマセラピスト」という名称を名乗る前は複数の企業に属し、その中での役割は「プランナー」「ライター」「編集者」「広報担当者」であった。

現在私が携わる複数種の仕事は確かにこれらのスキルを活かしており、特にプランニングと著述にかける比重が高い。これらは仕事を通じて得たスキルかもしれないし、もともと仕組みや方式を考えることが好きであり大切だと思うから。

では大学や学校で学んだことは活かしているかといえば、卒業後20年も経ってから本格的に生きてきたというのが面白い。一方、資格取得の学校を卒業後は、一見すぐにその関連職に携わっていたように見えるが、それは社会人として得た仕事経験や、社会人になってから通信制の大学で学んだ成果も生きていたからかもしれない。そういう流れの延長上で現在は大学講師もつとめている。様々なスキルを統合し、講師の仕事がつとまっているように思う。

さて、もはや現在の状況では「アロマセラピスト」ひと言で自分の職業を言い表すことは無理。数年前からそのように感じ、実験的にブログを書き始め、自分の仕事が関わるジャンルや使用してきたスキルを振り返ってみた。

ブログカテゴリーを見るとズバリ、「フレグランス」が圧倒的に多い。

結局幼少時からの興味と、20代以降ずっとコツコツと学び続けているフレグランスを中心とした香りの文化(人の生活の上での)価値やその伝え方に私の仕事のテーマがある。最初の大学で専攻したフランス語の国はまさにフレグランスの国でもある。アロマテラピーを学んだのは、天然香料の科学的背景を知りたかったからである。香料として天然も合成ともにその価値と役割を学んだおかげでフレグランスのことをより深く理解できたし、この価値やファッションとのつながりについての見識がふえた。

「アロマセラピスト」というと、単に天然精油しか扱わないアロマテラピートリートメント施術ができる、ということだけではなく、自分の中では、
「人を心地よい状態にする香りで、その人の問題解決のお手伝いをする」
と定義づけてはきたが、やはり世の中一般にはそうは伝わりにくい。

上記1~3でいうと私の場合
1は、フリーランスではあるが、必要な時のみ連携する複数の組織と関わる。
2は、フレグランス、アロマテラピーを中心とした現代の香り文化普及、啓蒙とともに、これらの市場を活性化させること。
3は…今後、より適した表現を模索して行きたいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿