精油について春からコツコツ学んできた学生たちに、自分の手の届く範囲のボディに使用するアロマトリートメントオイル制作を指導した。
あらかじめ、前週に数種類のブレンド例を示し、次の二点を確認。
1,心地よく感じるかどうか
2,植物油に希釈されたものを皮膚に少し塗って感触を試す
こうした香りの嗜好性とともにパッチテスト的なチェックも行った上での実習。
特に好評だったのはこのブレンド。
レモングラス イランイラン サンダルウッド。
すべて等量でブレンドし1%に希釈した。
この3種選択の意図は
イランイランはかなり薄まっているといい香りだが、原液ブレンドをすると強すぎて並の柑橘精油では何滴加えてもなかなかバランスがとれない。シトラスを合わせてさわやかにしたいし、もっと柔らかくしたいのに、なかなか難しい…
そんな学生の声を受けて、シトラス調でありつつ、イランイランの花の甘ったるさを引き締める苦味をもつインパクトのレモングラスと、穏やかにまろやかなベースノートで包み込むサンダルウッドをあわせた例を示してみた。
結果。面白いことにこれまでレモングラスもイランイランもさほど好きではなかった学生までかなり気に入った様子。制作実習ではこの3種でバランスを考えて作っていた。
香りもどことなく…この季節の雰囲気にもあっていたのかもしれない。
そういえば、レモングラスもイランイランもサンダルウッドも、インドやマダガスカルなど…暑さ厳しい地域の植物でもあった。
実際にこのブレンドオイルで、この季節、彼らがどんなリラクセーションを体感できるのか。反応が楽しみでもある。
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