2013年12月29日日曜日

2013年の10展に感謝を込めて

驚き。
想像に浸る時間。
時空を超えて静かに
展示されたモノと対話する
かけがえのないひととき。

2013年
深く記憶に刻まれた10展について記録した記事を
文章の一部を引用しながら振り返ります。


『香りとファッションの美学展』と平田幸子氏による講演会

漆喰でできた重厚な壁や天井を走る巨大な梁が織りなす空間は
見慣れていたはずのいくつかの香水瓶の新たな魅力を感じさせ
静かに豊かな時間を楽しむことができました。

『Paris、パリ、巴里 ─ 日本人が描く 1900–1945』で佐伯祐三作品に再会

チラシの画のタッチをみたときから
その温もりに憶えがあった。

『ヨーロピアンモード』〜『ローマの休日』〜『ROMA /Laura Biagiotti』

『ヨーロピアンモード2013』/文化学園服飾博物館で目に留まったドレス。
それは、かつてモノクロ映画でしか見たことがなかった
『ローマの休日』の冒頭で
アン王女(オードリー・ヘプバーン)が着用していたドレス。
白のドレスかと思っていたら
淡い穏やかなゴールド。
細かな刺繍模様。

18 visual works from 8 kinds of aroma ー 文化学園大学 けやき祭にて

香りという抽象的なものを視覚表現する経験が
目に見えない時代の空気感を服に表現していこうとする
かれらのクリエイティビティに反映されていく…
そのような期待感を毎年実感しています。

美的好奇心で見る『貴婦人と一角獣 展』

メインの作品と同じように印象的だったのは
「算術」という作品。
算術は、美を表す比率を論証するための学問、
というようなことが記されていた。
どこか数学には美的好奇心が漂う、とは
昔から感じていたことだったから。

『色を見る、色を楽しむ。…』・ブリヂストン美術館にて

魅かれるものは
何度も
近くからも遠くからも
立ったり座ったり
色々な角度から眺めた。

"STYLE'S CAKES & CO."での個展

あたたかみのある木のナチュラルブラウンを基調に
壁のグレイッシュな、というかスモーキーなブルー?の色が
シックな店内。
波多野さんのモノクロームの絵が溶け込んでいます。


国宝 興福寺仏頭展 / 東京藝術大学大学美術館、そして根津神社

実物に対面したときの清々しさと安らぎは素晴らしく、千年以上も前にこのような人物が存在したかと想像するだけでも厳かな気持ちになりました。

緑を抜けて、21_21 DESIGN SIGHT

実際の自然の中からさまざまな色々を採集し再編集する面白さと
抽象的なイメージを自由に色々に置き換えていく試み。
それは、香りの創造にも通じるクリエイション。

「ロマンティック・バレエ」から見る19世紀

バレエを通じ
主にフランス19世紀の歴史背景に思いを馳せた時間となりました。

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