日曜の日経新聞には、見開き2ページで「読書」のコーナーがある。
本日その中に、先月からチェックしていた本とともに、それよりも先に読みたいと思う本を見つけてしまった。
まずは、先月某大学生協にて発見、思わずその厚みと存在感から手にとり、パラパラと内容を斜め読みしてしまったのが、ジョルジュ・ヴィガレロ著『美人の歴史』。
440ページの上製本。美人、美容、化粧、ファッションについての変遷と発達に関し、16世紀以降の社会背景とともに眺める視点が得られそうなので、資料として貴重。目次を見るだけでも想像力を刺激される。
きちんと読む前の私の想像では、そもそもギリシャ神話に登場するナルキッソスが水面に映る自分に見惚れて恋してしまう…といった自己愛が根本にあるのではないかということ。ただし、それはいつでも自分の全身を鏡で眺められる現代に生きている私の一つの視点にすぎない。
上記よりも先に読みたいと思った本は、最近注目を深め、その歴史をより詳しく知りたいと感じていたイギリスが舞台。イギリス史上最高とされる美しい女性についての評伝、ポーラ・バーン著『パーディタ メアリ・ロビンソンの生涯』。
アメリカ独立宣言、フランス革命。大きな歴史の節目とも思える18世紀末。ロンドンに実在したという「美人」の生涯を眺めることからも様々なことが感じられると期待。
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