今年2月に発売された朱色の香り。
「全て」を表すラテン語のオムニアという名のフレグランスがブルガリから発売されたのは2003年。同一型のボトルでカラーストーンのバリエーションをクリスタリン、アメジスト、グリーンジェイドと展開しての4作目。
南国ムードに満ちたハッピーセンセーション
「ブルガリ」の新作フレグランス「オムニア コーラル」に注目!の記事には、オムニアシリーズの他の2種の情報とともにコーラルの魅力が紹介されている。
入手していたサンプルを試す。光を帯びて明るくなった朱色のパッケージ。
トップノートからも、まさに柔らかな朱色のイメージを感じる。
南国ムードの眩しい光を受けた赤い果実や花のフレッシュな印象は、徐々にコクのあるミドルのフローラルノートへ。きらめく水面の奥に揺れるヴィヴィッドな珊瑚の美しさ、透明感にあふれた生命のきらめき。そんな視覚イメージが次々とうかぶ。…ここにひと月以上前にこのフレグランスをつけていただいた試香紙がある。すっかりウッデイなラストノートになっているかと思いきや、この透明感をたたえたフルーティーな甘さは何?なんとラストノートに使用されたザクロの陰影だとしたら…なかなか斬新な残香感。
全体的に非常にデリケート。上品な香り方が一貫性を持ちながら肌の温度と溶け合っていくイメージは男女問わずこれからの季節に使えるような気がする。常にシックなスタイルでまとめながらも口紅だけは赤、もしくは肌は年中健康的な小麦色、そしてもしくは身につけるもの一点だけはヴィヴィッドカラー…という趣向の人には特にお勧め。
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