衣食住。
人間文化のより良い未来のために、色々な角度から過去の歴史を振り返ってながめていく。歴史は、今という謎を解く鍵。
突き詰めていくと、自然科学的視点を持たざるを得ない。
人間という生き物の発達の歴史。
榊原洋一『ヒトの発達とは何か』ちくま新書を読み返している。
小児科医の著者が掲げたテーマは深い。
なぜヒトは歩く(二足歩行する)のか
なぜヒトはことばを発するのか
この本については今後も繰り返し読み考えたいので、後日改めて詳しく書きたいと思うが、目を通すうち、ひとつだけ忘れたくない大切なことに気づいたので備忘録としてメモしておきたいと思った。
二足歩行も言葉の使用も、ヒトの嗅覚に影響を及ぼしたと思われる点。
ともに、嗅覚以外の視覚・聴覚を発達させたのではないか。二足歩行により重い大脳を支えることも可能になり、情報処理機能も高まった…としたら嗅覚は退化して良いのだろうか。もし本来嗅覚が担っていた生命保持・種族保存の役割が危機に瀕しているとしたら、改めてこの機能を思い起こし、鍛えたほうがよい…と私は直感。
0 件のコメント:
コメントを投稿