記念日すべき40周年号には、1971年当時の表紙や誌面がアーカイブとして紹介されています。40年という継続性。それは常に変化する時勢の波に乗りながらも、揺るぎない軸を保ってきたという一つの証でもあります。香水をはじめとする香りの文化、芸術、映画、アートについてビジュアルイメージを大切にした誌面。日本では唯一の「香りの専門誌」です。
私はちょうど20年前、秋号と冬号の2回に渡り初めて寄稿しました。内容はフランスの雑誌記事を参考文献にした香水評論と、ミラノで出会った最新の香水との出逢いのエピソードでした。遡って創刊の年、ちょうど6才といえば私が香水に出逢った頃。偶然とは思いたくない縁を感じます。この雑誌に出逢い、香りのことをより深く知りたいと思った延長上にアロマテラピーとの出会いがあり、そんな背景があるからこそ現在の私の仕事が成立していると思うと感慨深いです。
160号誌面から、チョット気になる香水をいくつかご紹介しておきます。
パルファン ドルセー パリ。アルフレッド・ドルセー伯爵の感性で1830年に生まれた香水の美意識が受け継がれた香り。
ゲラン シャリマー パルファン イニシアル ロー オーデトワレ。来春発売予定とのことでゲランのPRマネージャーへのインタビュー記事が掲載されています。これはコチラ で書いたようにシャリマーファンとしては要チェック。
そして、イタリアのオロビアンコから二つの新しい香りがこの冬日本デビューするというのも嬉しいニュース…
寒い冬も香りのおかげでホットな気持ちを保てそうです。
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