2011年6月28日火曜日

マイヤーレモンとクランベリー&オレンジ

朝の光を受けて宝石のようにきらめく色彩のデザートをいただきました。

まずはマイヤーレモンゼリー。


マイヤーレモンというのは、レモンにオレンジかマンダリンを交配させてつくられたもののようです。三重県農水商工部マーケティング室による「バイオトレジャー発見事業」というページで確認できました。程よい酸味と苦味はありながら優しいレモンの香り。こちらのゼリーには三重県南紀産の木熟(木の上で熟すまで収穫を待つことにより糖度が高くなりより甘みを増した)マイヤーレモンが使用されているとのこと。このマイヤーレモンと蜂蜜のハーモニーの上にはグレープフルーツの柔らかい果肉が添えられています。

そしてこちらはクランベリーオレンジゼリー。


クランベリーといえば、カナダやアメリカ合衆国の人にとっては馴染み深いもの、といったことをトロント在住の友人から聴いたことがあります。水を張って木を揺らして実をとるクランベリー畑の広大なルビーレッドの風景もこの地域ならではなのかもしれません。そんなクランベリーとオレンジを組み合わせたジュースがニューヨークで人気なのだとか。オレンジ色から煮詰めたクランベリーの深紅への淡いグラデーションは光に透かすと紅茶のような色合い。落ち着いた甘さと二種類の酸味のハーモニー。ジュースでは最初からミックスされているのでしょうけれど、このゼリーでは上にオレンジがあり、徐々に熟したクランベリーの深みへと香りが移っていく流れを楽しめます。

デリケートなフルーツの色と香りを味わうために、ガラスのこの器はぴったりでした。特別な時間を楽しむための贈り物としてつくられたのでしょう。夏の思い出の一つになりそうです。

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