春分の日の今日、桜を想う。
毎年満開の季節を迎えると、近所の馴染みの桜の木の下を、早朝か夕暮れの人通りの少ない時間帯に通ってみる。ふわり。確かに香っていることに気づくのが嬉しい。
視覚的イメージの記憶を手繰ると、私には主に3つの桜の場所が浮かぶ。
18才まで暮らした郷里富山市の松川べり。
学生時代の場所、上智大学近くの外濠公園。
一昨年の春に満開を堪能した、国立駅から続く大学通り。
桜といっても多くの種類がある。その種類を一度に多く堪能できる場所はないか。かつて書物で読んだ記述を思い起こす。大阪市北区天満にある造幣局の「桜の通り抜け」である。
独立行政法人 造幣局のHPによると、造幣局構内、淀川沿いの全長560mの通路を一般花見客のために約1週間開放しているらしい。約120品種、約350本をこの560mの間で楽しめる。
桜の通り抜け桜樹一覧表を参照すると色も形も様々。この表を丁寧に読むと、芳香を特徴とするものも確かにある。
いつかこの道を必ず歩いてみたいと思う。
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