2013年10月31日木曜日

あの「イタリアのK」から新香水・Krizia Pour Femme and Krizia Pour Homme

かつて取材で初めて訪れたイタリアで
ひときわ印象的だったブランド、Krizia(クリッツィア)。
このロゴタイプと黒の組み合わせは鮮烈でした。

イタリア語のことは詳しくありませんが
フランス語ではKから始まる単語は少なくほとんどが外来語。
私にとっては強くインパクトのある文字であり
ブランド創業者は
あえてこの文字を冒頭に持ってきたのではと思うくらいでした。

Kriziaから90年代初頭に発売されていたフレグランスも
なんともユニークで、愛らしさとコケティシュな魅力に
あふれていたことを回想。

そして2014年の初めに新香水がデビューするというニュース。

New Fragrances
Krizia Pour Femme and Krizia Pour Homme
10/29/13 12:16:12
By: Sanja Pekic


過去に発売されていたものに比べ
Pour Femme(レディース)、Pour Homme(メンズ)というシンプルな名称を掲げていることから、ブランドイメージの原点を振り返って構築された印象。今年はフランスのブランド、カルヴェンでも同じようなアプローチがあったので、なんだか2013~2014年は本質回帰の時期として注目されているのかと感じます。

Krizia Pour Femme。
レモン、ベルガモット、ブラックカラントをブライトノートとしてトップに掲げ、
グリーンアップル、アプリコット、リリィ・オブ・ヴァレィのハートノートへ。
続いてサンダルウッド、ヴァニラ、ホワイトムスクとくれば最近のお決まりの組み合わせですが、ここにあの深い深いオークモスを加えているあたりが…
なんとなくKrizia。

Krizia Pour Homme。
こちらのトップはエナジーを感じさせるマンダリン、ベルガモット、ブラックペッパーのスプラッシュで始まるマスキュリンな魅力。続く調べはウッディなエレミ、スパイシーなナツメグ…シナモン…ラストにサンダルウッド・ヴァニラ・ホワイトムスクの組み合わせはレディースと共通するものの、イリスやセダー、トンカビーンで滑らかな大人の男性のエレガンスが表現されているかどうかが興味深いところです。

日本でも発売されるかどうかはわかりませんが
忘れたころに体験してみたい香りの一つ。

Kriziaの公式サイトはイタリア語または英語で読めます。
今覗いてみたら
音楽とともに2014春夏のショーを動画でみることができました。


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