2014年8月28日木曜日
2013年産Roseの気高さに癒されて
この春発売されていた
パレチカ 2013年ブルガリア産ダマスクローズのローズオットー。
改めて前年産と比較。
初めて開封したときの記憶から……
ブルガリア産独特のハニースウィートなインパクトは
2012年産のほうが強かったかもしれません。
微妙に穏やかで
しとやかな花の息づかいが
なめらかにユックリと拡がる2013年産。
インパクトよりも
バランスの優雅さを感じます。
毎年確かに
ブルガリア産ダマスクローズとしての香り、
ではあります。
その特徴は毎年の品質保証書に記されたとおりクリアされている、
と2009年以降毎年確認しながら感じています。
違いは
収穫年の天候、土の状態から生まれるのでしょう。
パレチカWeb内コラムページの
コチラ でも記していますが
ローズオットーに含まれる香り成分は
現在500種類以上が確認されており
さらにいまだ未知の成分もあるそうです。
特に微量成分が豊富に
存在するブルガリア産は、
深く豊かな芳香を持つと評価されています。
これは私も実感。
2013年、2012年、2011年、2010年。
各年に収穫、製造された品質証明書を比較。
発行元のブルガリア国立バラ研究所で認定されるには、外観の状態や
香り主要成分の比率が定められた基準内でなければなりません。
分析された主な香り成分の%が示す比率の数字は
毎年微妙に違います。
2012年産については現地の方からも、開花期に雨が適度に降ったため
品質に良い影響を与えたと聴いていましたが、2013年もそうであった
わけではなく…製造元でも心配されていたようです。
しかしながら、
香りの全体像は2013年産ならではの気高さを呈しています。
これは
トップノートから落ち着いた気品を感じさせたいときの
調香素材候補にもなりそうです。
久しぶりの静かな午後。
外は霧雨。
珈琲タイム…と思っていましたが
この気高い薔薇の香りが漂う空間に癒されて
お菓子もいただいていないのに
すっかり笑顔になりました。
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