イエス・キリスト生誕時に捧げられた三つの貴重なものの一つ。
この香りに初めて出会ったときに私が感じたイメージは
かなりインパクトのあるものでした。
シトラスでウッディ
クールな第一印象
いつしか包み込まれるような温もり
厳かな時間
遠い記憶
遠い道のり
確かな今…
深く呼吸している自分という生き物
そんな記憶を華やかに思い起こさせてくれたのが
こちら、オードパルファン フランキンセンス(ニールズヤード)。
トップノートのネロリやベルガモット…
このフランキンセンスがかすかに感じさせるシトラス調の明るいトーンを
綺麗に引き立てています。
かつて、某声楽家へのミュージカルデビューのギフトにと
天然香料のみのオリジナルフレグランスの調香を依頼されたとき、
私が選んだメインの香料は
彼女の好きな薔薇と
彼女の厳かな声のためのフランキンセンス。
そして彼女が声楽修行で滞在していたイタリアにちなみ
ベルガモットとネロリもトップノートに合わせたことを回想。
先日、天然香料やフレグランスについて学んだ大学生にも
この香りを聴いてもらいました。
イメージワードとして多く挙がったのは
「落ち着く」「深く呼吸」「森の中」「女性だけでなく男性も」…
「今日の自分が一番求めていた香りかもしれないー」
そんな一言を書いた学生もいました。
もうすぐクリスマス。
聖なる時に
特別の香りとともに。
0 件のコメント:
コメントを投稿