2019年3月4日月曜日

メラニー・ティエリー dans『あなたはまだ帰ってこない』(原題《La douleur》)





数日前に鑑賞。マルグリット・デュラスを演じたメラニー・ティエリー の表情が終始素晴らしい。

『あなたはまだ帰ってこない』(原題《La douleur》)

http://hark3.com/anatawamada/

原題のフランス語は「苦悩」を示す。この映画を通じて、1944年当時、戦時下のパリの空気感と、戦争によってもたらされる「苦悩」を想像することができる。主人公のマルグリットは、夫を待つ女性であると同時に冷めた視点から自身の内側を眺め文章を書く作家でもある。この二重の混合体をメラニー・ティエリーが全身で表現している。


L'expression de Mélanie Thierry qui jouait Marguerite Duras était merveilleuse dès le début. Le titre français d'origine indique "苦悩". A travers ce film, on peut imaginer l’atomosphère de Paris en temps de guerre en 1944 et l’épouvantable " douleur " par la guerre. Le personnage principal, Marguerite, est une femme qui attend son mari et à la fois, elle est une écrivain qui écrit des phrases en regardant l'intérieur de lui-même d'un point de vue froid. Mélanie Thierry exprime ce double mélange par tout son corps.






BUNKAMURA magazine 表紙の女性はメラニー・ティエリー。



デュラスの《L'AMANT》を改めて読み返してしまった。

冷めた視点の中の描写が豊かだった。







メラニー・ティエリー。2011年に彼女は、イヴ・サンローランの 香水 《Bell d’Opium 》のミューズとしてヴィジュアルイメージを表現していた。改めてこのメラニー・ティエリーを本作品『あなたはまだ帰ってこない』からも、香り立つ女優として記憶にとどめたい。




東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.

 


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