2018年5月21日月曜日

香水瓶の至宝展鑑賞・海の見える杜美術館にて




5月の土曜の午後。こちらの展覧会を堪能しました。

Samedi après-midi en mai. Je me suis délectée de cette exposition.

http://sawaroma.blogspot.jp/2018/03/chefs-d-de-la-bouteille-de-parfum.html




《香水瓶》

PARFUM FLACON

OLIVE et MILLIET

フランス 1860年頃

ブラッドストーン、ダイアモンド、ルビー、真珠、金、七宝

(異なる装飾技術の結集による逸品、まさに至宝と感じます。)




《香水瓶セット》

CAVE A PARFUM

フランス 1850年頃

ブロンズに金メッキ、透明クリスタル

4本の香水瓶が金のブレスレットに巻かれ、一体の優雅な形に。)




香水瓶《スイセン》

NARCISSE FLACON

キャロン社

ナルシス・ノワール 1911年(手前左)

ナルシス・ブラン 1914年(手前右)

デザイン:  F・ベルゴー

製造パンタン社


香水瓶《ニュイ・ド・ノエル》

NUIT DE NÖEL FLACON

キャロン社 1922

デザイン:  G・シュヴァリエおよびF・ベルゴー

製造バカラ社、1945年以前





2階には見晴らしの良いテラスがあります。



私はたっぷり2時間鑑賞。一部を除いて撮影可能でしたから特に心に響いたものは記憶に留めたく、何度も眺めて撮影しました。人間が貴重なものとして守り続けた香りというものの奥深さを改めて感じます。大切なものを収める器の素材として、陶器、磁器、ガラスが選ばれ、宝飾品としてその造形美が極まった19世紀。以降現代へのかたちの変遷が物語ることから、香りを愛する人のみならず、デザイナーとして造形に携わる人にも様々なメッセージを感じられることでしょう。



東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.


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