5月の土曜の午後。こちらの展覧会を堪能しました。
Samedi après-midi en mai. Je me suis délectée de cette exposition.
http://sawaroma.blogspot.jp/2018/03/chefs-d-de-la-bouteille-de-parfum.html
《香水瓶》
PARFUM FLACON
OLIVE et MILLIET
フランス 1860年頃
ブラッドストーン、ダイアモンド、ルビー、真珠、金、七宝
(異なる装飾技術の結集による逸品、まさに至宝と感じます。)
《香水瓶セット》
CAVE A PARFUM
フランス 1850年頃
ブロンズに金メッキ、透明クリスタル
(4本の香水瓶が金のブレスレットに巻かれ、一体の優雅な形に。)
香水瓶《スイセン》
NARCISSE FLACON
キャロン社
ナルシス・ノワール 1911年(手前左)
ナルシス・ブラン 1914年(手前右)
デザイン: F・ベルゴー
製造: パンタン社
香水瓶《ニュイ・ド・ノエル》
NUIT DE NÖEL FLACON
キャロン社 1922年
デザイン: G・シュヴァリエおよびF・ベルゴー
製造: バカラ社、1945年以前
2階には見晴らしの良いテラスがあります。
私はたっぷり2時間鑑賞。一部を除いて撮影可能でしたから特に心に響いたものは記憶に留めたく、何度も眺めて撮影しました。人間が貴重なものとして守り続けた香りというものの奥深さを改めて感じます。大切なものを収める器の素材として、陶器、磁器、ガラスが選ばれ、宝飾品としてその造形美が極まった19世紀。以降現代へのかたちの変遷が物語ることから、香りを愛する人のみならず、デザイナーとして造形に携わる人にも様々なメッセージを感じられることでしょう。
東京にて、sawaroma より。
…écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.
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