2023年9月25日月曜日

コルシカ島への想い香る新作・ SPERONE/ LE COUVENT




もうすぐ秋分の日、という木曜の午後、

LE COUVENT MAISON DE PARFUM

( クヴォン メゾン  パルファム)

新作発表会にうかがいました。






新作の名前は

SPERONE(スペローネ)

フランスの南西にある

コルシカ島最南端の地名です。

メゾン4種のシリーズのうち、

香りで世界の旅へと誘う

リマーカブルパルファムコレクションに

新たな香りが加わりました。

2023107日発売です。








早速香りを手首につけていただくと

清涼感の中にあたたかな神秘性を感じ、

心地良い空気に包まれました。


トップノート:

ベルガモット&タイムエッセンス、

ミドルノート:

イモーテルフラワー&ブラックペッパー

ベースノート:

シダーウッド&ラブダナム


時間が経つにつれて

センシュアルなぬくもりへと変化し

ここではないどこかへ

優しく誘われた余韻に浸ります。


香調はスパイシーアンバーウッド。

ジェンダーフリーで楽しめそうな

上品な華やかさを感じます。

年末に向けて

良いギフト候補にもなりそうです。



自然の中の命あるものの

素晴らしさを

様々な香りとして

表現し続けるこのブランドには

以下4つのコレクションがあります。




COLOGNES BOTANIQUES

(神秘的な庭園の香りを表現した

コレクション)


EAUX DE PARFUM SINGULIÈRES

(魅力的な動物の個性を表現した

コレクション)


EAUX DE PARFUM REMARQUABLES

(香りで世界の旅へと誘う

コレクション)


PARFUM SIGNATURES

(ジャン=クロード・エレナが

自ら調香した究極のコレクション)


来年1月には

PARFUM SIGNATURESの新作

“PEONEA”も発売されます。




繊細な花の囁きが聞こえるような

トップノートが魅力的で

春が待ち遠しくなるような香りです。





…écrit par SAWAROMA






2023年9月4日月曜日

リベルタパフューム初の旗艦店「ラボパフュマリー」が中目黒に9月8日オープン




もっと自由に、

自分のための香りを持つために

「香りの民主化」を掲げる

オーダーメイドパフュームのブランド、

リベルタパフューム

が、初の旗艦店を中目黒に

「ラボパフュマリー」として

202398()よりオープン。

(東京都目黒区青葉台1-14-4


昨日プレオープンにうかがいました。

中目黒駅から徒歩で約7分。

SHOPOFFICERESIDENCEからなる

CONTRAL nakameguro一階です。






ガラス張りのエントランス・ドア。

入り口付近には香料植物。

前方左側には

なだらかな円弧を描くカウンタースペース、

その裏には全長6メートルに及ぶ香料棚。

素材となる香料瓶のみならず

これまでリベルタパフュームが生み出した

既存のプロダクトも並んでいます。






右側には

パフューマーが調香を行うラボ空間。

こちらもガラス張りです。

ラボで調香された香水は

回転ドアから直接お客様の元に届きます。






2020年、

オーダーメイドのパフューム提供を掲げ

様々なプロダクトを世に送り出してきた

リベルタパフューム。

2023年秋、ついに

フレグランスに興味のある全ての人が

香りを知り、自身に似合う香りを探し、

オーダーできる過程を作り手と

気軽に共有できる場をオープン。

これは多くの人が楽しめそうです。



中目黒店のニューフェイスにも要注目。

新たなパフューマー、Naoさんは

フランスの名門調香学校ISIPCAを卒業、

海外の香料会社勤務を経た

キャリアの持ち主。

そして、中目黒店の店長を務めるのは、

香水専門のインフルエンサーとして

総フォロワー数5万人を超える

Mr.Fragrance

(Instagram: @mr.fragrance_jp)さんです。


クリエーションへのこだわりと

パフュマリーをもっと身近な存在に、

願うブランドの想いに、

多くの香水ファンならびに

ものづくりに携わる人々も

共鳴できるのではないでしょうか。





…écrit par SAWAROMA







2023年8月31日木曜日

ご挨拶





8月最終日の満月。時の流れの中にも

節目を感じるタイミングとなりました。


私の仕事の上でも一つの区切りを迎える

運びとなりましたので、

秋色の薔薇(カフェクレマ)の画像と

ともにご挨拶いたします。







香りの専門誌『PARFUM』

編集メンバーとして、

12星座別メッセージおよびBOOKS ページにて新刊書評と編集後記を執筆してまいりましたが、20238月末日をもちまして、この役割を退任いたします。


紙媒体としての『PARFUM』誌は諸事情により203号(2022年秋冬号)を最後として休刊状態が続いております。編集長によれば、今後は紙媒体ではない新形式での発信を目指していきたいとのこと。香水評論家として50年来のキャリアをお持ちである平田編集長のさらなるご活躍を祈りたいと思います。


私と『PARFUM』誌 との出逢いは1990年頃に遡ります。1991年秋号と冬号に香水エッセイを掲載いただき、2000年より12星座別ページでメッセージ文の連載を担当。2010年頃からは目次に編集メンバーとしてSawa HIranoの名が記載されるようになりました。


大学卒業後初めて就職したデザイン会社企画室での「プランナー」という肩書きは今も健在です。文章を執筆するにせよ、媒体および製品開発、目的と対象に応じた教育計画の立案など、これまで私が携わってきた仕事の根幹にあるのは、プランニングそのものです。


参考記事:sawaroma 2011年の記事より

「プランナー」



今後もこのsawaromaブログ(2010年〜)にて香りを感じる出来事を備忘録として綴りながら、日々新たな風を受けて少しずつ前進できたらと思います。





…écrit par SAWAROMA