2021年4月12日月曜日

香りの専門誌『PARFUM』春号(No.197)





香りの専門誌『PARFUM』(No.197) 春号。

近日発刊です。 

La dernière édition dePARFUM(No.197).


定期購読いただいている

読者のみなさまには

今週末迄にはお届けできる予定です。




特集「今!を生きるオーラのある香り」

では、この春注目のフレグランス7本を

セレクト。


今回もユニークな新作を掲載。

メンズの新作としては久しぶりの

エルメスの「H24」をはじめ、

メンズラグジュアリーメゾン、

ブリオーニから3月21日に発売された

ばかりのブランド初の香り、

「ブリオーニオードパルファム」

もご紹介しています。


本誌掲載の新作フレグランスについて

417日土曜午後、

 コゼット パフュメにて編集長と私が

最新香水をご紹介しながらお話します。

詳細は コチラまで。



磐田市香りの博物館で

4/3から6/27まで開催の

写真展 オードリー・ヘプバーン では、

オードリーが愛したと言われている

フレグランスの展示に、本誌編集長が

協力。読者の皆様からの応募により

抽選でチケットもプレゼント。

お楽しみに。



1972年創刊『PARFUM』は

香粧品文化の情報誌。

編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

私も編集メンバーの一人です。

C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés, sa première publication en 1972. La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum.Et je suis une des rédacteurs de ce magazine. PARFUM est le magazine trimestriel sur un système d'abonnement pour un an.


香りの専門誌『PARFUM』は定期(1年毎)講読制の季刊誌です。全国の読者に年4回お届けしています。

詳しくはこちらをご覧ください。




…écrit par SAWAROMA





2021年4月10日土曜日

緑の薔薇(ミントティー)から回想した香り




ミントティーという名の薔薇。

フレッシュな薔薇の軽やかな香り。

Une rose nommée Mint Tea.

Un léger parfum de rose fraîche.





この薔薇から

2つのフレグランスを回想した。


あれは約30年前、シンプルなボトルから抜群にみずみずしく心地良い薔薇を感じさせたフレグランスに出逢った。

その名前は “TEA ROSE “

おそらく、

こちらのフレグランスだろう。


フレッシュグリーンローズの香りとして

今も深く記憶に刻まれている。


ミントとローズといえば、

甘い懐かしさを感じさせる

コチラも記憶に新しい。

この香りからは写真の薔薇のような淡いグリーンではなく、深めの緑がかったブルーを想像する。



新緑の季節、薔薇の咲き始める季節に向けて、この薔薇との出逢いは本当に嬉しい。




…écrit par SAWAROMA






2021年4月2日金曜日

水面の花を想わせる2つのフレグランス・Suiren/PARFUM SATORI とMOXI/MIRKO BUFFINI




清らかな透明感が引き立てる愛らしい笑顔。爽やかな水色の装いで身を包み、きらきらとした瞳で客人を迎える・・・江戸時代末期、かわせみという名の旅籠を切り盛りする女主人が登場するドラマを数週間眺めていたら思い起こした香りがある。


Suiren / PARFUM SATORI ・清らかなフローラルグリーンの香

(上の記事にリンクされている

Suirenのサイトは現在こちらへ移行)





まさに水面の花。

まどろみながら眺めたい優美な風景の中で風の囁きが聞こえてきそうな愛おしい瞬間を感じさせる。

端正な形を保ちつつ、儚げな佇まいを持つ睡蓮のようだ。日本人調香師、大沢さとりさんらしい繊細な一作。


身につけるとすぐに肌に馴染む。ほんの些細な動作とともに、どことなく懐かしい、たおやかな気品が漂ってくる。




水面の花の控えめな佇まいを、日本酒のまろやかさとともに羽衣のような香りに再現したイタリア人調香師の一作は

MIRKO BUFFINI /MOXI /EAU DE PARFUM




腰から足元に纏い、しばらくしてからふわりと立ち上ってきたときの香りが素晴らしい。

MOXIの詳細はこちらにて。



…écrit par SAWAROMA










2021年3月26日金曜日

ダマスクバラ花エキス&ロウで潤う・Dr. ハウシュカのリップスティック




素敵な笑顔のために、唇に潤いと彩りを。

Hydratez et colorez vos lèvres pour votre joli sourire.



癒される淡い香りとともに唇に華を添えるのは、

ドイツのオーガニック・ナチュラルコスメブランド

Dr.ハウシュカ のリップスティック。

実際に試してまず実感できたのは

なめらかな質感と発色の良さです。


ダマスクバラの花エキスが繊細な唇の皮膚を整え、アーモンド油やアンズ核油、植物性のカルナウバロウ、ダマスクバラ花ロウ(全て保湿成分)が乾燥から唇を守ってくれるとのこと。


ダマスクバラ花のロウ、といえば、

この花を水蒸気蒸留して得られる精油を

低温下に保管していると固まってしまった

ことを思い起こします。

まさにこの植物に含まれる

天然のロウ成分による現象でした。

花を護るためのロウなのだと

聞いたことがありましたが、

唇の保湿に生かされると知り、

花のような笑顔を想像してしまいます。


202135日より、新色6色が加わりました。

その中から、特に幅広い年代に

定番として愛されそうな3色をご紹介します。




26 ハイビスカス(写真右)

肌馴染み抜群、上品な明るさ。

ワントーンアップを期待できます。

シチュエーションも選ばず、落ち着いた華やかさ。

まずは1本選ぶならばこの色をお勧めします。


24 マーラム(写真左)

優しいベージュ系。口元に柔らかな印象を

添えてくれます。単色使いはもちろん、

他の色との重ね付けでも独特のニュアンスを。


23 チョコモカ(写真中央)

シックな大人色。立体感のある表情へ。

実際に唇に伸ばすと、特にブルーベースの

肌色によく似合う深みのある華やかさ。


リップスティックについては

こちら からご覧いただけます。


マスク着用がレギュラーとなって

唇のケアやメイクが忘れられがちですが

まずは鏡で眺める自身のためにも

唇に華やぎを添えましょう。


潤いとともに、

ほんのりと癒される香りも嬉しいです。




…écrit par SAWAROMA




2021年3月23日火曜日

透明なバングル“O”10周年と新作《a drop d’Issey》の香り




透明なバングルの腕時計、“O”

身に付けるようになって10年。

Une montre bracelet transparente "O".

Ça fait 10 ans que j'ai commencé à la porter.


‪時を刻む透明なバングル “O”を着る‬

10年前の夏に書いたこの記事に

掲載していた写真を再掲載したい。





初めてこの時計を写真で見た時、

その水のような透明感と

反射が生み出す波紋の魅力を想像し、

すぐにでも手に取ってみたくなった

ことを憶えている。

波紋の魅力は、

一瞬ごとに光が集める周囲の色、

かたちの反射である。

水が透明であればあるほど、

その予測のつかない、

見えないはずの空気の痕跡が視覚化される。



電池交換のために訪れた

ISSEY MIYAKE GINZA にて、

“O”着用 10周年を記念し、

波紋のような立体感を思わせる

白のトップスを購入し、

フレグランスもいくつか試してみた。








そういえば、と

思い起こしたのが来月発売される新作。

「イッセイ ミヤケ パルファム」新作はひとしずくの水をイメージ、透明感の香りに / FASHIONSNAP.COM 2021.3.19


この記事によれば、414日に発売されるという新作フレグランス、 a drop d’Issey》は香りもボトルの形も“O”のイメージに近いような気がする。







改めて10年目、現在の “O”。

腕から外しても、周囲の光で様々な表情を映す。



…écrit par SAWAROMA





2021年3月16日火曜日

diptyque60周年記念の新たな香り・ORPHÉON の魅力





diptyque創業60周年記念の香りが
2021315日(日本にて)発売されました。

ORPHÉONそれは1960年代にパリに実在した
ナイトバーの名前。diptyqueの創業者3人が集い、
さまざまな出逢いの中で新しい創造を生み出した
場所の空気を伝える香りです。

生き生きとしたジュニパーベリーが持つ輝き、
深みのあるウッドの落ち着き、
集う人々から漂うパウダリーなフローラル感、
そしてスモーキーな余韻。
全てが一体となって
忘れ難い音楽のように心に響きます。


Le parfum du 60e anniversaire de diptyque, 

sorti le 15 mars 2021 au Japon.

Le dernier parfum, "ORPHÉON".  C'est le nom d'un bar de nuit qui existait réellement à Paris dans les années 1960.  C'est un parfum qui transmet l'atmosphère du lieu où les trois fondateurs de diptyque se sont réunis et ont créé de nouvelles créations à travers diverses rencontres.  L'éclat des baies de genièvre vives, le calme du bois profond, la sensation florale poudrée des gens qui se rassemblent et la finale fumée.  Tout se réunit et résonne comme une musique inoubliable.



diptyque青山店でのディスプレイ


diptyqueファンにはもちろん、

1960年代に開花した文化の豊かさを感じている方々にも一度は試していただきたい香り。








人の顔がひとつではなく、

新たな出会いのたびに生まれ得る多面性を

秘めているからこそ漂う魅力があるように、

この香りにも、

幾重にも感じられる表情があります。


これまでのdiptyqueの香り、

例えば「FLEUR DE PEAU」の

抽象的で柔らかな余韻や

その他いくつかのフレグランスの残り香に

秘められていた煌めきがさらに磨かれ、

生まれ変わっているような印象も感じています。






なんとこの香りは音楽にもなるようです。

来月4月上旬が楽しみです。

詳しくはこちらを。



…écrit par SAWAROMA







2021年3月13日土曜日

資生堂ギャラリーで写真展を眺め、 花椿ショコラに出逢う




資生堂パーラー銀座本店限定商品の

「花椿ショコラ」。

色とりどりのフレーバーをもつ

ボンボンショコラです。

濃い緑は「キャラメルポワール」、

鮮やかな赤は「フランボワーズ」、

緑がかった黄は「ユズ」、

濃い桃色は「カシス」。


Produit limité du magasin principal 

de Shiseido Parlour Ginza,

 "Chocolat Hanatsubaki".

Chaque couleur de chocolat 

a sa propre saveur.

Le vert foncé est "Caramel Poire",

Le rouge vif est "Franboise",

Le jaune verdâtre est "Yuzu",

La couleur rose foncé est "Cassis".




上記4色の他、

淡いピンクのストロベリーも添えました。

小粒ながらも、豊かな満足感。

表面の薄いチョコと

内側のガナッシュのハーモニー。

フレーバー全10色のうち

好きな5色を選び、

小箱に詰めていただきました。






この日私が銀座を訪れた第一の目的は

資生堂パーラーの地下にある

資生堂ギャラリーでの展覧会鑑賞でした。


Le but principal de ma visite à Ginza ce jour-là était cette exposition. à la galerie Shiseido situé au sous-sol du Shiseido Parlour.

 

「アネケ・ヒーマン&クミ・ヒロイ、潮田 登久子、片山 真理、春木 麻衣子、細倉 真弓、そして、あなたの視点」


テーマは「境界」。

5組のアーティストが、

それぞれの視点で真摯に向き合う境界。

その一瞬一瞬をじっくり眺め、

私の視点から近景や遠景として

撮影してみたかったのです。










厳選という名の強調。

多様なイメージのコラージュ。

断片のクローズアップ。

有機的な記憶の視覚化。

影で描く時間。

自身を素材とし、描かれた新たな形。



自由かつ大胆な視点で

切り取られた時間と空間の痕跡として、

何度も眺めて感じたい作品ばかりでした。

418日まで開催されています。



…écrit par SAWAROMA