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2026年8月26日水曜日

国際香りと文化の会『VENUS』HP版へ寄稿・2026年秋号




国際香りと文化の会

会報誌『VENUS』HP版へ寄稿した

「バニラの魅力と二つの新作フレグランス」

が、2026年秋号として掲載されました。

(会HPトップページの上記タイトルtapで

 開きます)




画像1枚目:

国際香りと文化の会HP トップページ

スクリーンショット画像の一部




画像2枚目:

掲載記事PDF 

1P目スクリーンショット画像の一部




…昨秋、そして今春。

日本で発売された

2つの新作フレグランスの名前は

非常に印象深いものでした。


いずれも名前そのものが

私には謎であり、新しい香り方を

予感させるものでした。さらに、

いずれもバニラという素材の

新たな活かし方を標榜していたのです。



画像3枚目:

バニラの葉

(東京農業大学「食と農」の博物館内

バイオリウムにて)



秋、そして冬へ、

これからの季節に

ユニークな視点から作られた

2つのフレグランスを

バニラの新しい魅力とともに

フレッシュに、柔らかく香らせたい

と思います。





…écrit par 《SAWAROMA》







2026年6月30日火曜日

静かな光の中の再生へ・D'ORSAY新作香水「LOVE AFTER RAIN K.M.」




フランス発のフレグランスメゾン

 D'ORSAY 

https://dorsay.jp


より新作「LOVE AFTER RAIN K.M.」

2026年7月1日に発売されます。

(アジア先行発売)



パフューマーのFANNY BAL 氏によれば、

「雨上がりの静かな余韻を閉じ込めた香り。

世界がそっと洗い流され やわらかな光を

帯びて生まれ変わる、その儚い瞬間を映し

出します。」


私の第一印象は、

雨がもたらした無数の水滴から生まれる

静かな光のグラデーション。

アイリスとペア、リリーオブザバレーの

新鮮なハーモニーがきらきら舞うような

香り方も素敵です。






先週末のプレスプレビュー以来

毎日肌に纏いながら体感したのは、

静かな余韻とともに

繊細な輝きが解放されていく

初めて包まれるような再生の感覚。

これは私が

日々求める感覚でもあります。


二種の異なる表情をもつアイリス香料

が巧みに用いられたからでしょうか、

絶妙な余白をもつ密度感が

全体のトーンを洗練された深みへと

導いているようです。





清らかで自由な明るさと

ミステリアスなニュアンスとを

共存させているのも魅力的。

長く愛用したい香りです。




   

…écrit par 《SAWAROMA》









2026年4月30日木曜日

線の優雅な重なりを感じる・新作香水『LUMIÈRE D’ISSEY EAU DE PARFUM』


春爛漫から初夏へ

柔らかな陽射しがきらめきを増す

この時期の光は繊細なレースのよう・・・


「光を纏う- Wearing Light」を

コンセプトに生まれたという

イッセイ ミヤケの新フレグランス

「ルミエール ドゥ イッセイ」の香りから

細やかな線の優雅な重なりを感じています。


https://www.isseymiyake.com/products/ip45az866?



ボトルがまさに

線の巧みな組合せから生み出された

光のかたちのよう。



トップノートの鮮烈さは

細かな直線と柔らかな縁取りの曲線が

無数に重なり合ったような存在感を持ち


いつしか皮膚に馴染んできた頃

印象深いきらめきやみずみずしさを

反射光のように感じさせてくれる


すっかり体温に溶け込んで

衣服の一部となった頃には

ふんわりと明るい軽やかさに包まれて

自分自身の内側に

柔かな光が灯るような印象です。



サイドから光を当てて

正面から撮影すると

まるで精巧なカットが施された

グラスのようですが

眺める向きによっては

なんだか二頭身のあの可愛い

招き猫のようにも見えてくる

魅力的な造形。



端正でありながら

可愛らしさを併せ持つ

まさにこの香りのように。


線の組合せから構成される立体ですが

手にとると意外なほどやさしい

その触感もまた心地よく

ちょっと猫の耳のような

キャップの両端に触れると

愛らしさもひとしおです。





…écrit par 《SAWAROMA》






2025年7月31日木曜日

水色と紫とネイビーから・ 2025年7月の3香




梅雨の中休みのような空の下

淡い水色の花に出会い

7月のイメージが浮かぶ


miu miu 初のフレグランス

水色の印象的なボトル

コントラストの赤のキャップとともに

その愛らしく軽やかでクリアな香りを

想い起こす




4月に入手した

薄紫のボトルからは

フレッシュな光が

謎めきつつも

潔く香る魅力を



紫からの連想は

深いネイビーブルーの記憶

昨夏に入手した香り

磨きあげられた

フランキンセンスの

宝石のような深い余韻が

きらめくように漂う





7月初旬のあの日

実際に見たよりも

私が感じた色は

七色の輝きを放つような

不思議な魅力の花だった



その花のイメージに導かれ

選んだ香りたち






…écrit par 《SAWAROMA》