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2022年2月7日月曜日

香りの専門誌『PARFUM』(No.200)発刊




香りの専門誌『PARFUM』最新号発刊。

1972年創刊から50年目の200号です。

La dernière édition dePARFUM.

Le 200e numéro depuis le premier numéro en 1972.  Félicitations !





新作紹介ページでは、

LIBERTA perfumes の「NIVALIS」 、
新生CARON のフレグランス等、

冬から春にかけて纏いたくなる

華やかな香りのボトル写真を

ご覧いただけます。







「芸術と香水」や

ART」ページでの展覧会案内、

新間美也さん(パリ在住調香師)や

橋本光恵さん(映画評論家)による

エッセイも健在です。





1972年創刊『PARFUM』は

香粧品文化の情報誌。

編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

私も編集メンバーの一人です。

C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés, sa première publication en 1972. La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum. Et je suis une des rédacteurs de ce magazine. PARFUM est le magazine trimestriel sur un système d'abonnement pour un an.


香りの専門誌『PARFUM』は

定期(1年毎)講読制の季刊誌です。

詳しくはこちらをご覧ください。




…écrit par SAWAROMA




2021年8月28日土曜日

自由な心と音楽と〜今月公開のフランス映画2本・『スザンヌ、16歳』と『ショック・ドゥ・フューチャー』




今月公開のフランス映画。

流れる音楽、装われるファッションと共に、

忘れ難い印象を残す2作をご紹介したい。


Deux films français qui sont sortis au Japon 

ce mois-ci.  Dans chaque cas, la musique 

de l'œuvre et la mode du personnage principal 

sont vraiment impressionnantes. 

 Elles agissent pour leur propre liberté en tant qu'êtres humains.


先ずは、一作目。

初めての恋へと動くスザンヌ。

白シャツ、ジーンズ、赤いヘアゴム。

16歳の彼女は、

同級生達とも交流は保つものの、

彼らの話題には興味は持てない。

恋というものに憧れる気持ちのまま、

憂いを秘めた大人の男性に惹かれていく。

彼の存在が、理想から現実になったとき、

彼女は何を学ぶのだろうか。








赤いソーダ水、赤いスクーター。

パープルブルーのカットソー。

朝のカフェ、目を閉じてシンクロダンス。


スザンヌ、16歳



そして、

昨日公開、

ショック・ドゥ・フューチャー





新たな音楽を生み出そうと奮闘する、

ミュージシャンのアナ。

見たことのない日本製マシンから

聞いたことのない電子音。

‘78年から先の、

未来の音楽を紡ぐ可能性を見出す。


2021年に生きる者として、

「未来」の音を知っているで聴く、

この楽しさは抜群なもの。





素顔に大きな眼鏡、

ビッグサイズのTシャツ姿は

機材に囲まれたアナのスタイル。

友人にメイクされた顔は

なかなか見慣れない。


スザンヌもアナも

女性である前に人間として、

自由を愛するがゆえに自ら動く。

行動は

かけがえのない収穫をもたらす。




…écrit par SAWAROMA





2021年1月20日水曜日

香りの専門誌『PARFUM』冬号(No.196)発刊




香りの専門誌『PARFUM』冬号発刊です。諸般の事情により、通常よりも発刊日が遅くなりましたがようやく読者の皆様へ発送することができました。

La dernière édition dePARFUM(No.196).

Pour diverses raisons, la date de publication était plus tardive que d'habitude, mais nous avons finalement pu l'envoyer à nos abonnés.






『芸術と香水・132』では、

『香りの器 高砂コレクション展』

をクローズアップ。

À la pageL’art et le parfum132présente

 Forms for  Fragrance -Treasures 

from the Takasago Collection 





特集「今!を生きるオーラのある香り。」では、

本誌初登場となるフレグランスブランド

ĖDIT(h) の「レミニス」の他、
夜桜をイメージしてつくられた
「ラッドスカイ ヨザクラ」/(株)ウエニ貿易 
そして、224日発売となる
 エクラ・ドゥ アルページュ シアー」
/ランバンなど全7種を掲載。




「香り立つ女優」では、

かつて私自身もこちらの記事でご紹介した

イザベル・ユペールについて

映画評論家の橋本光恵氏による記事。





BOOKS」では4冊をご紹介しています。

2020年後半に発売された新刊2冊の

『黒猫と歩む白日のラビリンス』と

『たちどまって考える』。

そして、名著紹介の2冊は

『文化のフェティシズム』と

『土を喰らう日々 わが精進十二ヶ月』。





1972年創刊『PARFUM』は香粧品文化の情報誌。

編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

私も編集メンバーの一人です。

C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés, sa première publication en 1972. La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum. Et je suis une des rédacteurs de ce magazine. PARFUM est le magazine trimestriel sur un système d'abonnement pour un an.


香りの専門誌『PARFUM』は

定期(1年毎)講読制の季刊誌です。

詳しくは

こちらをご覧ください。



…écrit par SAWAROMA





2020年11月11日水曜日

1月公開『パリの調香師 しあわせの香りを探して』/原題《Les Parfums 》にみる、出逢いという名の化学反応




『パリの調香師 しあわせの香りを探して』。

試写会にて鑑賞。日本では来年1月公開予定です。

https://parfums-movie.com/

ほんの少しの新しい要素が加わるだけで、香りも人生も生まれ変わる出逢いという化学反応。まずはそんな感想に暫し浸り、徐々にポジティブな気持ちに包まれました。


À l’avant première de

Les Parfums / réalisé par Grégory Magne.

Il sortira au Japon en janvier 2021.

“Avec juste quelques nouveaux éléments, le parfum et la vie aussi renaîtront...”

Tout d'abord, j'ai été plongé dans une telle impression pendant un moment, puis j'ai été progressivement enveloppé d'un sentiment positif.






香水が好きな人にはもちろんのこと、自分の人生はこんなものかなと漠然と感じつつもちょっと立ち止まって見方を変えたい、という人にもお勧めの作品です。


この物語の登場人物も、それぞれの人生のターニングポイントを迎えるタイミングで出逢い、まさに、立ち止まるのです。


現実の世の中もまさにそんなタイミングではないでしょうか。2020年が暮れようとしている今、昨年の今頃とは違う自分を見出している人はきっと多いはず。誰にとっても忘れることのできない事件が起きたからです。






さて、本作の原題は《Les Parfums 》。

フランス語では、数えられる名詞の総称には定冠詞複数形のles がつきますから、このタイトルから、様々な香水、香料、香りを想像させる物語であろうと期待できました。

『パリの調香師 しあわせの香りを探して』

という邦題はそんなニュアンスを絶妙に匂わせていますし、邦題に添えられた一行、

「人生を豊かにする調合は一つじゃない」

は、映画鑑賞後に改めて心に響きます。香りの調合も、人と人との組み合わせにも様々な可能性があっても良いのだと。






調香師を演じたエマニュエル・ドゥヴォスについて、私的な感想を最後に記しておきます。

遠くを見つめているような、その神秘的な眼差しは言葉よりも多くを語っています。繊細で柔らかな知性の中にどことなく無垢な可愛らしさを秘めた独特の魅力を持つ彼女には、調香師アンヌ・ヴァルベルグ役もぴったりでした。






今回の作品の中では、場面ごとの彼女の心情をよく表現した衣装にも感心。パリの風景にもよく溶け込んでいます。



…écrit par SAWAROMA





2020年10月9日金曜日

香りの専門誌『PARFUM』秋号(No.195)発刊




La dernière édition dePARFUM(No.195).

香りの専門誌『PARFUM』秋号発刊です。





特集「今!を生きるオーラのある香り。」

のページでは、

ニナ リッチ ニナ ローズ、

メゾンレクシア ヴァーダント、

キリアン エンジェルズ シェア 等

新作含む7点が紹介されています。






「香り立つ女優」では 

フランスを代表する女優のひとり、

イザベル・アジャーニの横顔。


BOOKS」では

読書の秋にふさわしく

じっくり楽しめる文庫の新刊2

『黒王妃』と『マカロンはマカロン』、

名著紹介の2冊は

『蜜蜂の生活』と

『シュール・ルナール博物誌』。


そしてその隣のページには

パリ在住調香師、新間美也さんの連載

「香水・パリ・エレガンス」。

パリのグラン・パレで開催されていた

ポンペイ展での鑑賞録。



1972年創刊『PARFUM』は

香粧品文化の情報誌。

編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

私も編集メンバーの一人です。

C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés, sa première publication en 1972. La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum.Et je suis une des rédacteurs de ce magazine. PARFUM est le magazine trimestriel sur un système d'abonnement pour un an.


香りの専門誌『PARFUM』は

定期(1年毎)講読制の季刊誌です。

全国の読者に年4回お届けしています。

詳しくはこちらでご案内しております。

http://parfum-specialist.com/regular/



さて来たる1025日日曜日の午後、

フレグランススペシャリスト、地引由美さま主催

 コゼット パフュメにおいて、

PARFUM』2020年秋号をテーマに

平田幸子編集長と私が新作香水をご紹介

しながらお話いたします。

zoomによるオンライン視聴参加も可能です。

詳しくはこちらを是非どうぞ。

http://lacausetteparfumee.com/kaori/annonce-la-causette-parfumee-vol-40.html




…écrit par SAWAROMA




2020年10月4日日曜日

黒のエレガンス香るカトリーヌ・ドゥ・メディシスの物語・『黒王妃』佐藤賢一著 





黒の装いが一段と魅力的に見える秋、

読み直したいのがこの一冊。

C'est un livre que je veux relire à l'automne lorsque la tenue noire est encore plus attrayante.






https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-744110-9


 

黒王妃。

タイトルそのものが物語の魅力であり謎でもある。タイトルに謎を感じさせる時点で、物語として一読の価値があると私は思う。フランス史をあまり詳しく知らないという方でも、まずは映画を観るようなつもりで、予告編のかわりに目次を一覧されてみることをお勧めする。


ルネサンス期のフィレンツェ出身であり、フランス王妃、王母として生きたカトリーヌ・ドゥ・メディシス(15191589)。当時の文化・芸術先進国であったイタリアから、洗練された衣食住の様式をフランスに広めた人物としても知られている。


驚くべきは、著者の大胆な切り口と想像力。


史実が潔く切り取られ、その背景として、王の妻であり母である人間カトリーヌの心情があたかも告白日記のように、一人称「私」を主語に綴られている。文章だけでは見えない表情や意志のようなものが香ってくる。


私は3日で一読したが、長編映画さながらの迫力を楽しめたと思う。既存の様々な映画も思い起こした。例えば....

『ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018)、『王妃マルゴ』(1994)



さて…。

カトリーヌの黒の装いと、彼女の生まれたイタリアへの敬意を込めて、ここに二つのエレガントなフレグランスを改めて紹介したい。


COCO NOIR  CHANEL

https://www.chanel.com/ja_JP/fragrance-beauty/fragrance/p/women/coco-noir.html

http://sawaroma.blogspot.com/2012/12/coco-noir.html

月明かりを優雅に輝かせる漆黒のエレガンス。モダンなルミナスオリエンタルの深みなめらかに。



FIG POUDRÈ -  YOUFIRST

ROLL-ON PERFUME - 8 ML

https://www.bronline.jp/mall/youfirst/item/?detail=47008 

http://sawaroma.blogspot.com/2019/02/youfirst.html?m=0

果実と花々の温もり柔らかく。洗練された物腰を彷彿とさせる香り。



…écrit par SAWAROMA



2020年3月30日月曜日

香りの専門誌『PARFUM』(No.193)春号発刊





香りの専門誌『PARFUM(No.193)春号発刊。

http://parfum-specialist.com

2月以降世界的に蔓延したCoronavirusへの危惧から、いくつかの新製品発表イベントが中止となりました。そのような状況の中、情報提供のご協力をいただいた関係者の皆様には、厚く御礼を申し上げます。




La dernière édition dePARFUM(No.193).

Plusieurs événements de lancement de nouveaux produits ont été annulés depuis février en raison de préoccupations concernant la propagation mondiale de l'infection du coronavirus. Dans une telle situation, nous remercions les personnes concernées qui nous ont fourni les informations.





今号の『香り立つ女優』は、

映画 007/ロシアより愛をこめて』(1963) 

でソビエトのスパイを演じたイタリア人女優、

ダニエラ・ビアンキ。

『芸術と香水 129』では

東京の国立新美術館にて202063日から824時迄開催の『ファッションイン ジャパン 1945-2020 流行と社会』が紹介されています。

https://fij2020.jp


パリ在住調香師の新間美也さんによる連載では

『黄色いワイン』と呼ばれる、フランス、ジュラ地方のワインについて書かれています。

春に新発売される香水情報も、贈り物におすすめの香り製品のご紹介も満載。

1972年創刊『PARFUM』は香粧品文化の情報誌。編集長は、香水評論家の平田幸子氏。私も編集メンバーの一人です。174号からは電子本も発行。


香りの専門誌『PARFUM』は定期(1年毎)講読制の季刊誌です。全国の読者に年4回お届けしています。詳しくはこちらをご覧ください。

http://parfum-specialist.com/regular/



A la page « Actrice parfumée »,

Il y a une photo de Daniela Bianchi qui a joué un espion soviétique dans le film "007 From Russia with love" (1963). Elle est italienne.

À la pageL’art et le parfum129présente 

FASHION IN JAPAN 1945-2020,

 l’exposition au The National Art Center Tokyodu 3 juin jusqu’au 24 août 2020.

Dans une série de Miyaya Shinma, parfumeurse vivant à Paris, le thème de cette fois, il s'agit d'un vin du Jura, en France, appelé "Vin Jaune".

Les informations sur les parfums qui seront publiées au printemps et l'introduction des parfums recommandés pour les cadeaux sont  écrits beaucoup .


C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés,sa première publication en 1972. La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum.Moi,je suis une des rédacteurs de ce magazine. À partir de N°174,son E-book a été publié aussi.


 

…écrit par SAWAROMA



2020年1月18日土曜日

それは犬の声から始まる・ 『再会の夏』(原題: Le Collier Rouge)/ジャン・ベッケル監督作品





大ヒット作品『最強のふたり』で主演の1人を演じたフランソワ・クリュゼと犬。このヴィジュアルに興味を持ちました。映画は、1匹の犬の声から始まります。


J'ai été intéressée par ce film de François Cluzet et le visuel du chien.  Il commence avec la voix d'un chien.




再会の夏(原題: Le Collier Rouge)

http://saikai-natsu.com

シネスイッチ銀座にて123まで。


劇中重要な役割を果たす忠犬を演じたのは、2016年フランス国内で「一番美しいボースロン(フランス原産でドーベルマンの原種犬)」に選ばれたイェーガー君。


やはり、この犬に向けられる、フランソワ・クリュゼ演じるランティエ少佐の言葉が最初に観たヴィジュアルを裏切らないものでした。ランティエ少佐がこの犬の行動が意味するものが何なのかを探り始めたことで物語が始まるのです。


原題の意味は「赤い首飾り」。首にかけられる赤いもの。これが何を意味するのかは、フランスの人にはわかるのかもしれません。邦題「再会の夏」から日本人の私は、何となくあたたかい終わり方を想像。犬が一層好きになりました。




大学の授業1コマ90分よりやや短い1時間23分の『再会の夏』。ハラハラドキドキというより静かに淡々と。言葉では伝えない犬と心を閉ざす人、開く人の関わりが丁寧に深くつづられ、エンドロールでは涙が滲みました。


…écrit par SAWAROMA





2020年1月11日土曜日

「寄生」されそうな予感・『パラサイト 半地下の家族』/ポン・ジュノ監督作品





先が読めない面白さ。本能を突き動かすものは、まさしく見えないものなのだ。


Ce film n’est pas prévisible. C'est exactement ce qu’on ne peut voir pas qui touche l‘instinct




『パラサイト 半地下の家族』

http://www.parasite-mv.jp



2019年カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)を受賞したと知ったとき、まずそのタイトル中の名詞「半地下」に興味をもちながら予告編を見た。これは絶対に面白い!


登場人物の声もふるまいもその特徴が印象的な背景とともに際立つ。ワンシーンごとの表情がすでに忘れられないものになっていく。


ああ、これは! 予告編から私の記憶に余韻が刻まれてしまうとは、まさしくこの映画は私の好奇心に寄生してしまったようなもの。恐るべし。


日本で公開される日まで楽しみにし、昨日公開初日に鑑賞してしまったのである。



韓国の作品ではあるが、いまの韓国を物語るのみならずいまの人間世界を鋭く見せてくれる。重いテーマであるに違いないのに、謎かけと奇想天外な展開の表現には、軽妙なエンターテイメント性が盛り込まれ、映画として素晴らしい。



これから映画を観る人のために、内容には具体的に触れないことにする。ただ、この映画を鑑賞後24時間経過して今もなお脳裏から離れない印象をいくつかのキーワードで記録しておこうと思う。


トリガー(引き金、きっかけ)。

ある行動には必ずなんらかのトリガーがある。


プランニング(計画、企画)と本能。

プランニングは本能と共に常時更新すべし。


知っていること。

知っていることと知らないこととの整理を明確にしよう。


品性。

人間の品性とは何か。人は、いかなる人をも人として接する品性を失うべからず。


未来と予感。

予測できないから未来。見えないからこそ、自らの予感に鋭敏に。



今日の私は、この映画をトリガーにもはや昨日の私ではない。どうやら私の脳内はこれからもしばらくの間、この映画に「寄生」されそうな予感がする。




…écrit par SAWAROMA





2019年11月6日水曜日

モノクロに映えるシャネルの衣装・『去年マリエンバートで』4Kデジタル・リマスター版




1961年公開の映画だが、まったく古さを感じない。モノクロならではの陰影、シルエット、コントラストの素晴らしさ。目と耳で感じることそのものを堪能できる作品ゆえに、今回4K最高精細でのデジタル完全修復が実現したことは嬉しい。10/25より、恵比寿ガーデンシネマにて公開中。

L'Année dernière à Marienbadversion numérique remasterisée 4K,  est sorti au Ebisu Garden Cinéma à partir du 10/25.


http://www.cetera.co.jp/marienbad4K/






観る人を非日常的な世界にいざない、見えないものを想像させる余地を十分に漂わす、エレガントかつミステリアスな傑作である。独特な音楽の響きと共に、忘れられない余韻が香る。



映画とは本来、自由に解釈を楽しむものだったと改めて思う。

誰なのか? 名前はわからない。ただ、そこには人がいて、動いている。

どこなのか? いつなのか? 全ては謎。

提示される場所、人、かわされる会話、表情。それらから読み取れることは?



『去年マリエンバートで』というからには、去年、という時間と現在とは違うということをほのめかす。映画の中のことは去年のことなのか、現在なのかは曖昧である。映されるシーン自体、誰かの記憶なのか、現実なのか、妄想なのかも明確ではない。



この詩的かつ謎めいた展開の中で、ひときわ素晴らしい眺めとなっているのが、主人公の女性が纏う複数のドレスである。これらはシャネルがデザインしたのだという。そしてこの服が抜群に似合う髪型、眼差し、立ち居振る舞いを追うだけでも楽しい。





Affiche visuelle lors de la première sortie en France de "L’Année Dernière à MARIENBAD".  J'ai reçu cet autocollant le premier jour de la sortie de la remasterisation numérique 4K aujourd'hui.

写真は1961年にフランスで初公開されたときのポスターヴィジュアル。4K デジタルリマスターでの公開初日にてこのヴィジュアルが印刷されたステッカーをいただいた。



こちらの記事では、1964年日本公開当時のポスター写真も見られる。

https://cahiersdemode.com/delphine_seyrig1_last_year_at_marienbad1/#_




écrit par SAWAROMA