L' EAU FROIDE de Serge Lutens a été lancé en 2011.
Au Japon, lancé au printemps 2012.
直訳すれば、冷たい水、という名の香り。
乳香(フランキンセンス)の
神秘的な清々しさが活かされています。
昨日、香水評論家の平田幸子氏による講演の中で紹介され、改めて季節を問わず心に響く香りと実感。
日本で発売されたのは2012年の春でした。同年秋、当時私が担当していた文化学園大学の講義「ファッションとアロマ」の中で新作フレグランスの一つとしてもご紹介していました。上の写真はその時に撮影したもので、↓の記事は当時の感想を記したものです。
「それは厳かな水・セルジュ ルタンス ローフォアッド」
2012,12,4 /sawaroma
http://sawaroma.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html
単なる爽やかな、シトラス系のオーデコロン調ではなく、紀元前の昔から心を鎮めるために特別なシーンで用いられ、人に愛されてきた乳香の香りにフォーカスしたところが魅力的。厳かな清涼感が際立ちました。季節を問わず、男女共に、凛とした空気感を纏いたいときの心強い味方です。
乳香の樹というのは、非常に暑く乾燥した過酷な土地に生育する植物であり、その樹脂が固まったものが香料原料となります。樹木が自らをまもるために作りだしたまろやかな樹脂の深い香りの中にどこか軽やかなトーンがあります。
1972年創刊の香りの専門誌『PARFUM』編集長でもある平田幸子氏によるセミナーは、ほぼ三か月に一度開催され、おもにウェブサイトから告知されています。
↓
http://parfum-specialist.com/blog02/category/school/
香りが大好きな方、香り関連のお仕事に携わる方には、改めてお勧めいたします。
40年以上、香水をはじめとする香粧品の世界で見識を深められてきた香水評論家の視点に基づくお話には、いつも多くの再発見があります。昨日のお話では、初めて参加された方もいらしたこともあってか、香料の原点となる乳香の紹介から始まりました。
後半では、調香師の島崎直樹先生によりリアリティ溢れる貴重なお話も拝聴することができました。
東京にて、sawaroma より。
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