2014年9月12日金曜日

Pierre Paulin Design Forever・シルエットの記憶

銀座にて。

フランス人デザイナー、ピエール・ポランの
椅子を体感できる
国内初の展覧会へ。

ピエール ポラン デザイン フォーエバー/シャネル・ネクサス・ホール





さすがネクサスホール。
ピエール・ポランによる独特なかたち、質感、余韻が
全身で感じられる空間を実現。

ESSENCE
SPIRIT
FORM
JOY

4テーマをどのように楽しむかは人次第。

タンチェアに身体のラインを預けてわかるのは
モノがあって初めて体感できる身体の「置き方」。

1970年の大阪万博で発表された「アンフィス」の
優雅な曲線と程よい硬さに腰かけて眺める映像。
若かりしピエール・ポランの声、言葉が聴こえる。
映画でみたなつかしい、'60~'70年代のフランス。

すっぽりとつつまれる安心感で眺める映像には
黒猫。そしてちいさな昆虫。
かれらの案内で彼の世界に触れる。

今日は友人とともに。
ひとときの憩いとなる。
シルエットが身体の記憶に刻まれた。

次回はもっとゆっくりと。

期間中、何度も訪れたい。










2014年9月11日木曜日

非時香実の香りと大和茶のパワー・QUON

rooms29 展示会場入って程なく目に留まった秋色ディスプレイ。


QUON
天然植物成分をフルに活かしたワイルドクラフトコスメのブランドでした。

GOOD DESIGN AWARD 2013受賞の
クオン ビューティーアクチュアライザーは
化粧水・乳液・美容液のオールインワンセラム。


早速手の甲の薄い皮膚に試させていただきました。

すっとみずみずしい感触に潤いながら感じられるのは
どことなく懐かしくたおやかな柑橘の香り。
これは
「非時香実(ときじくのかぐのこのみ)」
という「いつまでも香りが消えない果実」として
その永遠性と神秘性が崇拝されてきた
日本固有の柑橘類をイメージしてブレンドされた香り。



茶葉・茶花・茶実の成分もおしみなく配合され
みずみずしさにそのパワーを感じます。

つやつやとした茶葉さながらに
いつまでも潤いのある皮膚をイメージできた心地良さ。
ディスプレイからも視覚的に癒されました。

素材の持つ力を最大限に引き出し生かすこと。
それはクリエイティブな姿勢として大切なことの一つでもあります。

そのような考え方のブランドに
roomsの展示で出逢えたことを
嬉しく思いました。




2014年9月9日火曜日

ベトナム珈琲からの回想

とある街で頂いたベトナム料理。

生春巻き、
フォー、
ジャスミンライス。

芳醇なアジアの米の香りに包まれた
コリアンダー、唐辛子、その他みずみずしい食材。

最後に頂いたのはこちら。


ベトナム珈琲。
専用のセットで深く濃く抽出した珈琲には
コンデンスミルク。
氷たっぷりのガラスに注いで。

デザート要らずの甘さはほろ苦さとともに。
思い浮かべるだけで残暑の疲れが癒される。

黒でも茶でもない
奥にしっかりと赤が見える珈琲色。
無機質な白ではなく
ほのかに薔薇色が透けて見えるコンデンスミルク。
一体となったときの
クリーミィなベトナム珈琲の色と香り。


遠い昔
初めての海外一人旅でフランスに着いたとき
オルリー空港で
"Vous êtes vietnamienne ?"
(あなたはベトナム人ですか?)
ときかれた。
あの年配のフランス人男性にとって
アジアの人といえばベトナムの人を
思い浮かべたのかもしれない。

ベトナムといえば、この映画。
青いパパイヤの香り(l'odeur de la papaye verte)・1993
漱石の『草枕』を読むきっかけとなった映画でもあった。







「Japanese Bathroom Culture」に思う・バスルームってどんなところ?


「いちばん幸せと感じるのはどんな時ですか」

ときかれたとき

「掃除をしたばかりの部屋に
全身を綺麗に洗ってから足を踏み入れたとき」

と答えたことがあります。

生きていれば毎日身体は汚れます。
汚れたままでいるのは何よりも辛いです…
貴重な水と燃料をつかって洗えるという有難さは
毎日実感。
疲れていても
少々辛いことがあっても
全身を洗い流せる幸せは
心も元気にしてくれます。

お湯にのぼせやすく
子どものころから湯あたりしやすい私には
短時間で綺麗さっぱり洗えて清潔な空間であることが
理想的なバスルームの条件。
立ったまま全身を両手を使って洗える私には椅子は不要、
汚れの溜まりにくい、水はけと換気の良さが大切。

…そんなイメージはもしかしたら
一般的ジャパニーズバスルームカルチュアとは違うのかも…
と思いつつ出かけてみました。
9/6の展覧会オープニング。


橋田規子教授(デザイン工学科)プロダクトデザイン展
「Japanese Bathroom Culture」


日本の入浴文化を紹介する展覧会。
トイレ、洗面室まわりのプロダクトとともに
バスルームで使われる浴槽や椅子のデザインが展示されています。


私自身はバスルームで椅子を使わないのですが
家族は使うので置いてあります。
でも、着衣の状態と裸では椅子というものへの感触は
まるで違うはず。



そう、この展示資料をみると
身体を立って洗う、オールハンドで洗う私は
一般的ジャパニーズタイプではないようです。
私にとって手はセンサー。
洗いながら触れながら
皮膚と筋肉の状態をチェックし
硬くなっていたらほぐします。
それができない位身体が強張っていたら危険信号。

このカウチバス。
足浴だけでも楽しめそうでよいのですが
排水設備やキレイに保てるかが鍵。
実物をぜひ会場でごらんください。



シャワーの歴史も展示資料から初めて知りました。



香りを着替えることができるのもシャワーのおかげ。
一日に数回シャワーを浴びて
服も香りも着替えることもあります。

この展覧会は、3月に在ニューヨーク日本国総領事館でも開催され、
好評を博したものだそうです。

文化によって衛生観念や快適性の違いもあるでしょうし
水事情も違うでしょう。それから湿気の問題。

あらためてバスルームとはどんなところなのかを考えた週末、
私にとっては次の三つが浮かびます。

1.一人になれる至高のプライベート空間
2.汚れを落とし、キレイさっぱりリセット空間
3.皮膚、筋肉、ボディラインとともに体力チェックの格好の場所

これからも毎日考えてしまいそうです。





2014年9月4日木曜日

KAMILAVKA & Fetish 南青山に9月5日オープン



南青山5丁目。
表参道A5出口をあがり
根津美術館方面へ。

フロムファースト1階。
9月5日オープンの2店。
前夜のレセプションパーティーへ。

まずは、
様々なスタイルを想像して楽しくなってしまう
帽子のお店、カミラフカ。



帽子デザイナー、古澤正和さんによる
感度の高いプロダクトは
質感もシルエットも魅力的。


これからの秋冬モードも
ますます
新鮮なものになりそう。




そしてお隣のフェティッシュ。
エントランスの小鳥の横には
なんと私の愛読書が。


"気持ちいいことを極める"主、山藤陽子さんディレクションによる
肌・身体・心にまとう気持ちいいものが集まるセレクトショップ。


パーティーでは
料理人・山本千織さんによる
目にも身体にもおいしいお食事のデコレーション。


こだわりの品々。
探検するような気持ちで楽しめそう。



2店ともに
ナチュラルな空間に映える
こだわりの大人のためのモノたち。

南青山を訪れる楽しみが
またひとつ増えました。

2014年9月2日火曜日

架空の花、それはリモンチェッロのソルベから・PRADA CANDY FLORALE

架空の花
みたこともないような
涼し気でミステリアスなホワイトコスモス…

強い眼差しのひとつが花に隠され
謎かけのような表情でたたずむレア・セドゥ。

こうしたヴィジュアルだけで
以前から気になっていたフレグランス。


吹き付けられた花びらの試香紙。
一週間前に届いたとき、
印象に残ったのはトップノート。
奥にクールな苦みを漂わせるこのシトラス感は何?
ミドルからベースへ。
全体的に清涼感を伴いつつもキープされる可憐さ。
トップノートの鮮烈な印象は消えないままに。


Prada Candy Florale
03/16/14 06:28:47 (17 comments)
by: Sanja Pekic


やはり。
トップノートに
あのリモンチェッロのソルベ。
これは素敵なキャンディ・フローラル。

本国では春に発売されたようですが
日本では今秋、9月3日デビューだそうです。
残暑に可憐な花の追い風を。









ライトゴールドなマスカット

ここ数日見た色の中で
忘れられないもの。

淡い金色に近い
マスカット葡萄の色。


単なるグリーンという言葉では表現したくないのです。
昨年はこんなふう に感じていましたが
今年はなにか違います。

光が違えば
見える色も変わる、のでした。
白い器で光を集めて撮影。

香りも
フレッシュでやさしくて。
きらめくシトラスの爽やかさと
上品な酸味と
ライトなフローラル。