2020年4月29日水曜日

時間という距離を経て再び・Puredistance 1




ピュアディスタンス1。初めて試したのはちょうど3年前の今日。その気品あるグリーンフローラルの香りは、今も私のお気に入りの一つである。


Puredistance 1 que j'ai rencontré il y a 3 ans au Japon . Le parfum floral vert avec sa dignité est toujours l'un de mes favoris.


https://www.puredistance.com/

https://www.puredistance.com/e-store/puredistance-i-17-5ml/









グリーンフローラル、と形容するのは、現実に緑が香る、というからではない。私には静かにそよぐ風のように穏やかな印象を感じるゆえである。新緑の季節に出会い、その空気にも絶妙に馴染んでいた。



様々な香料が贅沢に用いられてはいるようだが、何かが突出して目立つわけではなく、不自然な自己主張などない。無駄な余韻も微塵もない。凛とした綺麗な光が一瞬射しこむような香り方である。



こうした香り方こそ、私が常に求めていたものでもあった。敏感な嗅覚にとって、或る印象を捉えるのに長い時間は要らない。きらめく一時が程よい時間間隔を持って再生されることが望ましい。


ピュアディスタンス。直訳すると「純粋なる二者間の距離」とでも言おうか。この二者とは?

「香りと自分」であり、「この香りを纏った自分と誰か」でもあるかもしれない。あるいは?


出会いから3年、その時間間隔という距離を経てもなお私の印象は変わらない。やはりこれは正真正銘の「ピュアディスタンス」なのだと思い、今日のように晴れた日に時折纏いたいと思う。


日によって違う自分のために様々な香りを纏う私には、17.5mlサイズは有難い。そのまま携帯できるのも嬉しい。現在のボトルは私が入手したときとは異なるようだが、サイズ感は変わらない。







3年前のsawaroma記事はこちら。

I try Puredistance  to know the timeless beauty.2017.5.5

http://sawaroma.blogspot.com/2017/05/i-try-puredistance-to-know-timeless.html?m=0



同年末、当時発売されていたピュアディスタンス

8種の印象を記した記事はこちら。

10th anniversary of Puredistancewith 8 fragrances2017.12.22

http://sawaroma.blogspot.com/2017/12/10th-anniversary-of-puredistancewith-8.html?m=0


現在の日本語オンラインストアサイトでの紹介記事はこちら。

https://puredistancejapan.shop/items/59c20653ed05e625dc0023be



先日fragrantica の記事で、ピュアディスタンス創業者へのインタビュー記事を発見。

https://www.fragrantica.com/news/A-LESS-IS-MORE-Interview-Jan-Ewoud-Vos-of-Puredistance-13548.html



丁寧に香水をプロデュースする姿勢は変わらず、堅実なブランドであることを再認識する。来たる11作目となる最新作の名称まで知ることができた。再びチェックしていこうと思う。



…écrit par SAWAROMA



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