300年近くの歴史をもつイギリスの香水ブランドから
新たなフレグランスがデビュー。
それは、1920年代という一時代のきらめきが
現代の洗練された感性で紡がれた香り。
1927 EAU DE PARFUM / FLORIS
https://www.florislondon.com/en_usd/1927-eau-de-parfum
1927年(昭和2年)。想像することができるとしたらまずは香りから。1920年代に発売された、アルデヒドが活かされた拡散性とシトラスフローラルの輝きの奥に気品あふれる官能性をもつ生き生きとした香り。自由で活動的な装いとヘアスタイルに人生を謳歌しようとする女性たちの笑顔…。さらに映画や物語から知っていた20年代は、音楽やアート、ファッションに新しいムーヴメントが生まれ、打ち上げ花火のように文化が開いたと思えば、直後に世界恐慌や世界大戦が控えていた…という激動の時代。
この‘20年代ロンドンにオマージュが捧げられた新作
『FL オードパフューム 1927』は日本でも8月1日(水)発売。
新宿伊勢丹では本日7月25日(水)先行発売されます。
一昨日、そのプレス発表会にうかがいました。
’60年代、’70年代、’80年代のロンドン3つの街のソウルと
ハートを表現した香りの記憶3部作
『ザ・フレグランス・ジャーナルズ』に並ぶシリーズ最新作
フローリスブランドの中心となるレディスライン
フローリス ブランド担当の大石さんと
美容ジャーナリストYUKIRINさんの
トークショー
命のきらめきとアンニュイな影が映されたようなグリーンカラーのパッケージ。
‘20年代を彷彿とさせるトップノートにはやはり
ベルガモット、アルデヒド、マンダリン。
肌にのせると次第に陰影深くまろやかな花のブーケが香ってきます。
約2時間も経てばそこには
センシュアルで儚げなオーラが柔らかく残っていました。素晴らしい余韻。
まるで‘20年代から現代への緩やかな時間旅行を体験したかのような特別感。
創業1730年。ロンドン・ジャーミンストリート89番地本店、
英国王室御用達のフレグランスブランド『フローリス』の
日本公式サイトはこちら。
改めてゆっくりとこのブランドの香りを堪能したいと思います。
1920年代に活躍し、フローリスの顧客の一人でもあったイギリスの写真家、セシル・ビートン(Cecil Beaton)は次のように語ったそうです。
「大胆不敵であれ、人と違うことをしろ、常識にとらわれるな。冒険をせず、ありきたりで、平凡の奴隷になることに抵抗して、高潔な目的、想像力に富んだビジョンを押し通すためには何でもやれ。」
時のきらめきはその時代に生きた人の輝きであり、今という光そのものです。
東京にて、sawaroma より。
0 件のコメント:
コメントを投稿