昨日まで開催されていた、らん展。
《Grand Prix du Japon · 蘭 · International Orchid Festival 2018》qui a eu lieu jusqu'à hier.
世界らん展日本大賞2018 (Japan Grand Prix ・蘭・International Orchid Festival 2018) については、先月上記記事にてご紹介していました。
フレグランス部門で展示された花より、受賞花含む4点を写真とともにご紹介します。
Des fleurs exposées dans le département de parfumerie, je présente 4 comprenant des fleurs de récompense avec des photos.
V.coerulesens/K.H.E
〈特別賞〉
繊細なフルーティーフローラル。かすかにベリーの甘み。
まだ少しひんやりとした空気の中で密かに目覚めた春の妖精を思わせるクールビューティー。そんな花の佇まいをそのまま香りにしたような、そのままフレグランスにしたくなってしまうような香りが印象的でした。
Den. treacherianum ‘Irago’
エキゾティックな懐かしさ。癖になる優しい甘さのパウダリー感。香りの印象はまさにこの色に調和しています。奥のほうに柔らかなスパイスを感じました。
Ency clia
corrigera alba
spring Grand
可憐な少女たちのお茶会。笑い声が聴こえてきそうなかわいらしい香りです。こちらも懐かしい甘さを感じますが。エキゾティックというよりもドリーミーな印象。花と葉の造形もユニークです。
春蘭(中国産)“白雲”
Cym.goeringii(China)
〈最優秀賞〉
淡い緑と白の花さながらに静謐なグリーンフローラル。静かな心でこの微細な香りの立ち方を聴いているとようやくかすかに幻のように感じられました。周りの凛とした葉の中にきらめく白い花のごとく。このような印象をそのまま実際のフレグランスに再現するのはかなり難関と想像しますが、静かでありながら一瞬に極上のきらめきを囁く香り方は貴重です。
フレグランス部門の展示だけで1時間近く滞在してしまいました。生花でこれほど多様な香りを楽しめるのは蘭ならではと感じます。高度に進化を続けるこの花の香りには、様々な他の花の香りの片鱗も想起させられました。この記事にてご紹介の4点は、特にその花の造形イメージの独自性に調和した特徴を感じられたものです。余韻に浸りたく…おみやげに、今年のらん展限定でつくられた資生堂のオリジナルフレグランスを入手して帰路につきました。
…東京にて、sawaroma より。
…écrit par 《sawaroma 》à Tokyo.
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