2017年11月10日金曜日

オーデコロンの魅力・ACQUIA DI COLONIA / SANTA MARIA NOVELLA


洗練されたオーデコロンの魅力とはどんなものだろうか。

肌に馴染む上質な生地のようなもの。

明確ではない、しかしながらその雰囲気は残る。


Quel est le charme de l'eau de cologne sophistiquée?

C'est comme un tissu fin qui est familier à la peau. 

Ce n'est pas clair, cependant, l'atmosphère reste.



サンタ・マリア・ノヴェッラのオーデコロン。

液体を直接手に取れるように開口部には、ドロッパーと金色の丸みのある蓋がある。

スプレー用のノズルと細長いキャップは最初からは付いていない。これは付属品として別売されていたものである。頻繁に使用する期間はこちらをセットし使用しない時期があれば元のドロッパーと蓋で密閉すれば良い。こうした形態は、アトマイザーへの小分けも手軽に出来るので有難い。


香りそのものに魅かれると持続性が短くても私は気にならない。本来、香りをまとった自分自身が生きた主体である。一回身につけてしまったが最後、ずっとその香りにまとわりつかれるよりは自由でいたい。オーデコロンなのだから、感じたいときに纏えば良いだけだ。

そのほうが鋭敏な嗅覚にも負担がない、と感じる日はある。





トバッコ・トスカーノ。

これはオーデコロンは勿論、石鹸も素晴らしい。トスカーナ、ルッカで作られるタバコの葉がモチーフとなっている。優雅なオリエンタル・ウッディにほんのりピリリとした葉の感触、淡く繊細なバニラの余韻。様々な試練の痕跡など奥深くに秘め、穏やかな表情を携えた大人に似合う。もちろん男女問わず。



参考情報 Informations de référence


タバコ トスカーナと薔薇の香り/Santa Maria Novella

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/01/santa-maria-novella.html


相反要素の共存に魅かれて・ EVASANTA MARIA NOVELLA

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/04/evasanta-maria-novella.html


東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo



2017年11月7日火曜日

ジュニパーベリーの香り・chocolat parfumé aux baies de genièvre


冬の始まりの日、

この香りに出会う。

ふらりと立ち寄ったこちらにて。

オレンジのジューシーな風味、洋酒の香り付けにも使われるジュニパーベリーの心地よい刺激。カカオとの絶妙なハーモニー。



Aujourd'hui, j'ai découvert ce chocolat parfumé aux baies de genièvre.

https://lanayachocolate.com/



Au tournant des saisons, je me souviens darôme de baies de genièvre. Une journée froide, je l'ai rencontré  pour la première fois. Sur mon blog,  jai exprimé lattrait de cet arôme : une bonne chaleur un peu amère !


季節の変わり目に、よく思い起こすジュニパーベリーの香り。初めて出会ったのはとある寒い日。ブログの中でこの香りの魅力を「ビターな熱さ」と表現していた。


「ビターな熱さ・ジュニパー」

2010, 10,26 sawaroma

http://sawaroma.blogspot.jp/2010/10/blog-post_26.html?m=0


ちょうどsawaromaブログを開設した当時の初の香り記事。もう7年目。


東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo


2017年11月5日日曜日

ちいさな花束 II ・Tisane, c’est un petit bouquet parfumé


3種の柑橘ピールとハーブに

ハマナスや矢車菊の花。

鮮やかな色と豊かな香りのハーブティー。


Tisane mélangée des agrumes 

/ Shirakabalab

Blend-Citrus / Shirakabalab

http://www.shirakabalab.com/blendcitrus.html



Ingrédients :

Zeste des agrumes (mandarine de Wenzhou, de Béni Amanatsu et de Miyauchi  Iyo),Verveine, Citronnelle, Menthe verte, Rosa rugosa, Centaurea cygnus (tout est du Japon)


上の写真は一杯分のサイズ。もっとたっぷりいただきたくてティーポットサイズを入手。柿の葉やどくだみ、ルッコラの花、マロウブルーが入った和ブレンドとともに。




次々とハーブティーを鮮やかに更新されるシラカバラボさん。これからもお世話になります。



関連記事/ Articles connexes


「ちいさな花束 Tisane, cest un petit bouquet parfumé

http://sawaroma.blogspot.jp/2016/11/tisane-cest-un-petit-bouquet-parfume.html?m=0


「淡いピンクのお茶と花~ La couleur que j'aime regarder

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/02/la-couleur-que-j-regarder.html?m=0



東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo







2017年11月3日金曜日

La beauté étincelante ・ティファニーとブルガリの最新フレグランスより


Dans la parfumerie, lartiste achève lodeur initiale de la nature dont il taille la senteur, et il la montre ainsi quun joaillier épure leau dune pierre et la fait valoir.

 Joris-Karl Huysmans ;

À rebours1884

cité par Elizabeth de Feydeau ; Les 101 MOTS du PARFUM


「香水製造において、アーティストは自然の香気から不要な部分をカットして最初の匂いを仕上げるのであり、宝石工が水から石を取り除いて価値あるものをつくるように香りを表現するのである。」

ジョリス=カルル・ユイスマン 『さかしま』(1884)。

エリザベス ・ド・フェドーにより『香りの言葉101』にて引用。



まさしく香水、パフュームと呼ばれるには人の美的感受性に訴える煌めきが必要であり、そのためには素材そのままではそうなり得ず、アーティストによって磨きあげられたものでなくてはならない。まさに宝石のように。


香水は液体の宝石、と呼ばれることもある。磨き上げられた素材が洗練のプロセスを重ね、描かれたイメージは具現化される。ジュエリーさながらに。


この秋リリースされた歴史ある二つのジェエリーブランドの最新フレグランス。

確かにイメージに沿って素材は厳選され、洗練された極みがそれぞれの香りとなっている。




ティファニーから新たな香り・アイリスの官能性を包むダイアモンドカットの めきsawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/08/blog-post_25.html


発表会で体験したなめらかなイリス、パチュリの静謐な余韻は忘れ難い。そうした細やかで丁寧な配慮が、洗練されたオーラをかたちづくるのだろう。





夜の輝き・Bvlgari Goldea The Roman Night sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/07/bvlgari-goldea-roman-night.html


ブルガリ ゴルデア ローマンナイト /ブランド公式webサイト

https://www.bulgari.com/ja-jp/fragrances/goldea-roman-night


特別な夜のエピソードを一層煌めく記憶にしてしまう。決して軽やかではないがブラックムスクが幻想的なムードを漂わせ、女神のような気分を感じさせてくれる香りである。



(11月8日追記)

香りの専門誌『PARFUM webサイト上、編集長もティファニーの最新フレグランスについて言及。

http://parfum-specialist.com/blog02/2017/11/06/ティファニーの香り/




東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo



2017年11月1日水曜日

スパイシーな赤いピュレ・Harissa


J'adore cette harissa de couscous Rougirà Kitazawa Setagaya Tokyo.



クスクス ルージールさんhttp://rougir2012.blog.fc2.com自家製ハリッサ。大好きです。お店でもクスクスに添えられています。昔パリで極寒の日に食した美味しいクスクスを思い起こす豊かな味わい。このお店に来店するたびにクスクスをいただき、帰りにはこのハリッサをお土産に購入。カレーをはじめとするスパイシー肉野菜メニューの隠し味にはもちろん、茹でた野菜や肉につけていただくだけでも香り良く美味しいのです。


ハリッサに初めて出会ったときのことをコチラに書いています。

http://sawaroma.blogspot.jp/2014/03/harissa.html

記事の一部を再掲します……

真っ赤な唐辛子ソースのHARISSA

サンフランシスコみやげでした。

パッケージには、

Ingredients; hot roasted pepper, cayenne pepper, garlic, olive oil, spices

と記載。まずは茹でた野菜と豚肉をHarissaディップでいただきました。

様々なスパイスの香りが一瞬にして溶け合い、辛さがマイルドに感じるほど。 

スープに混ぜても抜群に美味しくなりました。クミンとか、コリアンダーとか。そんなスパイスたちを感じます。いつかパリでいただいたクスクスにも合いそう……



L'harissa est originaire de la Tunisie. C'est une purée de piments rouges faite avec les tomates séchées, quelques épices,de l'ail ,de l'huile et du sel. Ça me requinquera.


ハリッサはチュニジア発祥のソース。ドライトマト、数種類のスパイス、ニンニク、オイル、塩とで作られる赤唐辛子のピュレ。なんだか元気になりそうです。


東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo




2017年10月30日月曜日

柔らかく香らせたい・Shalimar/Guerlain (1925)


Shalimar》, qui signifie en sanscrit "Temple de l'amour" est né en 1925 . 

C'est le premier oriental de l'histoire de la parfumerie.

"Porter Shalimar, c'est laisser ses sens prendre le pouvoir" , par Jacques Guerlain qui a créé ce parfum.



「シャリマー」。サンスクリット語で“愛の宮殿”を意味するこのフレグランスは1925年に誕生しました。世界初のオリエンタル系フレグランス。この香りを創造したジャック・ゲランは「シャリマーをまとうことは、感覚の波に自らを任せることだ」と語っています。

SHALIMAR GUERLAIN (1925)

シャリマー  パルファン/ ゲラン公式サイトより

https://www.guerlain.com/jp/ja/fragrance/womens-fragrances/shalimar/shalimar-extract-bottle



レイモン・ゲランがデザインした「シャリマー」のボトルは、1925年にパリ万国博覧会で最高賞を受賞。現在でもパルファンはこのボトルで販売されています。開口部の密封はシルクの繊細な素材で一つひとつ手作業で行われているとのこと。7.5mlのこのボトルは20代の時も現在も、私にとっては御守りのような存在でもあります。



Dabord portez seulement une goutte de ce parfums sur la peau de la taille, ou des jambes. Et superposez les vêtements du haut. Avec un léger mouvement, parfum doux se lève. Ça fera imaginer la sensation deuphorie enveloppé lamour chaleureux .



まずはこのパルファンをほんの1滴だけ、肌にのせて拡げます。腰あるいは脚などへ。その上から衣服を重ねます。かすかな動きとともに香りが柔らかく立ち昇ります。あたたかな愛情に包まれているような幸福感を想像させるでしょう。




ほんの僅かの量をボトルから取るのが難しいと感じられる方は、まず薄いコットンやティシュに開口部から一滴含ませて、これをウエスト、腿の内側か膝裏に拡げます。長袖を着用する時は、最後に少量香りのついたティシュで上腕内側あたりに軽くつけても良いでしょう。

くれぐれも量は控えめに。

香りの残ったティシュは小さく折り畳んでハンカチーフに挟んだりするなど


翌日以降、上着などにほのかに移った残り香には他の香りをレイヤリングするのも楽しいです。

「シャリマー」トップノートの重要な香料であるベルガモットの爽やかさを想起させるタイプや、なめらかなハートノートを構成するイリスやローズに共鳴するフローラルの香りを合わせる、あるいはシャリマーのようにヴァニラの香りが活かされたゲランの新作「モンゲラン」を重ねても素敵です。



参考情報 Informations de référence

「忘れられない香り・ヴィジュアルとともに」/sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/08/blog-post_31.html


東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo



2017年10月24日火曜日

『香りの愉楽 』(Le plaisir du sens olfactif) を伝える



Samedi prochain, je donnerai une conférence sur Le plaisir du sens olfactif  Découvrons la valeur du parfum ~》 , à lUniversité de Sophia pour des membres d Association des Anciens du Département dEtudes Françaises.


1028日土曜午後、母校の上智大学にて外国語学部フランス語学科同窓会員の方々を対象に講演を行います。タイトルは『香りの愉楽 ~新しい香りの魅力を発見する~』。もちろん「発見する」主体は参加者各人それぞれの美的感受性です。




写真は今年2月に撮影した上智大学の建物の一部です。


講演は、公益社団法人日本アロマ環境協会の機関誌『AEAJNo.76 79(20156月発刊号~ 20163月発刊号)に私が連載させていただいた「香りの愉楽」の4テーマに沿ってすすめる予定です。ブラインドで天然香料やフレグランスの香りを鑑賞しながら自由な印象を言葉や視覚表現で記録できるタイミングを設けます。参加されたお一人おひとりの感受性が描くイメージを再発見するお手伝いができれば幸いです。





「香りの愉楽」掲載『AEAJNo.79

編集メンバーをつとめる香りの専門誌『PARFUM』、

http://parfum-specialist.com

「薔薇の香りを音楽に ~ Le Piano Aromatique ~」掲載『VENUSVOL.22

http://sawaroma.blogspot.jp/2010/12/vol22.html




講演といっても、ワークショップのような参加型セミナーの要素も含まれます。かつて私が文化学園大学で担当していた『ファッションとアロマ』(2005〜2014)で受講学生に伝えていたように、香りという見えないものから個々人の美的感受性を起点に、眠っていたイメージを再構成する創造の楽しさを感じていただけたらと思います。


フランス語を専攻した縁で大学在学中にパリに滞在する機会を得たことが現在の私の仕事の出発点となっています。本日久しぶりに母校を訪れ、会場となる教室を見学してまいりました。ちょうど来週はソフィア祭。メインストリートでは多くの在学生がイベントのフライヤーを配布していました。28日もソフィア祭も天候に恵まれますように。



参考情報


18 visual works from 12 kinds of aroma 文化学園大学 けやき祭にて」2012, 5, 24  sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2012/05/18-visual-works-from-12-kinds-of-aroma.html



東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo