静かな存在感の中に
しなやかな力強さや
自由な躍動の輝き…
『ATMAH』の香りに
私が感じた第一印象には
既知のバニラの面影はない
稀少で魅力的な香料名
たとえばローズやバニラを
ネーミングに掲げる
フレグランスは多いが
今回の新作には香料名はない
ネーミングとは謎の始まり
「一体どんな香りだろう」
と期待をくすぐるものは
先ずそれだけでも魅力的
ATMAHという
サンスクリット語に
インスパイアされたこの言葉は
生命の息吹や
肉体の束縛から解放された
自由な魂を意味するという
2026年3月6日発売
CARON 『ATMAH 』
キャロン アトマ オードパルファン
https://forte-tyo.co.jp/shopping/product/atmah/
確かに
これまで刷り込まれてきた
グルマンな甘さという
イメージから解き放たれている
『香りの起源を求めて
香水を支える植物18の物語』
ドミニーク・ローク 著
門脇 仁 訳
https://tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1685-3.html
バニラの章を読んでわかったこと
…
遥か昔16世紀の頃
アステカ人が歓喜し求めた
バニラの魅力は
ココアや唐辛子の苦みを
和らげたり整えたこと
…
そのような
バニラの本質的な威力が
今回の新作に洗練された輝きを
もたらしているように思える
こぼれるように薫るのは優雅
左脚と右脚の
異なる場所に少しずつまとう
静かに歩きながら
一人の時間を楽しむときも
誰かと一緒にいるときも
…écrit par 《SAWAROMA》
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