2025年5月30日金曜日

儚さという薫風・2025年5月の3香



ライラックの花をつけた小枝を入手

しばらくその花の優しい香りと暮らす

淡い緑と柔らかな白の甘さを持つ

そしてこのフレグランスを思い起こす


a drop d‘Issey eau de parfum fraîche



春と初夏の間のデリケートな静寂に

身体の中央からほのかに香らせると

入手当初には明確には感じなかった

ライラックの優しさが薫風さながらに


本物のライラックの花の香りは

実に儚くそれでいて

はっきりとゼロにはならず

最後まで優しく咲いていた



4月に入手したばかりの

薄紫の液体のこのフレグランスも




そんな儚い薫風のように

香らせたいと感じて

新緑の京都で纏ってみる



4月にオープンしたばかりの

ラルチザン パフューマー店舗で

再会して嬉しかった

UN AIR DE  BRETAGNE も

繊細な香り方が魅力的



(画像のボトルは非売品のミニボトル)



2018年7月のsawaroma記事

にて紹介していたときよりも

その優しくそよぐ潮風の香りの

儚さを美しく感じる





…écrit par 《SAWAROMA》







2025年4月30日水曜日

愛着と期待と発見と・2025年4月の3香




鮮烈でありながら

柔らかなトーンを持ち

ドラマティックな予感を抱かせながら

クールな繊細さで

簡単には解き明かせない

ミステリー好きな私には

長く付き合えそうな

新しい香りとの出逢い




日本で2025年4月17日発売となった LOUIS VUITTON の最新フレグランス

名前から謎めいて暗号のよう


昨年長い時間をかけて一読した

専属調香師による香料の本・・・

読後の余韻から生まれた

次なる香りへの期待は

新たな香り方への発見へ



4月の初めは新年度の始まり

ピュアな静寂感を持つ

柔らかな白に包まれたいときの

ELLA K  /MUSK K 

を纏っていた

来月はこのブランドから

新作AMBER Kが発売されるという





毎年4月の晴れた日には

緑の中の白い花にそよぐ風を想像し

L’Artisan Parfumeurの

LA CHASSE AUX PAPILLONS 

を纏っている

今春4月25日「グリーンテラス表参道」

1階にこのブランドの新店舗が

オープンすると知る





4月

再び始まるサイクルに向けて

経験への愛着と

愛着からの期待と

期待からの発見へ





…écrit par 《SAWAROMA》







2025年4月24日木曜日

記憶にとどめたい化粧品・2025年春/ 〈コンダンセ・パリ〉の目もと用クリームとマスク




直接顔面の素肌に用いるものならば、

少なくとも自身の触覚、嗅覚に

違和感を感じないかどうか、

その第一前提をクリアした上で

毎日の使用で心地よさを

実感できるかも要確認です。


縁あってご紹介いただいた

今春の最新化粧品の中から、

第一前提をクリアでき、

画期的な魅力を感じることが

できたものを記録したいと思います。




左から

クレーム コントゥア デ ユー(目もと用クリーム)

マスク コントゥア デ ユー」(目もと用マスク)

/ 共に〈コンダンセ・パリ〉より

明日、2025年4月25日新発売



「結果を出す」コスメティック

であることをビジョンとする

『次世代ナチュラルビューティーブランド』、

コンダンセ・パリ 。


発売日に先駆けての3月に行われた

オンライン発表会を拝聴しました。


目もと悩みTOP3(シミ・シワ・クマ)

+1(タルミ)対策としての新製品2点は

なめらかに馴染む

ヒヤリとした触感のクリームと、

2種の使用法(洗顔後5分塗布し洗い流し・

お手入れの最後に塗布し就寝)で

こめかみまで広く

目元を明るくさせるマスク。


いずれも、乾燥やUVだけでなく

PCからのブルーライトによる

ダメージへの対策が考慮された

自然由来成分95%以上、

皮膚科医および眼科医管理下テスト済み。

本国フランスでは昨秋発売以来

大好評とのことです。


以前目もとケア製品でかぶれて以来

こうしたタイプを敬遠していた私も、

今回の新製品は快適な使い心地で、

目元の透明感も上がっていくのを実感。

優しい香り方や高い保湿力にも

好感を得られました。



以前愛用していたこともある

〈コンダンセ・パリ〉のアイテムを

改めて調べなおし,既存製品も併用。




紅茶のように上品な香りに包まれながら

優しく前保湿できる化粧水

「ローション ドゥスール エクラ」(右)と

清々しい香りで季節の変わり目に嬉しい

ドライ&センシティブ対応のクリーム

「クレーム キャレモンテ レパラ」(左)

も今回の新製品に合わせました。


おかげで春先の肌トラブルもなく

目元もスッキリ明るく

快適な初夏を迎えられそうです。






…écrit par 《SAWAROMA》








2025年4月4日金曜日

記憶にとどめたいアート・2025年春




季節ごとに最も印象的だったアートシーンの

記録を綴っていこうと思い立つ。


この春は

川崎市岡本太郎美術館での

岡本太郎現代芸術賞展(第28回岡本太郎現代芸術受賞者24名の作品が展示)

に於いて特別賞を受賞された

井下紗希さんの「森を歩くこと。」




きっと忘れることはないだろうと予感しつつも

たびたび積極的に思い起こしたいと強く願う。




井下さんが植物に自身の内面を投影した絵を描き続け、それらを取り巻く環境からも独自の世界観を紡ぎあげながら、秘めやかで多面的な生命力に満ちた「森」をつくっている。




秘められていた生き物の息遣いや囁きが

香るように伝わり、いつまでも眺めて

いたい気分にさせられる。










…écrit par 《SAWAROMA》