2013年6月23日日曜日

夏花・時計草

夏至を過ぎ
今日は山羊座にて満月。

今年もそろそろ半分が終わる。
個人的に例年と比較しあまりにも様々な出来事が続き
ひと休みしたい時期だった。

何も考えず心を空にして歩く。


時計草に出会った。
すこし元気をもらった。

時計のように見えたのは日本人かもしれないが
その昔ラテン語に端を発する言語を話す人々には
この花の姿がキリストの受難の姿に見えたそうで
まさにその意味が学名となっている。

香りもそうだが
ヴィジュアルも
人によって違うものとして感受される。

私はかつて
植物に詳しい祖母から初めてこの花を庭で見せられ
まさに花が開くところを目撃したことがある。
ちょうど今頃の季節だった。
動く花、
静かに時を刻む命の姿として
私は時計草を記憶していた。

微香はあるはずだが
この花は間違いなく
その特徴的なヴィジュアルで
強烈に人の記憶に刻まれたのだろう。


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