風景も人も猫も…。
こんなふうに綴られると
もう忘れられません。
生きているものは
みな素敵。
Paysages, gens et chats ,
par cette expression unique ,
je ne peux pas en oublier .
Tout ce qui est vivant est magnifique.
……
87歳の映画監督アニエス・ヴァルダと、33歳の写真家・アーティストのJR。
54歳差の二人旅。ノルマンディ、プロヴァンス、オー=ド=フランス地方を巡る彼らは、村々の市井の人々と共に作品を作り残していくのです。
生きている人が作り出す、一期一会の風景たち。
ロードムービー・スタイルのドキュメンタリーフィルム。
『顔たち、ところどころ』。9/15より全国で公開されています。
http://www.uplink.co.jp/kaotachi/
http://unifrance.jp/festival/2018/films/86/
若いアクティブな身体と柔軟な発想で写真を次々に驚きのヴィジュアルへと仕上げていくJR。ヌーヴェルヴァーグの巨匠の一人として映画を撮り続けてきたアニエスの、卓越した人の見方、話の引き出し方は圧巻。彼女に寄り添うなんとも愛らしい猫の仕草にもなごみます。
JRとアニエス・ヴァルダ。こういう二人の愛情関係、大好きです。互いに全く違うけれど自分には無い才能を持つ素晴らしい人、と尊重し合える気持ちが前提。違うからこそ思いやりも生まれる。感じたことは言葉で自由に問い合うけれど、決して相手を自分の思うように変えようとしないし、ましてや自分の満足のために相手を使おうなどとも思わない。そんな中で唯一緒に居ることが楽しい、違う二人が協力することで新しい素敵なものが生まれる喜びを分かち合える…そんな二人には年齢差も性別も国籍も関係ないのです。
東京にて、sawaroma より。
…écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.
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