2017年11月20日月曜日

創業1887年ポルトガルブランドの香り・Le Parfum de Claus Porto


130周年の記念に、香水でブランドの新時代を開く試み

このニュースで私はポルトガルという国をもっと知りたくなりました。


9月にこちらの記事で注目していた新しい香りのニュースを改めてご紹介します。

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/09/claus-porto130.html


ついに1026日にデビューしていたようです。

Soap stars: a keen nose points Portuguese label Claus Porto in a fresh direction

LIFESTYLE / 24 OCT 2017 / By EMMA MOORE /  Wallpaper

https://www.wallpaper.com/lifestyle/claus-porto-lynn-harris-profile



この英文記事より

新しい香り《Le Parfum》のボトル写真(Bruno Barbosaによる撮影)が入った部分が上記の写真です。オランダ人アートディレクターの Anne-Margreet Honing によると、このボトルはハンドメイドガラス製で130年の歴史を伝えるインクボトルの形。ブランド物語というべき香りの象徴を感じさせます。


イギリス人パフューマーのLyn Harrisが、Anne-Margreet Honingと共にポルトガルのポルトやリスボンを旅する中で、この地独特のイチジク、柑橘、シダーウッドなどの匂いの素材に出逢い、新たな香りのイメージがつくられたようです。


こちらはブランドサイトより。(in English)

https://clausporto.com/gl/blog/Portugal-in-a-bottle/

https://clausporto.com/us/blog/Le-Parfum-the-picture/

https://clausporto.com/gl/shop/le-parfum-130-celebration

動画ではパフューマー自身の語りや、ポルトガルの風景の中で出逢った植物素材の存在感を垣間見ることができます。ヨーロッパ大陸では最も西側に位置するポルトガル。その気候が育む香りを異国出身のパフューマーはどのように表現したのでしょう。


ヨーロッパ各地では既に販売されているようですが、なんといっても創業年にちなんで1887本限定発売とのことで、日本でお目にかかることは難しいかもしれません。しかしながら、本来香りというものは貴重なものであり、まずは香りを大切に想う人のために存在していいのではないでしょうか。限りがあるものである、と告知することは、特にこれからの市場では大切なことではないかと改めて考えさせられます。



さて、フランス語圏でもこの香りについて記事がありました。


Claus Porto, la renaissance par Le Parfum

(クラウス ポルト、Le Parfumによる再生)

7 novembre / par Kristel Milet / premium beauty news

http://www.premiumbeautynews.com/fr/claus-porto-la-renaissance-par-le,12436


Claus Porto fête ses 130 ans avec le Parfum

(クラウス ポルトが香りで130周年を祝う)

Posted by Betting Aykroyd on Oct 31 / Faire le tour du monde en Parfums

http://faireletourdumondeenparfums.com/claus-porto/


フランスでも歴史ある老舗キャンドルブランド、Cire Trudon から、こちらの記事

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/08/cire-trudon-pauline-deltour.html

で紹介したように香水をデビューさせています。


ブランド既知のファンにはイメージを更新してさらに未来を期待させ、

未知の人々にはその存在を確かに伝えるインパクトをもつ。

香水とはそうした役割も担っているようです。



東京にて sawaroma より。


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