Embracing the Scent:
Valuable Incense Containers and Burners,
from the Seikado Collection
この展覧会では、静嘉堂所蔵の香合コレクションから精選された優品、香炉や蒔絵の香道具、総数約100件が公開されています。
仏教では、「香華灯明」、つまり仏を荘厳するために、香炉・花瓶・燭台の三具足がそろえられ、香りはその第一とされてきたそうです。
香合とは、香を入れる合子のこと。様々なモチーフで漆、陶磁器、唐物の染付、青磁などによりつくられた珠玉の器たち。人の眼を楽しませ、愛でられていた時間の存在は、人のつかの間の至福が香りとともにあったことを想像させてくれます。
視覚的な芸術をこれほどまでに発展させ、洗練させた香り。それは確かに、日本の文化・芸術を根幹で支える感性のひとつであると実感しました。
I truly realized the fragrance or the perfume is one of the sensitivities that support the basic Japanese culture and art.
『五彩人物文三日月香炉』
景徳鎮窯 明時代(17世紀)
二子玉川からバスと徒歩で10分。閑静な住宅街岡本へ。正門から緑の木立を登り、この印(国宝「曜変天目」模様)を何度も眺めながら静嘉堂文庫と美術館に辿り着きます。
静嘉堂は、岩崎彌之助とその子二代により設立。国宝7件含む文化財収蔵。
東京にて、sawaroma より。
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