晩秋から冬へ。空気の変化とともに、装う服も香りもその日の気分にぴったりと合わせたい季節です。今月私が纏い,特に楽しめたフレグランス3種の魅力を再考しました。
ジュニパーベリーのクールなトーンから始まる深みのあるウッディなイントロが,次第にパウダリーなフローラル感とスモーキーな余韻へと流れ、乾いた空気に華やぎを。いつの間にか忘れ難い音楽のように心に染み込んでいく香り。
コクのあるフルーティーなオープニングに実りの予感。ベリーやプラム,ジンジャーといった比類なき個性たちが花々やシトラスと共に甘さを超えた清涼な印象へ変身。いつしかアンバーに包まれたラストの愛らしいぬくもりへ。
濃厚ではなく濃密な余韻。なめらかで神秘的。
アトラスシダーの木肌のぬくもりが,秋の実りのごとき果実やスパイス、そして花々の芳醇さに包まれて麗しく肌を香らせる。いつの間にか
安らぎとともに幸せな一体感。
…écrit par 《SAWAROMA》