今春の新フレグランス『ミュウミュウ ツイスト』のミューズにも選ばれたエル・ファニング。
https://www.latelierdesparfums.jp/brands/miu-miu
彼女の可憐にして情熱的、儚げでありながらしなやかに強く…そのように多面的な魅力が溢れた映画『メアリーの総て』(原題: MARY SHELLEY)を鑑賞。
https://gaga.ne.jp/maryshelley/
今週は下高井戸シネマにて上映中。
映画パンフレット表紙
あらゆるSFの先駆けとも言われる『フランケンシュタイン』は200年前、わずか18才の女性、メアリーによって創造された小説だった。聡明ながら自由な情熱に生きたメアリーを、エル・ファニングが香り高く演じている。
まず、画面から温度や匂いが立ち昇ってくるような美しさが素晴らしい。約200年前…19世紀初頭のイギリスの街並み、森の樹々、人の装い、書物の端正なつくり…そして、羽根の付いたペン。
キャッチコピーや予告編から、可哀想な悲劇の女性を想像する人も多いかもしれない。しかし、映画チラシのメアリーの眼差しをよく見ると、真っ直ぐに上を見上げている。パンフレットの彼女も前を見つめている。男性の庇護だけを幸せとする価値観から前進した、ひとりの強い女性が私には見えた。映画全編の余韻と共に。
東京にて、sawaroma より。
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