2011年8月31日水曜日

香るお菓子たち(オランジュ・ミエル・ノワゼット)

ある女性から、フランス菓子の詰め合わせを頂いた。
「その仕事の姿勢に関して大尊敬していたパティシエの方によるお菓子」
とのことで、かつてその女性が仕事をされていたお店のお菓子をプレゼントに選んでくださったのだという。




真っ白な箱に、パリでお店を数軒構えるパティシエの名前。
箱には5種類のお菓子が入っていた。

口の中に入れてからふわりと漂う香りを楽しめたお菓子たち。
半分だけまとったホワイトチョコに引きたてられてフレッシュに香るオランジュ(オレンジ)。マドレーヌをかみしめると豊かなバターとともにミエル(蜂蜜)の香りが立ってくる。アーモンドサブレの上にトッピングされたノワゼット(ヘーゼルナッツ)の深い香ばしさ。





この「トランシュ オランジュ ショコラ ブラン」は、オレンジの皮自体の苦味よりもみずみずしさが感じられた。程よく柔らかい。おそらく果実まるごと煮られたのではないかと想像。ショコラ ブラン(ホワイトチョコ)の上には細かなオレンジ色のランダムな線。香りと食感と見た目のバランスをこんな風に整えられるのはまさに職人技。

青木定治氏のプロフィールはこちら


2011年8月30日火曜日

出逢った人はカメラマン(アジサイを撮るひと)

先々週に訪れた、札幌の北大植物園 の入り口で出逢った人を思い起こしました。

私と同行した女性Aさんが、入り口前で二人の記念写真を撮ってもらおうと、ちょうどその場所に居合わせた男性Bさんに声を掛けたのです。

「いいけど…あーこういうので撮るの得意じゃないけどいい?」

というようなご返事がBさんから。
お渡ししたのはAさん所有のデジタルカメラだったと思います。
得意じゃない、とおっしゃりながらもすぐにカメラを構えてくださるBさん。あっという間に撮影終了。振り返るとこの撮影のためにBさんが置いた荷物が見えました。Nikonの立派なカメラ!

「わあ、こんな大きくアップに!素敵。有難うございます!」

撮れた写真を確認するAさん。植物園入り口風景を背景に、私たちの顔が写真の中央から下に大きく、表情そのままにハッキリと写っていました。その力のあるショットに驚き、いわゆる素人的スナップにはないものを感じた私は

「カメラマンの方ですか?」

と尋ねてしまいます。Bさんは急いでいるようだったので、途切れとぎれではありますがこんな情報を伝えてくださいました。

「アジサイの写真撮ってて本も出してる。オオトモミツオって検索してもらえればわかるよ。」

私はしっかりとその名前をその場で記憶。あとで植物園にはいり、8月中旬にも関わらず宝石のようにきらめくアジサイの写真を発見してナルホドと思ったものです。

そして帰京後、調べてみたらやはり。
大友三夫さんの著書「魅惑のアジサイ 日本の自生地を巡る」は在りました。どんなアジサイの写真があるのだろうと興味が深まります。

これは素敵な写真を撮る方と出逢えたものです。まさに一期一会。アジサイの季節になればこの方を思い起こしそうです。アジサイ好きな方にも素敵な本との出逢いになるかもしれません。



2011年8月29日月曜日

THANN ジャスミンシャワークリームRC &ボディミルクRC

夏の疲れを癒し、リフレッシュさせてくれるアイテムを入手。

リゾート気分に浸りたいバスタイム・THANN ジャスミンシャワークリームRCでご紹介したこちら。






ボディ洗浄剤として使用するシャワークリームは、あたたかみのあるグレイのボトル。保湿のためのボディミルクは白のボトル。

先週金曜日にミッドタウンのガレリアで両方を試しました。疲れていたのに気分もリフレッシュ、肌もふわっと柔らかくなったようですぐに気に入り入手。







シャワークリームの感触はやさしくまろやかです。全身のために3~5プッシュして泡立て、手で全身をトリートメントするように。このときふわっとバスルームがフレッシュなジャスミンの香りに包まれます。ジャスミンティーでもお馴染みのすがすがしい香りをちょっと想像してください。

洗い流すときは丁寧に。肌をやさしくさすりながら泡を落としていくと徐々に肌がスッキリとした感触に。ほんのり潤いを残して。

洗い上がり、ふわっとした残り香が気持ちよくフェイドアウトしてくれます。消えかかった香りは優雅なジャスミンの花の余韻。







ボディの保湿にはこのボディミルク。しばらくの間、香りの余韻を楽しみつつ、ジャスミンの優雅さが肌に移って行くような心地よさを実感できるでしょう。時間がたったあとも、わずかながら上品な甘さが肌のにおいに溶け込んでいました。すべすべ、ふっくらとした触感に合う表情です。お気に入りのローズのアイテムとともに気分に合わせて楽しみ、ストレスケアに役立てたいと思います。

2011年8月28日日曜日

国際香りと文化の会・9月講演会テーマは蘭

国際香りと文化の会から、会員である私宛に9月講演会(9/30午後1時より)の案内が届く。内容は、3月末に開催予定であった「ランについて」・「ランの香り」をテーマとするもの。蘭について知る格好の機会なので是非聴講したいと思う。

「ランについて」の講師は齋藤亀三氏(ラン懇話会会長・『世界の蘭』著者・現在日本の野生ランの保護活動に取り組む)。
「ランの香り」の講師は中村祥二氏(国際香りと文化の会会長)。先日他の講演会会場にて中村氏にお会いしたときも直々に勧められたのを思い起こす。

ちょうど3月といえば大震災の直後。非日常的に体感した体調不良の中で、花のパワーに助けられ、私の好きな花をあれこれと思い返していた時期でもある。その頃に書いていたブログ「花に魅かれて…たとえば薔薇と蘭」の中でも、蘭という花のもつ特異性に魅かれていることを綴っている。

2011年8月27日土曜日

「ライフ いのちをつなぐ物語」・物語にするのは人の脳

約一週間前。幸運にもこの映画を試写会で鑑賞することができた。
ライフ いのちをつなぐ物語

この映画は、まさしく映画館の大きなスクリーンで見る楽しみが満喫できる作品。地球上の全大陸、陸・海・空で撮影された映像そのものに魅力がある。おそらく一人の人間が、自分の生きている領域内を中心に限られた行動範囲で生活し一生を終える範囲では到底見ることのできない世界である。

私はそもそも生物の生態にはおおいに興味があるので、以前からNHKの「ダーウィンがやって来た」等のドキュメンタリー番組はよく見ていた。その延長線上位かな、と気軽な気持ちで見始めたのだが…大きなスクリーンの中で、等身大、もしくは拡大された生き物の動きを追っていくうちに引き込まれていく。

最初、松本幸四郎さんと松たか子さんの語りは要らないのではないかと思っていたが、あとでじんわり映像を思い起こすことができるのも、このお二人のおかげかもしれない。この方たちもまた、生きたヒトの親子として声で出演し、ヒト目線でそれぞれの生き物たちの生き様を物語として感じさせてくれる。

どの生き物もそれぞれ生き抜くための知恵という本能というか、そういったものを全開にして生きている。どれが一番、ということは言えないが、鑑賞後もっとも今の私に響いた姿はチーターの3兄弟だった。陸上生物最速の俊足も400mまでしか走れない。しかも、いったん最速時速100kmを超えるスピードで走ってしまえば猛烈にエネルギーを消費するため、続けて狩りはできない。小柄でもあり、一頭では大きな獲物を得ることは困難。そこで3兄弟のチームプレイである。あの、どことなくネコ科の愛らしさが残る顔つきの3頭が真剣な表情で一点を見つめ、走り出すときの眼が素晴らしい。

私は普段特別なスポーツを趣味的に行ってはいない。身軽なフットワークで歩き回れるように、少々重いものを持っていられるように…と考えるだけでも日々が運動そのもの。仕事でも、様々な角度からクライアントに応じた姿勢でアロマトリートメントを行える柔軟性や筋力、長時間立ちっぱなしで話し続けられる持久力…生活そのものが運動であり、いつ危険な状態に巻き込まれたとしても全速力で逃げられる脚や柔軟な身体を保っておきたいと、かかさず行っていることはいくつかある。そんな自分には、チーターの生き様は深く心に響く物語となった。観る人によって何通りもの物語が体感できるだろう。

9月1日全国公開。





2011年8月26日金曜日

花の香りにくつろぐ蚊?

それは不思議な光景だった。
雨宿りに立ち寄ったカフェにて。
レモネードを飲んでいる私の目の前を、明らかに「蚊」のかたちをした昆虫がフラフラ飛んでいる。またもや刺されるかとヒヤヒヤしながら見守るが、私の皮膚ではなく、私がずっと握っていたバッグの持ち手にとまった。

私より遥かに小さな生き物の顔の表情が見えたわけではないが、どうもその姿がくつろいでいるように見えた。しばし脚を伸ばすようにじっとたたずみ、しばらくすると去っていった。こんな平和的な「蚊」を目の当たりにしたのは初めてのこと。

ちょっと考えてみた。
「蚊」がとまったバッグの持ち手の意味について。
ついさっき、私の左手は、天然ジャスミンの香料が使用されたボディクリームを塗ってもらっていた。お店の方に少量試させてもらい、うっすらと手のひらにのばしていた。この花の香りのせい?

そんな疑問を持ちながら帰宅し、ずっと昆虫のことを調べていたら出逢ったサイトに「蚊」の秘密を発見。あれは雄の蚊、もしくは産卵期ではない雌の蚊だったのかもしれない。雄は人を刺さない。彼らのメインの栄養源は花の蜜や果実の汁だという。そして、雌の、産卵直前の蚊だけが出産の栄養源に人の血を求めるという。

池上博さんという方が丁寧につくられたサイトは素晴らしい内容。このサイト内
カテゴリー「昆虫の話題」中の「蚊」を一読して今日の午後の疑問が解けたような気がする。

そういえば、おぼろげな記憶の中に、確かに人の血液を求める蚊は雌だけだったという知識があった。しかし、雄のことまで詳しく知らなかった。花の蜜や果汁を主食にしていたなんて。雌が血液を得るために持つ驚異のセンサー機能を想像し、昨日拡大写真でみた蚊の顔を思い出していた。









2011年8月25日木曜日

晩夏の蚊対策

日経サイエンス2011,10月号が本日発売。その中の記事「蚊よけの新戦術 嗅覚をだませ」が興味深い。蚊の写真をアップにしてみるとナントまるで怪獣のよう。

昨夕も蚊に刺されてしまった。長袖を着ていたにもかかわらず、露出していた手の甲。皮膚が薄いところだけに痒みを感知し始めると膨れ上がるまでの間非常に痛痒い。ここで掻きむしっては大切な皮膚を傷つけるので、さするなどして絶対に掻かない。腫れ上がった部位は熱をもっているのでまずは帰宅後すぐに冷水で冷やした。これでかなり痒みがおさまったので安心したが、冷やしてもおさまらないときには、鎮静効果があるとされるラベンダー、カモミールローマン、ダマスクローズの芳香蒸留水、精油希釈スプレーなどの力を借りることもある。いずれの精油に対しても私はアレルギーはないので、こういうときのためにと自己責任の範囲内で活用している。

とはいえ、刺される前にナントカ忌避したいといつも思う。屋内であれば、とにかく窓からの侵入を防ぐよう目を光らせることもできるが限界がある。そこで昔ながらの蚊取り線香やベープなどが利用されている。ところがこの種の出すニオイが嫌いという人も多い。そこで、アロマテラピーで使用される精油のうち、蚊の嫌がる成分を含むといわれる、レモングラス、シトロネラ、ユーカリシトリオドラ、ゼラニウムなどの精油を芳香拡散器で焚くか、精油原液をティシュなどに含ませて随所に配置しその自然揮発による拡散で蚊が近づかないようにする方法が挙げられる。これらの精油の蚊の忌避効果については精油についての様々な書物に記されてきただけでなく、私自身も自らの体験により実感している。

しかし、屋外で移動中の場合はいつも自分の周囲に忌避のニオイを漂わせておくのも難しい。歩き回っている間に呼吸により二酸化炭素は排出するし、汗も出る。しかも上記精油に含まれる成分はシトラス系、フローラル系フレグランスにも含まれるものが多く、蚊が逃げるニオイであっても、もしかしたらハチが寄ってくるかもしれない…など、侮れないのが昆虫の鋭敏な嗅覚。せめて高温多湿の夕暮れどきの外出はなるべく避けるか、肌を露出させない服装でガードするしかないだろうか。そして蚊にとまられないように立ち止まったりせずキビキビ動くしかないだろうか…。

もう少し「蚊」という生き物のことを詳しく知らなければいけないと思う。大抵毎年この時期にそう思う。