2018年9月11日火曜日

カランコエ(Kalanchoe)・八重咲きの花と蕾




曲線を描く茎の先で、踊る蕾たち。

Des bourgeons dansent au bout de la tige qui dessine la courbe.



le 3 septembre 


この植物の名前は、カランコエ。八重咲きに開いた赤い花は、まるで薔薇のよう。蕾たちも愛らしい。夏から秋への移り変わりを感じた2週間、私は毎日この花を眺めていた。


Le nom de cette plante est Kalanchoe. Les fleurs rouges qui s'ouvrent en fleurs doubles sont comme des roses. Les bourgeons sont aussi adorables. Deux semaines quand j'ai senti la transition de l'été à l'automne, je regardais chaque jour cette fleur.



le 26 août 

カランコエは多肉植物特有のしっかりとした葉と茎を持つ。マダガスカルなど熱帯地域が原産のようで暑さにも強い。様々な種類があるうち、私が共に過ごしたのは八重咲きの赤い小さな花が舞うように咲くタイプ。花言葉の中には「あなたを守る」というフレーズが見つかり、まさにこの2週間守られていたように感じた。




東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.




2018年9月9日日曜日

BOIS D’HADRIEN / 新ブランド GOUTAL より




洗練されたボトル。繊細な光を反射する縦のライン。

その箱は容易に開けることができ、綺麗な形を保てるもの。

この新しい香りから私は、

昔歩いたフィレンツェの午後の、柔らかな光を思い起こした。


Un flacon raffinée. Ses lignes verticales reflétant la lumière délicate. 

Sa boîte quon peut facilement ouvrir, garder une forme propre. 

De cette nouvelle odeur, je me suis souvenu de la douce lumière de l'après-midi de Florence, que j'ai parcourue il y a longtemps.







『ボワ ダドリアン』は、『グタール』の新作。

『グタール』。それは、フォトグラファーとしての背景を経て調香に携わるようになったカミーユ・グタールが、彼女の母によって1981年に創られた『アニック・グタール』の意志を継承し、再生させた新ブランド。

https://www.latelierdesparfums.jp/brands/goutalparis

https://www.latelierdesparfums.jp/news/goutal-campaign-0905/







96日、ブルーベル・ジャパン株式会社主催のトークイベントにて

新ブランドを語る来日中のカミーユ・グタール氏。

Camille Goutal parle de la nouvelle marque "GOUTAL".

A Shibuya, Tokyo.


フランス本国公式ウェブサイト

https://www.goutalparis.com



2018年の今は、1981年とは違う。アニックはピアニストとしての前身を活かしたクリエイションで20世紀末の空気を飾った。2代目カミーユが、21世紀を自由な感性で生きる人に向けてヴィジュアルアイデンティティを一新させた『グタール』。これからの時代も香らせていくことを期待したい。



情報提供

ブルーベル・ジャパン株式会社

化粧品・香水事業本部

「ラトリエデパルファム」

https://www.latelierdesparfums.jp




東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.



2018年9月7日金曜日

今秋日本デビュー・調香師が開いた《Parle Moi de Parfum》




まず、5本のムエット(試香紙)が扇状に拡がる姿に目が留まります。

ブランドの名前は《Parle Moi de Parfum》(パルル モワ ドゥ パルファム)。

英語にすると“To talk about perfume and nothing else”だそうです。

日本語では『香りのことを私に話して』。親近感溢れるネーミング。




数々の名香を生んだ調香師ミシェル・アルメラックの自由な感性が創り出す香りに誰もが直接出会える場所を、と息子ベンジャミン・アルメラックがパリに開いたショップです。







この秋(10/31~)日本初上陸とのこと。

昨日、発表会にて全8種のオードパルファムを鑑賞。

いずれもネーミングと共に特別なシーンが想像できて楽しいです。


まさに一つ一つの香りの物語を聴いてみたくなりますね。

名前に添えられた数字は、最終処方の番号だそうです。




少しだけ秋風の中に次の季節を期待した昨日、

私の心に特別な響きを残してくれたのは

クリスマスのマシュマロ、という意味の名前をもつ

GUIMAUVE DE NOËL 31

ギモーヴ ドゥ ノエル。

ふわふわの優しい甘さと温かな笑顔に包まれた幸せな時間を想像させる香り。

ドライダウンも柔らかくて、冬の装いにも似合いそうです。


こちらはフランス語の公式サイト。

https://parlemoideparfum.com

2016年に生まれたブランドのようです。

日本上陸までの間、こちらでボトルヴィジュアルを眺められます。



情報提供

ブルーベル・ジャパン株式会社

化粧品・香水事業本部

「ラトリエデパルファム」

https://www.latelierdesparfums.jp



東京にて、sawaroma より。



2018年9月5日水曜日

"WATER"~木工・写真・ジュエリーのグループ展 ~恵比寿《tmh.》にて




ジュエリーデザイナー、SHUN OKUBO http://www.shunokubo.com からのご案内により、9/1から開催の展覧会を昨日恵比寿のtmh.にて鑑賞。『水』がテーマの今回は、流れる感触がミニマルに視覚化された写真や、その軌跡を独特の風合いでとらえた木工、そしてきらめく水の一瞬がシルバーや水晶によって表現されたジュエリーのコラボレーション。

99日まで。





tmh.》ウェブサイト画像より。

Du site web de tmh.

http://www.atelier-tmh.com/news.html



写真。抽象的な存在感が魅力的。このモノクロの世界にさまざまな色を加えつつ音楽と合わせることにより、未知のフレグランスの有機的な香り方を表現できそうな気がした。


木工。生きている木が水との関係でつくられる不思議な造形を作者は熟知しているらしい。展示空間では時間の感覚が薄れ、森林浴の匂いを錯覚のように感じた。


ジュエリー。光が反射して生まれる水のきらめきを思い起こさせるシルバーや水晶。シャープな線や柔らかな丸み、あるいは見えない水の影が揺らめくような色合いも素敵。



東京にて、sawaroma より。


2018年9月4日火曜日

NARCISO eau de parfum から赤のボトル登場




私の愛するこの香り。ブルガリアンローズやガーデニアそんな花々の香りがベチバーの陰影でなめらかな印象を漂わせている。ここ数年では、私にとって秋冬のお気に入の一つ。

http://sawaroma.blogspot.com/2014/10/narciso-eau-de-parfum.html?m=0




Ce parfum que j'adore. Rose de Bulgarie, gardénia… son parfum des fleurs donne une impression lisse par l'ombre profonde de Vetiver. Au cours des dernières années, cest un de mes  préférés en automne-hiver.



このシリーズの《ROUGE》が今週日本でも発売される。

http://thestore.shiseido.co.jp/article/1676/

香りを試すのが待ち遠しい。


 "ROUGE" de cette série sortira également au Japon cette semaine.





http://www.narcisorodriguezparfums.com/powdery-perfumes/

Je suis impatient d'essayer le parfum.



赤、ということで私が期待するのはラストノート。アンバーがどんな情熱を想像させてくれるのだろう。オリジナルのようにクリーミィなウッディ感はキープされているのだろうか。

日本では95日デビュー。



東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.




2018年9月3日月曜日

モクビャッコウ(Crossostephium chinense)に出逢う




その銀白色の葉まるで花びらのように。

私はこの植物の名前を知らない。

けれども今、形を知ったのだ。素晴らしい。

1日後

画像検索で調べてわかった。日本語では、『モクビャッコウ』。

学名はCrossostephium chinense。キク科の植物である。




Cette feuille blanche argentée, comme un pétale …

Je ne connaissais pas le nom de cette plante. 

Mais maintenant je connais la forme. C'est adorable. 

Un jour plus tard…

J'ai étudié cette plante par recherche d'images et l'ai trouvée !

En japonais, Mokubyakko. Le nom scientifique est Crossostephium chinense. C'est une plante de la famille des astéracées.



今年の夏は長かった。秋の始まりが本当に嬉しい。

この植物は東アジア亜熱帯~熱帯が原産で

春から夏、夏から秋へと葉の色を変え、

晩秋に黄色い花を咲かせるという。


9月の初め、下北沢にて。嬉しい出逢い。



東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.




2018年9月1日土曜日

《PERFUMES THE GUIDE 2018 》by LUCA TURIN & TANIA SANCHEZ



世界の香水を5つの★により

評価する香水ガイドの最新版。

2018/6/26 英語版発刊)

https://www.amazon.co.jp/Perfumes-Guide-2018-English-Turin-ebook/dp/B07F2LWTZJ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1535784894&sr=8-1&keywords=perfumes+the+guide+2018





著者は以前の日本語版『世界香水ガイド』でもお馴染みルカ・トゥリン&タニア・サンチェス。今回は、20092017年間に発売された香水のうち約1200点が対象となっている。

著書2名の主観に基づく評価ではあるものの、20世紀までの香水を熟知した上で長期間これ程多くの香水を評価し続けてきた見方は一読の価値がある。

この10年の世界の香水傾向を分析した前書きも非常に面白い。


日本からはパルファンサトリの香水が5点、四つ星に評価されている。

http://parfum-satori.com/blog/2018/07/perfumetheguide-luca-turin.html

資生堂の《Ever Bloom》、

デザイナー、ヨウジ・ヤマモトの《Yohji Homme》にも四つ星が記されていた。


四つ星というのは、Recommended 。著者のお薦めとして選ばれたもの。三つ星はGood。このランク以上に選ばれているだけでも体験したくはなるだろう。ちなみに五つ星のMasterpiece が付けられたものは19点のみである。


の数は確かに気にはなる。だが著者も最初に言及するようにそれはあくまでも彼らの主観であり、他者にとって目安の一つにはなり得るということだ。★が少ないからと言って価値が無いわけでもないし、この本に載っていない香水の中にも素晴らしいものはある。

重要なのは、それぞれの香水名と★の右側に2語で表現された香調も合わせて確認すること、そして説明に込められた想いを想像してみることではないだろうか。


文化背景も気候(特に湿度)も違う中での評価は容易には定めにくいとは思う。しかし、この本では著者独自の美に対する考え方や新しい驚きを提供し得る芸術性への「嗅覚」が感じられ、興味深い。香水ファンであれば、是非原文で読んでもらいたいと願う。



東京にて、sawaroma より。