2023年2月14日火曜日

西洋菓子店プティ・フール/千早茜 著 を読む




初めて訪れた街の書店で

表紙の絵柄に惹かれて手に取った。


目次に記された

「グロゼイユ・

 ヴァニーユ・

 カラメル・

 ロゼ・

 ショコラ・

 クレーム 

 解説 平松洋子」。

読むことを決めた。


そういえば、

この本に出逢う数時間前、

カフェでスパークリングロゼを

味わっていた。

甘いジュースを飲むくらいならば

香り高いロゼワインがいい、

なんて言いながら。





西洋菓子店プティ・フール/千早茜


6つの連作短編は、

甘いだけではない人の複雑さと

予測を超える人生のほろ苦さや

鮮烈な酸味を,読む人の記憶に

たたみかけてくる。


一読後、たまらなく

シンプルなシュークリームや

カスタードプリンが

食べたくなってしまった。






著者の作品

「透明な夜の香り」(2020年)

も機会があれば読んでみようと思う。





 …écrit par SAWAROMA



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