Parmi les parfums que je me mets encore, il y en a quatre qui sont nés au 20e siècle.
私が今でも愛用するフレグランスのうち、20世紀に生まれたものが4つあります。
写真は現在も愛用する4点。
いずれの香りにも、時代を超越するミステリアスでロマンティックな魅力があり、クールな表情の中の温かさという二面性が感じられます。それは、今も昔も変わらず私が求めるイメージなのかもしれません。
それぞれの名前にも、直接的ではない、奥深い物語を秘めた抽象的な
麗しさがあります。
写真右上より
Shalimar/Guerlain (1925)、その左下
JE REVIENS par WORTH en 1932、その右側は
こちら、そして
一番下に
diptyque の「PHILOSYKOS」。20世紀後半に生まれた私は、幼少期に祖母の部屋で保管されていた「CHANEL No.5」(1921年)や「L’AIR DU TENPS」(1948年)等の香りに出逢いました。当時両親が観ていた洋画に登場する人々を想起させるイメージを感じたことを記憶しています。
次に、母が愛用していたフレグランスを知ります。いずれも、彼女によく似合う香りばかりでした。私が自分のための一瓶を買うとしたら、それは、もう少し大人になって、自分が何者であるかを感じられてからにしようと決めていた10代でした。
90年代以降、仕事で「香り」をテーマに調査することとなります。個人的に関心のあった香水についてもその歴史や調香などを学びました。その過程で多くの20世紀生まれのフレグランスを試したものです。20〜30代の私がみずから購入し愛好した中でも特に印象的だったのは、
「CABOCHARD/GRÈS」(1959年)、
「IVOIRE DE BALMAIN/
PIERRE BALMAIN」(1979)、
「SAMSARA EXTRIT/GUERLAIN」(1989)、「SHALIMAR EXTRAIT/GUERLAIN」(1925)、「DUNE/CHRISTIAN DIOR」(1991)、
「JE REVIENS/ WORTH」(1932)など。
上記の中で、私が入手した当初とほぼ同様な香りを現在も購入できるものはほとんど無いかもしれません。特に、「JE REVIENS/ WORTH」はもう市場には流通していないと思われますが、2021年3月21日までは箱根ラリック美術館での展覧会
にて、体験することができます。
21世紀に入り、改めてその素晴らしさを確認できたdiptyque の「PHILOSYKOS」や、復刻版の「SORTILÈGE/LE GALION」を知り、これらも日々の定番の一つとなります。
2010年にsawaromaブログを開始して以来、多くのフレグランスを記事で紹介してきましたが、改めて振り返ると上記に挙げた香りには特別な想いを持っていたと再確認します。
…écrit par 《SAWAROMA》
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