最初のページには、著者の祖母が1950年にアーヴィング・ペンによって撮影されたポートレート。
『フランス式 美の流儀』
クレマンス・フォン・ミフリング著/春田純子訳
(サンマーク出版より2020年4月10日発刊)
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3772-2
Sur la première page de
《AGELESS BEAUTY THE FRENCH WAY: Seacret from Three Generation of French Beauty Editions》 by Clémence von Mueffling, , j’ai rencontré un portrait de la grand-mère de l’auteur pris par Irving Penn en 1950.
この写真と、表紙中央の現在(80代後半)の姿を眺め、本のオリジナルタイトル通りの価値を予感しました。祖母も母も『ヴォーグ』のエディターやモデルとして活躍し、自らも美容ジャーナリストでオンラインマガジン『Beauty & well-being』の編集長でもある著者が全世代に向けて綴った全10章。
フランス式のフェイスケア、ボディケア、ヘアケア、生活習慣、そして、「香水ほどフランスらしいものはありません。」という一文で始まる最終章のタイトルは、「ようこそ、香水の世界へ」。
いずれも具体的なアイテムや活用法と共に、トップ美容専門家や調香師のアドバイスも盛り込まれ、どのページを開いても、美の極意が満載です。
全編を通して香り立つのは、自分自身を大切にいつくしみ、丁寧なケアする姿勢。
20〜34歳を jeunesse、
35〜54歳をplénitude、
55歳以上を maturité と分けて、年代別にアドバイスされているのも興味深く、どの時間にもそれぞれの美しさを創造する楽しみがあることを想像させてくれます。
美容先進国フランスの事例として、フランス以外の文化圏に生きる人にとって参考になるだけでなく、一人の人間として、限られた人生の時間を大切にしたいと感じさせてくれる優雅な一冊です。
…écrit par 《SAWAROMA》
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