2013年11月30日土曜日
オレンジに映える黄金の液体・Limited Editions by Hermes
ゆるやかに波打つスクエア(24 Faubourg)。
小首を傾げた球体(Eau des Merveilles)。
アールデコを思わせる直方体(Terre d'Hermes)。
エルメスの人気3香から
今年も限定版がデビュー。
Limited Editions by Hermes
11/27/13 06:48:02
By: Sandra Raičević Petrović
香りはもちろん
ボトルデザインもリミテッド。
オレンジのエルメスカラーにひときわ映える黄金の液体。
歓喜の笑顔を誘います。
使用されている香料データから…
白や黄の花々の競演…
スミレとモスのなめらかな温もり…
ゼラニウムやベンソインの甘い優しさ…
いずれもオリジナルの魅力に加えて
新たにマジカルな光を放っています。
私もそういえば過去のリミテッドを一つ
宝物のように持っていました。
新月に・春の光香る・EAU CLAIRE DES MERVEILLES
2013年11月28日木曜日
温かなギターと柔らかなヴァイオリンのデュオ・mille baisers(ミルベゼ)
探していた音に出逢えました。
温かなギターと柔らかなヴァイオリン。
誕生して間もないこのデュオの名前は
mille baisers 。
知人で音楽プロデューサーである菰口賢一さん 主催の今年のボジョレーの会に参加したところ、mille baisersのお二人が登場。
高円寺駅前の路上で演奏していたお二人の音楽に
足をとめられたという菰口さんに誘われてのご参加。
"mille baisers"
(フランス語直訳は「1000回のキス」、
手紙の終わりに記される「心を込めて」)
というタイトルの曲を1曲聴き…
満面の笑顔で柔らかな音色を奏でる横山さんのヴァイオリンと
たたみかけるように人の温かな気持ちを紡ぐ小久保さんのギター
たちまち魅かれてしまい
その場でこのCDアルバムを購入してしまいました。

誕生月に出逢えた、何よりの音楽。
先日…
「シナモン♪」でも書いていたように
なんとなくアコースティックなギターが聴きたいと思っていましたし
「立冬・半年先の新しい香りと映画の中のブルーと」で挙げた映画の中のミシェル・ルグランによる哀愁と愛情の温もりに満ちた音楽に包まれたいと思っていたら…というタイミング。
mille baisers(ミルベゼ)さんは
明日11月29日にも池袋でライブを開催されるそうです。
益々のご活躍に期待。
温かなギターと柔らかなヴァイオリン。
誕生して間もないこのデュオの名前は
mille baisers 。
知人で音楽プロデューサーである菰口賢一さん 主催の今年のボジョレーの会に参加したところ、mille baisersのお二人が登場。
高円寺駅前の路上で演奏していたお二人の音楽に
足をとめられたという菰口さんに誘われてのご参加。
"mille baisers"
(フランス語直訳は「1000回のキス」、
手紙の終わりに記される「心を込めて」)
というタイトルの曲を1曲聴き…
満面の笑顔で柔らかな音色を奏でる横山さんのヴァイオリンと
たたみかけるように人の温かな気持ちを紡ぐ小久保さんのギター
たちまち魅かれてしまい
その場でこのCDアルバムを購入してしまいました。
誕生月に出逢えた、何よりの音楽。
先日…
「シナモン♪」でも書いていたように
なんとなくアコースティックなギターが聴きたいと思っていましたし
「立冬・半年先の新しい香りと映画の中のブルーと」で挙げた映画の中のミシェル・ルグランによる哀愁と愛情の温もりに満ちた音楽に包まれたいと思っていたら…というタイミング。
mille baisers(ミルベゼ)さんは
明日11月29日にも池袋でライブを開催されるそうです。
益々のご活躍に期待。
2013年11月27日水曜日
ブランドを伝える今年の8香・鑑賞講義より
担当講義「ファッションとアロマ」後期9回目。
(文化学園大学 現代文化学部 国際ファッション文化学科)
8回目まで、アロマテラピーのみならず香水原料としても重要な天然香料20数種類を丁寧に鑑賞、言葉やヴィジュアルで表現する訓練を積みながら各香料の背景知識を得てきた学生たち。彼らに今年日本で発売されたフレグランスのうち主にファッションブランドのものをセレクトし、ネーミング、ヴィジュアル表現の解説後に香り鑑賞の機会を提供。
今年の選択のポイントは「ブランドを伝える」。
50年以上のブランドの歴史をもつフランスのレペットが初のフレグランスを発売したり、メルセデス・ベンツが女性向けの初フレグランスをデビューさせる意味は、
より広く深く、ブランド認知を高めようとする心意気の現れに他ならない。
イッセイ ミヤケにしても代表的なプリーツプリーズ誕生20周年目の今年にこの名のフレグランスを誕生させているし、ジバンシィも1970年代に熱狂的支持を得たという「ジバンシィ ジェントルマン」(1975)を受け、現代のジェントルマンの新解釈として「ジバンシィ ジェントルマン オンリー」をデビューさせている。
クロエも2008年からの香りの表現の中心を成してきたローズにフォーカスし、これまでの香りとともにクロエフレグランス、クロエブランドを強調。
ポール・スミスはデザイナーであるポール自身の私的な世界をこれまでにないほどに表現した香りを時間をかけてプロデュース、フェンディはブランド発祥の地、ローマという原点を軸に赤をテーマとした香りを掲げている。
8点について
私がsawaroma記事で綴ってきたものを以下に貼る。
1,パルファム プリーツプリーズ イッセイ ミヤケ オードトワレ
2013年1月30日全国発売
「視覚から嗅覚への再構築・革新的デザイナーブランドの新香水」
2,ジバンシィ ジェントルマン オンリー オーデトワレ
2013年5月2日全国発売
「"Gentlemen Only"(Givenchy) と"Midnight in Paris"(Van Cleef & Arpels)」
3,メルセデス・ベンツ フォーウィメン オードパルファム
2013年6月5日発売
「現代を軽やかに疾走する女性へ・メルセデス・ベンツ フォー ウィメン」
4,レペット オードトワレ
2013年8月21日発売
「1947年創業『repetto』初のフレグランスが今夏デビュー」
「" Elegance is all " ・繊細なオーラを描くレペットの香り」
5,ローズ ド・クロエ オードトワレ
2013年9月4日発売
「薔薇の優しさにつつまれて・Chloé 新フレグランス発表会」
「ダマスクローズの気品が優しく香る " ROSES DE Chloé "」
6,パルファム プリーツプリーズ イッセイ ミヤケ オードパルファム
2013年9月18日発売
「紫のボトルと香料に魅かれて・Issey Miyake Pleats Please Eau de Parfum 2013」
7,ポール・スミス ポートレートフォーウィメン オードパルファム
2013年10月23日発売
「"Portrait " (Paul Smith )・香るたび、ポートレート」
8,フェンディ アクアロッサ オーデパルファム
2013年10月25日発売
「Fendi L’Acquarossa・生命力と揺るぎない芯を秘めた赤」
学生によるレポートを一読。
香りを伝えるヴィジュアル、言葉での表現の重要性を実感していることがよくわかる。さらに、9月からこの講義を受け始めたときよりも格段に彼らの香りを言葉で表現する力が高まっていることを感じられる。
35名の学生の感じ方は様々。どの8種にも「これが一番好き、印象的」というコメントがある。香りから具体的な人・場所・時間もイメージできている。
8種という比較の上でわかることも多い。
日本、フランス、ドイツ、イギリス、イタリアの名だたるブランドが香りを通じてブランド固有の価値を伝える表現にどれほど創造力を尽くしているか、そのリアルな実感は必要だろう。
2013年11月24日日曜日
創刊80年〜"VOTRE BEAUTÉ" 美をどこまで美しく追求できるか
フランスの美容雑誌"VOTRE BEAUTÉ"最新号のニュース。
クリスマス、新年号らしく
白・黒・赤の表紙。
今回は香水特集として
"Parfums : une sensualité nouvelle vague"
まあ、意訳して
「いまだかつてない、新たな官能性」
とでもしておきます。
少なくとも
この記事だけでもじっくりと読まなければ!
この雑誌と出会ったのはかれこれ20数年前。
香水に関してエッセイを書くことになり、
ならばフランスメディアから情報を…と探し
誌面の充実ぶりに一目惚れして購入、
宝物のように持ち帰りました。
以来、フランス語を専攻していた大学時代よりも
この雑誌のために私は辞書を手にすることが増えました。
一時は毎月購入していました。
すべて保管しており、
ファッションやフレグランスに関わる仕事に携わる今となっては
貴重な資料の山。
1993年に創刊60周年を迎えた記念号もあり…
ということは、と
今年で80周年。
最近は以前よりも薄くサイズも小さめにハンディになっています。
化粧品や美容情報はもちろん
香水に関する記事も非常に面白く深いこのメディア。
これからも進化し続けて欲しいもの。
11月20日の記事で編集長が発表したのは
「2014年、"VOTRE BEAUTÉ"は変わります!」
さらに充実したシックな内容を隔月刊として提供されるとか。
楽しみです。
美というのは極めて抽象的で個人的な概念ですが
あらかじめレッテル付けされたりお墨付きされたりしたものではなく
一人ひとりの読者の心にそれぞれの美を喚起させ、磨きたいと思わせる
そんな豊かで潔くて辛口なメディアであり続けてほしいと思います。
2013年11月23日土曜日
「ロマンティック・バレエ」から見る19世紀
19世紀「ロマンティック・バレエ」時代をテーマにした日本初の展覧会・11/9よりにてご紹介の展覧会拝見。
バレエを通じ
主にフランス19世紀の歴史背景に思いを馳せた時間となりました。
イタリアで生まれ、フランスで開花し、ロシアで成熟したバレエ。
開花期のバレエ、ロマンティック・バレエが成立したと言われるのは
1789年フランス革命後の最も不安定な時代であり
1830年七月革命と1848年二月革命の間約20年間が黄金期。
ロマン主義の形容詞にあたる
ロマンティック(仏語: romantique 英語: romantic)とは
もとは古代ローマのラテン語とラテン語で書かれた書物を表す言葉。
ロマン主義の根底にあるのは
古典主義で軽視されてきた
人間の独自性や感情、民族文化の尊重、自然への共感。
バレエにおいては
夢、幻想、妖精、妖怪といった形でも表現されたり
異国情緒あふれる民族衣装を生かした作品も生まれています。
なるほど
つま先立ちのトゥシューズも
ふわりとしたチュチュも
そうした表現から生まれたものと納得。
この世のものとは思えない妖精のような佇まい。
ロマン主義文学、美術、音楽が開花した19世紀とは
フランス革命、イギリスの産業革命といった
人間社会や技術そのものが旧来とは一変した時代。
社会が大きく変わるとき
新しい芸術が生まれ…
結果として
バレエもその影響を大きく受けています。
ひとつひとつの版画をながめながら
私の場合は
まずはその衣装からそうした背景を感じました。
印象的な版画4枚のポストカード。
右上は、カルロッタ・グリジによる『ジゼル』。
左上は、わずか数回しか上演が実現しなかったという
4大スターによる『パ・ド・カトル』。
左下は、マリー・タリオーニによる『ラ・シルフィード』。
いずれも幻想的な妖精の世界。
一方、右下は
『松葉杖の悪魔』の中で「カチュチャ」を踊るファニー・エルスラー。
情熱的で地上的、官能的な踊り手で
マリー・タリオーニと人気を二分したそうです。
会場では、このファニー・エルスラーの着ている
衣装が再現されたドレスも展示。
赤系と黒の組合せは異国情緒を感じさせます。
本日は、展覧会監修者であり舞踊研究家の芳賀直子さんによる
興味深いエピソードたっぷりのギャラリートークをききながら
作品鑑賞を楽しむことができました。
12/7も同時刻に芳賀さんのトークを聴くことができます。
お話を聴くと鑑賞が何倍も楽しくなるでしょう。
鑑賞されている方々からふわりフワリと様々な香りが立ち…
その中にはあの、バレエから誕生したブランド、
レペットのフレグランスも感じられ…
優雅なひと時でした。
参考文献
展覧会図録
ロマンティック・バレエの世界 妖精になったバレリーナ
編集・発行 株式会社ニュー・オータニ ニューオータニ美術館
2013年11月22日金曜日
シナモン♪
シナモン。
特にこれからの季節は
必需スパイスになりそうです。
私は一年中常備しています。
林檎を煮るとき
薩摩芋を煮るとき
温かいワイン(vin choud)にはシナモンスティック
ヴァニラアイスクリームにはシナモンパウダー
………。
そういえばある昔のフランス映画で…。
自宅を初めて訪れた恋人のために
最初は珈琲を用意しようとしたものの
ストックが無く
ミュージシャンの彼は彼女にこう言います。
"…j'ai fait du vin chaud. Alors,j'ai mis un peu de…
enfin de la cannelle, des clous de gilofles…
Ça va te réchauffer ça!…"
(『L'Étudiante』1988 より)
「…温かいワインをつくったよ。
少しシナモンとクローブも入れて。
あったまるよ。」
冬の夜に
こんなおもてなしがさり気なく出来るのは素敵。
そして
ダカーポ マガジンワールド
TOTOSK KITCHEN
Vol.20 クローブ
シナモンのお豆たっぷりスープと
メキシカンスパイシーソース
(2013,11,20 中野エリさんの記事)
には一段と美味しそうなお料理が。
シナモンの
甘く温かく神秘的な香りを思い起こしていたら
なんとなく
アコースティックギターの音色を聴きたくなりました。
何故なのかはわかりません。
特にこれからの季節は
必需スパイスになりそうです。
私は一年中常備しています。
林檎を煮るとき
薩摩芋を煮るとき
温かいワイン(vin choud)にはシナモンスティック
ヴァニラアイスクリームにはシナモンパウダー
………。
そういえばある昔のフランス映画で…。
自宅を初めて訪れた恋人のために
最初は珈琲を用意しようとしたものの
ストックが無く
ミュージシャンの彼は彼女にこう言います。
"…j'ai fait du vin chaud. Alors,j'ai mis un peu de…
enfin de la cannelle, des clous de gilofles…
Ça va te réchauffer ça!…"
(『L'Étudiante』1988 より)
「…温かいワインをつくったよ。
少しシナモンとクローブも入れて。
あったまるよ。」
冬の夜に
こんなおもてなしがさり気なく出来るのは素敵。
そして
ダカーポ マガジンワールド
TOTOSK KITCHEN
Vol.20 クローブ
シナモンのお豆たっぷりスープと
メキシカンスパイシーソース
(2013,11,20 中野エリさんの記事)
には一段と美味しそうなお料理が。
シナモンの
甘く温かく神秘的な香りを思い起こしていたら
なんとなく
アコースティックギターの音色を聴きたくなりました。
何故なのかはわかりません。
2013年11月20日水曜日
ラベンダー&イランイラン…個性の組合せで空間に抽象を描く・2
何の香りであるとか
何をしたかなんてわからなくていい、
感受する人のイメージごとに心地良い…
ジュニパー&ゼラニウム…個性の組合せで空間に抽象を描くで書いたフレーズです。
今回は
全く異なる花の香りである
ラベンダーとイランイラン、
この2種の精油をブレンドして
さらに精油濃度1%程度に希釈しました。
きっかけは
「イランイランの独特な香りがどうしても苦手」
という方のお話です。
魅力を伝えられたら、と考えました。
イランイランの花精油は
南国のあたたかい光に溶け込むような甘美な香りですが
人によってはその個性が重く強く感じられることもあるようです。
イランイランとは全く異なる環境、
高緯度で比較的涼しい高地の乾燥した地域に育つ
ラベンダーの清涼感を合わせてみます。
清涼感といえどもラベンダーは極めて複雑な香り。
複雑で濃厚な個性を発散させるイランイランに
どう調和するでしょうか。
ブレンド制作して2日後。
就寝前に寝室のベッドの上で
天井に向かって3回スプレー。
一瞬…
やわらかな花のぬくもりが舞いました。
気がつくといつのまにか香りは透明に…。
重さやしつこさなど全くありません。
あたりには上品な気配が漂うのみ。
しばらくして
イランイランもラベンダーもその香りをよく知る家人が
室内に入ってきましたが
特に香りに気付く気配はありません。
いつもよりもすやすや眠ったということ以外
何も変わりない日常でした。
香りの存在自体に気づかれなくてもよいのです。
空気に心地良さだけが残れば。
何をしたかなんてわからなくていい、
感受する人のイメージごとに心地良い…
ジュニパー&ゼラニウム…個性の組合せで空間に抽象を描くで書いたフレーズです。
今回は
全く異なる花の香りである
ラベンダーとイランイラン、
この2種の精油をブレンドして
さらに精油濃度1%程度に希釈しました。
きっかけは
「イランイランの独特な香りがどうしても苦手」
という方のお話です。
魅力を伝えられたら、と考えました。
イランイランの花精油は
南国のあたたかい光に溶け込むような甘美な香りですが
人によってはその個性が重く強く感じられることもあるようです。
イランイランとは全く異なる環境、
高緯度で比較的涼しい高地の乾燥した地域に育つ
ラベンダーの清涼感を合わせてみます。
清涼感といえどもラベンダーは極めて複雑な香り。
複雑で濃厚な個性を発散させるイランイランに
どう調和するでしょうか。
ブレンド制作して2日後。
就寝前に寝室のベッドの上で
天井に向かって3回スプレー。
一瞬…
やわらかな花のぬくもりが舞いました。
気がつくといつのまにか香りは透明に…。
重さやしつこさなど全くありません。
あたりには上品な気配が漂うのみ。
しばらくして
イランイランもラベンダーもその香りをよく知る家人が
室内に入ってきましたが
特に香りに気付く気配はありません。
いつもよりもすやすや眠ったということ以外
何も変わりない日常でした。
香りの存在自体に気づかれなくてもよいのです。
空気に心地良さだけが残れば。
登録:
投稿 (Atom)