2011年9月30日金曜日

"Love fruits" by Compartes・ブルー&ブラウンに魅かれて

淡いアクアブルーとチョコブラウン。
青と茶という私の好きなカラーのコントラストに魅かれて出逢ったチョコレートはロサンゼルスのショコラティエ。香辛料やフルーツ、ナッツとチョコレートのコンビネーションを大切にしたブランドでした。





Compartes chocolatier のチョコレートはしっとりと香り豊か。試食で早速気に入ったので翌日にお会いする方への贈り物に。そして私が自宅でのティータイムのために購入したのは、"Love fruits"。セミドライのフルーツにチョコレートがディップされたもの。





こんな華やかなフルーツカラーも巧みに引き立ててしまう青と茶の2色を選んだこのブランドにはこれからもお世話になりそうです。

2011年9月28日水曜日

「香水の日」と「アロマの日」

秋の空気感。
特にこの日本においては、文化・芸術に親しむ機会が多くなります。

私は、人をより良い状態に引き上げる「香り」の力を幼少期から体感し、気がつくとこの、香りの文化的価値を伝承していく役割の一端を担う仕事をしています。初めて出逢った「香り」はフレグランスでしたが、その後、良い香りを漂わせるその源として天然香料のことを深く知りたいと思い、アロマテラピーも学び始めました。

フレグランスもアロマもそもそも、「良い香り」という意味の英語なのですが、前者は化粧品、ファッション表現としての香水、後者はアロマテラピーを示す言葉として理解されているようです。

服と同じように身体にさりげなくまとい、自分も周囲もふわりとエレガントなオーラに包んでくれるフレグランス(香水)は重要なファッション表現の一つでもあります。絹やカシミアといった素材だけではドレスがつくれないように、持続性を兼ね備えた香水は単一の香料や天然香料だけでは完成されません。アーティフィシャルな素材と芸術的感性、調香技術が必要です。

アロマテラピーで用いられる天然の様々な香り(精油やアブソリュートとよばれる香料原液)は、適度に希釈された香りを穏やかに体内に取り込み、気分をリフレッシュさせたり、無駄な緊張をゆるめてその時々の心身の最良な状態を導いたりするのに役立てられています。

香水も、アロマテラピーで使用される精油も、用途は違いますが、現代の人の生活を豊かにする香り文化そのものです。

この秋、日本フレグランス協会が定めた「香水の日」(10月1日)とともに、社団法人 日本アロマ環境協会が定めた「アロマの日」(11月3日)を、より多くの人に意識していただきたいと思っています。

嗅覚から取り込める情報の豊かさに気付くと毎日が変わります。











2011年9月27日火曜日

グレン・グールド 27歳の記憶

昨夜、思い立って9:25からのレイトショーへ。
私が好きなピアニストの、若き日のドキュメンタリー映画。

" Glenn Gould Off the Record / On the Record "(1959)。
直訳すると「グレン・グールド・録音活動をしていないオフの時間 / 録音中の時間」。パンフレット表紙の英語原題の下には、小さく日本語で「グレン・グールド 27歳の記憶」と添えられ、その横にはさらに小さくこう記されていた。

「誰もが魂を奪われた。若きグールドのレジェンダリー・フィルム」



ご本人のリアルなお姿をみながら、あの美しい音楽の源を感じた。
立ち居振る舞い、話す内容はもちろん話している表情、生まれ育ったカナダの静かな自宅での幸せそうな練習風景…そして録音中のまるで指揮者と一人二役と化しているかのように表現に没頭している演奏風景には引き込まれる。

彼の話したことには私にも共感できることがいくつかあった。
そのうち印象的なものを二つ。

なぜ演奏会に行くのが嫌いかと尋ねられて…彼はこんなふうに答えている。
「何よりもまず人混みが少々苦手…舞台の上では大丈夫、呼吸できる空間がたっぷりあるから、しかし聴衆の一人に加わると……実際に演奏をしなくてはならない人間の心理が手に取るようにわかってしまうので、他人の演奏会ではひどく落ち着かなくなります…」

私も人混みが好きではないので、多少時期が遅れても混まない名画座タイプの映画館やこじんまりとしたスペースでの演奏会のほうを好む。そして音楽とはジャンルは違うが、アロマセラピストとしてお客様の皮膚に全神経を集中させてトリートメントする仕事をしてきた私は、いかに卓越したトリートメント技術者といえども他人のトリートメントを受けるときに必要以上に神経を使って疲れることがよくあった。なのであえて専門的な訓練を受けていない家族に簡単に方法を伝えて気軽に施術してもらうほうが癒された。

もう一つは、演奏会の舞台で演奏するよりも、スタジオで徹底的に納得の行く音楽表現を完成させることを好むということについて彼が語るくだり。

彼は歌いながら演奏する。時には指揮者にもなる。リラックスして音楽表現に没頭するために、それらのことをとがめられるのは困るという。表現に没頭している姿は、時として「マナーが悪い」とまで言われる。それならばそんな姿を見せることをいちいち気にせず、こだわりぬいて創り出した結果の音、音楽だけを提示しようと思ったのではないか。そんなふうに感じた私は、改めてこの偉大な芸術家にたとえCDによってであれ、出逢えていたことを嬉しく思った。


参考資料:
" Glenn Gould Off the Record / On the Record "
映画パンフレット / 1999,8,27発行
配給・クレストインターナショナル

下高井戸シネマ にて9/26~10/1までレイトショー、10/8~10/14までモーニングショーにて上映中






2011年9月26日月曜日

ハンドアクセサリーとしてのペン・LAMY

1本のペンから、1つの国に興味を持った。

ペンはLAMY

国はドイツ。1919年に、工芸、写真、デザインを含む美術と建築に関する総合教育を創始したバウハウスを生んだ国。

書くことの好きな私はペンの書き味にこだわりがあった。ダマができたりにじんだり、タッチが硬いものは使いたくなかった。

手で握られるバッグと同様、これはハンドアクセサリー。
手指で挟み、軽く握るものであるということは重過ぎても華美でありすぎてもストレスとなる。特に手を使う仕事(アロマトリートメント施術など)を行なうようになると、ネイルですら重く感じる手に程よい大きさと握ってストレスのない形は必須であり、なおかつ書き味が滑らかであることが望まれた。

そして選んだのがこのペン。「ラミー・ロゴ」のネイビーブルー。



無駄のない形と程よいサイズ。小さなLAMYの文字以外は濃紺とシルバーのみ。
濃紺の手帳に合わせた。

LAMY / The Company / Qualityによると、「美的にも楽しめる形」というフレーズが「使い勝手のよさ」の項目に含まれている。
「機能によってかたち作られるデザイン」を掲げたドイツの筆記具メーカーは、
美的であることを当然のように機能に含めている。



もはやペンは消耗品ではなくアクセサリー。グレーの箱に入れられたとき、替芯とともに永く使いたいと思った。

なお、LAMY というのは創業者の名前に由来。

2011年9月24日土曜日

バゲットサンド(casse-croûte)の魅力

やはり、一位はカスクルート。
バゲットの切れ目にバターが塗られ、ハムが挟まれただけのもの。

行楽のお供のサンドイッチ 何でもランキング(日本経済新聞 2011,9,24)

今朝の新聞折り込み「日経プラス1」に、サンドイッチに詳しい専門家が試食の上で評価した順位が写真つきで掲載。堂々の一位には私がかつてパリに滞在中最も美味しいと感じた食べ物の写真があった。

バゲットの切れ目にハムやチーズ、レタスやトマトなどが挟まれたサンドイッチのことはカスクルート、またはカスクートなどと呼ばれる。これはフランス語の"casse-croûte"(簡単な食事、軽食、弁当などを意味する)。

私がパリで食べたランチの大半はこのカスクルート。パンというものがこんなに美味しいものだと感動したのもこのサンドイッチがきっかけ。おかげで初めての異国生活でお米をそれほど恋しいと思わなかった。せっかくこんなにパンが美味しい国にいるのならこれを存分に…と思うほど。噛みしめるほどに広がる小麦の香りと具材の味わいのハーモニー。音もたたず、手も汚さず、周囲に匂いもたち過ぎず…と気軽に食すにはもってこいの軽食なので、今でも品川から新幹線に乗って遠出するときは、アトレ品川内の某ブーランジェリー "boulangerie" (フランス語でパン屋のこと。パイや焼き菓子等も売っている)にてこのカスクルートを調達していく。


2011年9月23日金曜日

猫ボトル!プゥル バイ ケイティ ペリー

昨日ご紹介のPARFUM秋号にも2ページに渡り掲載されていましたし、リニューアルされたパルファムサイト中、パルファムチャンネル でも編集長の取材シーンを動画でチェック。一目見てから、猫好きの私には忘れられなくなったラベンダーカラーの猫ボトル!

UKのサイトから、"About the Fragrance Purr by Katy Perry"
をご紹介。こちらでそのキュートな猫ボトルをご覧いただけます。

我が家には大きな真っ白の招き猫の置物があり、時々仕事の手を休めて眺めるたびに口角があがりニッコリ。かけがえのない存在となっています。そんな私にこの、なんとも絶妙なバランスのカタチと光る眼差しのボトルがアピールしないわけがありません。

ネーミングもキュート。プゥル(Purr)とは猫がのどをゴロゴロ鳴らす音だとか。ちょっと、そんな声を聴いてしまったときの最高になごんだ気分を想像してみると、やはり甘く優しい空気に包まれてうっとりとした姿が目に浮かびます。

そのフルーティ フローラルの香調を調べてみると…

ジューシーなピーチネクター、フォアビドゥンアップル(禁じられたリンゴ?)の妖しくも魅惑的な甘さに、グリーンバンブーの清々しさが調和するトップノートから始まる世界。ミドルノートはジャスミンブロッサム、ピンクフリージア、ブルガリアンローズの花園。ラストはバニラオーキッド(妖艶…)、ホワイトアンバー、クリーミィサンダルウッド、スキンムスク(すべてが猫毛のように柔らかく香りそうなフレーズ…)。これは楽しそう。

日本でのお問い合わせ先はコチラ






2011年9月22日木曜日

PARFUM秋号(159号)発刊

夏から秋へ。季節の変わり目のサインのように象徴的なこの時期、ひと雨ごとに涼しくなってほしいという気持ちがつのります。夏の期間が長引きがちだからこそ、秋という時は貴重。

香りの専門誌"PARFUM"秋号が9月20日発刊。私の手元にも届きました。




表紙の写真の光の色は…まさしく秋ですね。
この秋は特に要チェックの新作香水が多いので個人的にも編集長のリポートを楽しみにしていました。

やはり、私がチェックしてブログにも書いていたアッティモ ローフロラーレバーバリー ボディの情報はもちろん、その映像美にも魅かれていたボッテガ・ヴェネタ初のフレグランス についても、東京国立博物館法隆寺宝物館で行われたこの香水の発表会を実際に取材した編集長のコメントが綴られていました。そのほかにも秋の新作をたっぷりと、まずは視覚から楽しむことができるでしょう。恒例のフレグランスプレゼント応募締切は10月末日です。

真っ先にこのページからチェック、という声も多い「キーワードから見えてくるあなたの香り」。毎号編集長によって選ばれる3つのキーワードを、その季節ごとの太陽や木星、火星などの動き方の情報とともに12星座別に私がイマジネーションを膨らませてメッセージを書いています。人それぞれの2011年秋、記憶に残るハッピーな思い出が香りとともに生まれますようにと。夏号のキーワードは蜂蜜・黒糖・メープルシロップでした。秋号は…。それは本誌を開いてからのお楽しみに。