今年2月に発売された朱色の香り。
「全て」を表すラテン語のオムニアという名のフレグランスがブルガリから発売されたのは2003年。同一型のボトルでカラーストーンのバリエーションをクリスタリン、アメジスト、グリーンジェイドと展開しての4作目。
南国ムードに満ちたハッピーセンセーション
「ブルガリ」の新作フレグランス「オムニア コーラル」に注目!の記事には、オムニアシリーズの他の2種の情報とともにコーラルの魅力が紹介されている。
入手していたサンプルを試す。光を帯びて明るくなった朱色のパッケージ。
トップノートからも、まさに柔らかな朱色のイメージを感じる。
南国ムードの眩しい光を受けた赤い果実や花のフレッシュな印象は、徐々にコクのあるミドルのフローラルノートへ。きらめく水面の奥に揺れるヴィヴィッドな珊瑚の美しさ、透明感にあふれた生命のきらめき。そんな視覚イメージが次々とうかぶ。…ここにひと月以上前にこのフレグランスをつけていただいた試香紙がある。すっかりウッデイなラストノートになっているかと思いきや、この透明感をたたえたフルーティーな甘さは何?なんとラストノートに使用されたザクロの陰影だとしたら…なかなか斬新な残香感。
全体的に非常にデリケート。上品な香り方が一貫性を持ちながら肌の温度と溶け合っていくイメージは男女問わずこれからの季節に使えるような気がする。常にシックなスタイルでまとめながらも口紅だけは赤、もしくは肌は年中健康的な小麦色、そしてもしくは身につけるもの一点だけはヴィヴィッドカラー…という趣向の人には特にお勧め。
2012年5月11日金曜日
2012年5月10日木曜日
紫の香り・ジャンヌ・ランバン クチュール オードパルファム
コチラ でもご紹介していたフレグランス。
紫のリボンから想像する、クールで深いまろやかさ。
フレッシュなラズベリーがキュートな印象を持ちながらもなめらかなピオニーや最高級マグノリアの気品あるフローラルに繋がるのか、そしてラストはあくまでもさりげなく柔らかく優しいウッディに包まれるだろうか。

期待どおり。
クールな印象はそのままに。
丁寧に磨かれた植物の香りがまろやかなオーラを描き、一日をともにするとすっかり衣服の一部として溶け込んだ様子。上質な素材感、熟練技術によるディテールがシンプルなスタイルでまとめられた、あくまでもさりげない着こなしに似合う。
紫のリボンから想像する、クールで深いまろやかさ。
フレッシュなラズベリーがキュートな印象を持ちながらもなめらかなピオニーや最高級マグノリアの気品あるフローラルに繋がるのか、そしてラストはあくまでもさりげなく柔らかく優しいウッディに包まれるだろうか。
期待どおり。
クールな印象はそのままに。
丁寧に磨かれた植物の香りがまろやかなオーラを描き、一日をともにするとすっかり衣服の一部として溶け込んだ様子。上質な素材感、熟練技術によるディテールがシンプルなスタイルでまとめられた、あくまでもさりげない着こなしに似合う。
3つの抽出法から香らせる自然・「オードゥ イカロス」(シスレー)
今夜何気なく目をとめたこの記事
若いころの肌へとみちびく「シスレイオム」+デイ プロテクター「オールデイ オールイヤー」男のデイリーな日焼け対策、すぐはじめようが、実に興味深いフレグランスの存在を知るきっかけになろうとは…。
まず、日焼け止め、ということで真っ先に私が知りたくなったのは、このアイテムを肌にのせたときの香り。というのも、私は既成の多くの日焼け止め用ローションのニオイが苦手。夏のさなか、香水はつけなくとも日焼け止めはバッチリ使っている人たちが集結する場所で、このニオイで気分が悪くなったことが何度かある。
「シスレー」というブランドのこのアイテムを調べると、まずその価格がドラッグストアレベルからは程遠く高価。しかもフレグランスも扱うフランスのブランドであるから大丈夫だろう…とシスレーの他の関連記事に目を移すと今度はコチラに興味をひかれる。
25年の歳月をかけて開発されたフレグランスとは?
フレグランスの核となるのは、創業者の故郷、コルシカ島原産の低灌木、レンティスク。この葉から水蒸気蒸留法で抽出したレンティスクエキスをトップノートに、揮発性溶剤で抽出したレンティスクアブソリュートをミドルノートに、さらにレンティスクアブソリュートから真空分子蒸留法(?私にとっても初耳な抽出法)で抽出したハート オブ レンティスクをラストノートに調合しているという。
まさに3次元の香り。それぞれの香り方に調和する香料がブレンドされて、一体どのようなハーモニーなのか。近いうちに確認してみたいと思う。レンティスクという植物の葉そのものも知らない私には、この葉の香りの魅力そのものが未知である。
詳しくはコチラ
のページから。
若いころの肌へとみちびく「シスレイオム」+デイ プロテクター「オールデイ オールイヤー」男のデイリーな日焼け対策、すぐはじめようが、実に興味深いフレグランスの存在を知るきっかけになろうとは…。
まず、日焼け止め、ということで真っ先に私が知りたくなったのは、このアイテムを肌にのせたときの香り。というのも、私は既成の多くの日焼け止め用ローションのニオイが苦手。夏のさなか、香水はつけなくとも日焼け止めはバッチリ使っている人たちが集結する場所で、このニオイで気分が悪くなったことが何度かある。
「シスレー」というブランドのこのアイテムを調べると、まずその価格がドラッグストアレベルからは程遠く高価。しかもフレグランスも扱うフランスのブランドであるから大丈夫だろう…とシスレーの他の関連記事に目を移すと今度はコチラに興味をひかれる。
25年の歳月をかけて開発されたフレグランスとは?
フレグランスの核となるのは、創業者の故郷、コルシカ島原産の低灌木、レンティスク。この葉から水蒸気蒸留法で抽出したレンティスクエキスをトップノートに、揮発性溶剤で抽出したレンティスクアブソリュートをミドルノートに、さらにレンティスクアブソリュートから真空分子蒸留法(?私にとっても初耳な抽出法)で抽出したハート オブ レンティスクをラストノートに調合しているという。
まさに3次元の香り。それぞれの香り方に調和する香料がブレンドされて、一体どのようなハーモニーなのか。近いうちに確認してみたいと思う。レンティスクという植物の葉そのものも知らない私には、この葉の香りの魅力そのものが未知である。
詳しくはコチラ
のページから。
2012年5月8日火曜日
二足歩行と言葉の使用と…嗅覚と
衣食住。
人間文化のより良い未来のために、色々な角度から過去の歴史を振り返ってながめていく。歴史は、今という謎を解く鍵。
突き詰めていくと、自然科学的視点を持たざるを得ない。
人間という生き物の発達の歴史。
榊原洋一『ヒトの発達とは何か』ちくま新書を読み返している。
小児科医の著者が掲げたテーマは深い。
なぜヒトは歩く(二足歩行する)のか
なぜヒトはことばを発するのか
この本については今後も繰り返し読み考えたいので、後日改めて詳しく書きたいと思うが、目を通すうち、ひとつだけ忘れたくない大切なことに気づいたので備忘録としてメモしておきたいと思った。
二足歩行も言葉の使用も、ヒトの嗅覚に影響を及ぼしたと思われる点。
ともに、嗅覚以外の視覚・聴覚を発達させたのではないか。二足歩行により重い大脳を支えることも可能になり、情報処理機能も高まった…としたら嗅覚は退化して良いのだろうか。もし本来嗅覚が担っていた生命保持・種族保存の役割が危機に瀕しているとしたら、改めてこの機能を思い起こし、鍛えたほうがよい…と私は直感。
人間文化のより良い未来のために、色々な角度から過去の歴史を振り返ってながめていく。歴史は、今という謎を解く鍵。
突き詰めていくと、自然科学的視点を持たざるを得ない。
人間という生き物の発達の歴史。
榊原洋一『ヒトの発達とは何か』ちくま新書を読み返している。
小児科医の著者が掲げたテーマは深い。
なぜヒトは歩く(二足歩行する)のか
なぜヒトはことばを発するのか
この本については今後も繰り返し読み考えたいので、後日改めて詳しく書きたいと思うが、目を通すうち、ひとつだけ忘れたくない大切なことに気づいたので備忘録としてメモしておきたいと思った。
二足歩行も言葉の使用も、ヒトの嗅覚に影響を及ぼしたと思われる点。
ともに、嗅覚以外の視覚・聴覚を発達させたのではないか。二足歩行により重い大脳を支えることも可能になり、情報処理機能も高まった…としたら嗅覚は退化して良いのだろうか。もし本来嗅覚が担っていた生命保持・種族保存の役割が危機に瀕しているとしたら、改めてこの機能を思い起こし、鍛えたほうがよい…と私は直感。
2012年5月5日土曜日
シャネルの名言から「匂いたつ」人を想像
…
香水、それこそ一番大事なもの。ポール ヴァレリーの言葉どおり、
お粗末な香水をつけている女性に、未来はないわ
ー ココ シャネル
(TV番組「ディム ダム ドム」で、ジャック シャゾーとのインタビューに答えて。ガイ ヨブ監督1969年)
…
ティラー・マッツエオ著『シャネルN°5の秘密』の冒頭には上記が記されています。フランスの詩人ポール・ヴァレリーの言葉を引用してこう答えたココ シャネルは当時80才を超えており、このインタビューの翌年には新作香水『シャネルN°19』を発表、その翌年に亡くなっています。
ココ シャネルのこの名言を思い起こしたのは、服飾史家である中野香織さんによるコチラのブログで紹介されている内容。中野さんが「ファッション歳時記」を連載されている「 まんまる」は北日本新聞購読者にしか入手できないようで、早速私は富山の実家に依頼して送ってもらうことに。本日到着し拝読。

日頃から私が香りを纏う上で大切に考えてきたことが、服飾史家の視点からも説得力のある語り口で綴られており、この文章を郷里の多くの方々が読まれたことを嬉しく思います。
中野さんは、まずは中世イタリア貴族が「スプレッツアトゥーラ」(技とは見えない「さりげない技」)と呼んだ言葉を引用、これを着こなしや振る舞いにおける不変の美の基準として挙げられました。新たな出会いの季節を迎える春、そのさりげない美のための強い味方としてフレグランスがあること、素敵な人だったと記憶に残るのは決まって「さりげなく(ほのかに)」香る人であったと綴られています。
そうですね。まさに香りというものは囁くように人の嗅覚に届いてこそ優雅。
鋭敏で繊細な嗅覚を魅了するには、予期せぬ一瞬の微香でも十分なのです。
そしてこのご指摘も重要。
…
気づかれなかったらソン?いえいえ、何よりも香りは自分に対する意識を変えます。
…
そうなのです。出掛ける前に何度も鏡を見るのが眼で確認できる自信のためであるとしたら、鼻からも確認してさらにウットリしてください。もちろん、自分の繊細な嗅覚が心地よいと感じる香り方で。
鏡の自分に見惚れるように、自分から不意にふわりと漂う香りにもウットリしてほしい…間違いなくそのときアナタの表情は魅力的なのだから。
内側からの自信が周囲に「匂いたつ」人として映るということを、中野さんの文章から改めて再認識される方も多いことでしょう。
なお、ティラー・マッツエオ著 大間知 知子訳『シャネルN°5の秘密』/原書房 については、昨年私もコチラにてご紹介しています。
香水、それこそ一番大事なもの。ポール ヴァレリーの言葉どおり、
お粗末な香水をつけている女性に、未来はないわ
ー ココ シャネル
(TV番組「ディム ダム ドム」で、ジャック シャゾーとのインタビューに答えて。ガイ ヨブ監督1969年)
…
ティラー・マッツエオ著『シャネルN°5の秘密』の冒頭には上記が記されています。フランスの詩人ポール・ヴァレリーの言葉を引用してこう答えたココ シャネルは当時80才を超えており、このインタビューの翌年には新作香水『シャネルN°19』を発表、その翌年に亡くなっています。
ココ シャネルのこの名言を思い起こしたのは、服飾史家である中野香織さんによるコチラのブログで紹介されている内容。中野さんが「ファッション歳時記」を連載されている「 まんまる」は北日本新聞購読者にしか入手できないようで、早速私は富山の実家に依頼して送ってもらうことに。本日到着し拝読。
日頃から私が香りを纏う上で大切に考えてきたことが、服飾史家の視点からも説得力のある語り口で綴られており、この文章を郷里の多くの方々が読まれたことを嬉しく思います。
中野さんは、まずは中世イタリア貴族が「スプレッツアトゥーラ」(技とは見えない「さりげない技」)と呼んだ言葉を引用、これを着こなしや振る舞いにおける不変の美の基準として挙げられました。新たな出会いの季節を迎える春、そのさりげない美のための強い味方としてフレグランスがあること、素敵な人だったと記憶に残るのは決まって「さりげなく(ほのかに)」香る人であったと綴られています。
そうですね。まさに香りというものは囁くように人の嗅覚に届いてこそ優雅。
鋭敏で繊細な嗅覚を魅了するには、予期せぬ一瞬の微香でも十分なのです。
そしてこのご指摘も重要。
…
気づかれなかったらソン?いえいえ、何よりも香りは自分に対する意識を変えます。
…
そうなのです。出掛ける前に何度も鏡を見るのが眼で確認できる自信のためであるとしたら、鼻からも確認してさらにウットリしてください。もちろん、自分の繊細な嗅覚が心地よいと感じる香り方で。
鏡の自分に見惚れるように、自分から不意にふわりと漂う香りにもウットリしてほしい…間違いなくそのときアナタの表情は魅力的なのだから。
内側からの自信が周囲に「匂いたつ」人として映るということを、中野さんの文章から改めて再認識される方も多いことでしょう。
なお、ティラー・マッツエオ著 大間知 知子訳『シャネルN°5の秘密』/原書房 については、昨年私もコチラにてご紹介しています。
2012年5月4日金曜日
正解は本音のなかにあるかも・ファッション誌を振り返る
教えられるよりもまずは感じたい。
何かに強く魅かれるような感じ方をして初めて私は知識を求め、師を探し学び深めてきたと思う。そのプロセスで得てきたものを糧に生きている。
今朝、服飾史家の中野香織さんによるブログ記事
ファッション誌は「聖書」!? を拝読。中野さんが記事のタイトルにつけられた、!と ? の気持ちが私にも生じた背景についてメモしておこうと思う。
紹介されているデイビット・マークス氏のインタビュー記事には、日本のファッション誌の特徴としてその情報量の多さとともに、読者が服の選び方、着方に正解を求めるバイブル的な存在になっていることが挙げられている。
…
正解を求める心とは?
こうしておけば間違いではない。
恥をかかない。失敗しない。
…
こういうことだろうか。確かに私も、未体験の文化風習をベースとする公の席で自分のような立場の人間が何をどう着ればよいかについては、周囲に失礼とならないようにと事前に調べたりすることはよくある。そういう状況以外で「決まった正解」なんてあるんだろうかと苦笑。
失敗は成功のもと、という。自分の選択による私服生活に入って以来、トライ&エラーが続く。何が素敵に見えて何がそうでないか。着て行動してみないとわからないこともある。誰が何と言おうと自分が似合っていると自信を持って、背筋をのばし颯爽と歩いていればそれだけで格好よかったりする。(そもそも東京を歩いていて残念に思うのは、どんなにスタイルがよくて素敵なファッションに身を包んでいても姿勢や歩き方が格好よくないケースが多いこと。)
普段の生活の中で、必ずしもファッション誌でなくとも魅かれたビジュアルは切り抜いてファイリングしておく。対象は時代問わず国内外のアート作品も含む。街中ですれ違った人のスタイリングに魅かれたら一瞬でも凝視してそのバランスを記憶にとどめる。これを続けていくと自分が素敵と感じるタイプの傾向がわかってくる。そのうち魅かれる対象の背景を知りたくなってその文化や歴史を調べ始めたりする…自分は昔からこんな調子だったので、そういう視点を大切にファッション誌の台割を企画したことがあったなあ…と思い起こす。20代後半に短期間編集者として関わったイタリアモード誌。文化紹介に力点を置いていたと思う。しかしこの雑誌は当時の日本ではあまり売れず短命であった(苦笑)。 今は存在しない。
7年前から「ファッションとアロマ」という講義で服飾専攻の大学3年生に、香りという見えないイメージからの視覚作品を課しているが、そこに絶対的な正解はないと最初に伝える。様々な香りから刺激を受けながら自分の五感に向き合い、自分なりの「正解」を探しなさい…(正解はアナタの本音の中にあるかも)と。そういう経験も積んだ学生が未来のファッションを切り開いていってほしいと改めて願う。
何かに強く魅かれるような感じ方をして初めて私は知識を求め、師を探し学び深めてきたと思う。そのプロセスで得てきたものを糧に生きている。
今朝、服飾史家の中野香織さんによるブログ記事
ファッション誌は「聖書」!? を拝読。中野さんが記事のタイトルにつけられた、!と ? の気持ちが私にも生じた背景についてメモしておこうと思う。
紹介されているデイビット・マークス氏のインタビュー記事には、日本のファッション誌の特徴としてその情報量の多さとともに、読者が服の選び方、着方に正解を求めるバイブル的な存在になっていることが挙げられている。
…
正解を求める心とは?
こうしておけば間違いではない。
恥をかかない。失敗しない。
…
こういうことだろうか。確かに私も、未体験の文化風習をベースとする公の席で自分のような立場の人間が何をどう着ればよいかについては、周囲に失礼とならないようにと事前に調べたりすることはよくある。そういう状況以外で「決まった正解」なんてあるんだろうかと苦笑。
失敗は成功のもと、という。自分の選択による私服生活に入って以来、トライ&エラーが続く。何が素敵に見えて何がそうでないか。着て行動してみないとわからないこともある。誰が何と言おうと自分が似合っていると自信を持って、背筋をのばし颯爽と歩いていればそれだけで格好よかったりする。(そもそも東京を歩いていて残念に思うのは、どんなにスタイルがよくて素敵なファッションに身を包んでいても姿勢や歩き方が格好よくないケースが多いこと。)
普段の生活の中で、必ずしもファッション誌でなくとも魅かれたビジュアルは切り抜いてファイリングしておく。対象は時代問わず国内外のアート作品も含む。街中ですれ違った人のスタイリングに魅かれたら一瞬でも凝視してそのバランスを記憶にとどめる。これを続けていくと自分が素敵と感じるタイプの傾向がわかってくる。そのうち魅かれる対象の背景を知りたくなってその文化や歴史を調べ始めたりする…自分は昔からこんな調子だったので、そういう視点を大切にファッション誌の台割を企画したことがあったなあ…と思い起こす。20代後半に短期間編集者として関わったイタリアモード誌。文化紹介に力点を置いていたと思う。しかしこの雑誌は当時の日本ではあまり売れず短命であった(苦笑)。 今は存在しない。
7年前から「ファッションとアロマ」という講義で服飾専攻の大学3年生に、香りという見えないイメージからの視覚作品を課しているが、そこに絶対的な正解はないと最初に伝える。様々な香りから刺激を受けながら自分の五感に向き合い、自分なりの「正解」を探しなさい…(正解はアナタの本音の中にあるかも)と。そういう経験も積んだ学生が未来のファッションを切り開いていってほしいと改めて願う。
2012年5月2日水曜日
被服という文化史・「杉本博司 ハダカから被服へ」
ふわふわの毛に覆われた猫をみておもう。
服も着ないでこれほど美しく強い存在とは。
翻って人はといえばハダカではいられない。
何故なのか。改めて考えてみる。
法律上、衛生上、健康上…というのは大前提として
それらの意味を凌駕するのは
まずは羞恥心という自意識。
他者からの防御。
自分は何者であるかの確固たる表現。
逆に
自分の姿を隠すための変身の表現。
あたたかい地域でほとんどハダカで生活できた人間が
被服の文化を身につけたことにより
さまざまな気候風土の環境に適応して生き延びることをおぼえた。
地球上の広範囲で人が生きられるのも
こうした適応のおかげかもしれない。
所変われば食べ物変わる。
食べ物変われば身体が変わる。
身体が変われば服も変わる。
服が変われば行動は変わる。
…
そんなサイクルを考えた。
きっかけはこの展覧会のニュースにある。
人類の進化と衣服の歴史「杉本博司 ハダカから被服へ」展が開催中。
是非観に行きたいと思う。
服も着ないでこれほど美しく強い存在とは。
翻って人はといえばハダカではいられない。
何故なのか。改めて考えてみる。
法律上、衛生上、健康上…というのは大前提として
それらの意味を凌駕するのは
まずは羞恥心という自意識。
他者からの防御。
自分は何者であるかの確固たる表現。
逆に
自分の姿を隠すための変身の表現。
あたたかい地域でほとんどハダカで生活できた人間が
被服の文化を身につけたことにより
さまざまな気候風土の環境に適応して生き延びることをおぼえた。
地球上の広範囲で人が生きられるのも
こうした適応のおかげかもしれない。
所変われば食べ物変わる。
食べ物変われば身体が変わる。
身体が変われば服も変わる。
服が変われば行動は変わる。
…
そんなサイクルを考えた。
きっかけはこの展覧会のニュースにある。
人類の進化と衣服の歴史「杉本博司 ハダカから被服へ」展が開催中。
是非観に行きたいと思う。
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