2025年4月4日金曜日

記憶にとどめたいアート・2025年春




季節ごとに最も印象的だったアートシーンの

記録を綴っていこうと思い立つ。


この春は

川崎市岡本太郎美術館での

岡本太郎現代芸術賞展(第28回岡本太郎現代芸術受賞者24名の作品が展示)

に於いて特別賞を受賞された

井下紗希さんの「森を歩くこと。」




きっと忘れることはないだろうと予感しつつも

たびたび積極的に思い起こしたいと強く願う。




井下さんが植物に自身の内面を投影した絵を描き続け、それらを取り巻く環境からも独自の世界観を紡ぎあげながら、秘めやかで多面的な生命力に満ちた「森」をつくっている。




秘められていた生き物の息遣いや囁きが

香るように伝わり、いつまでも眺めて

いたい気分にさせられる。










…écrit par 《SAWAROMA》







2025年3月31日月曜日

初々しい高揚感と清涼感・2025年3月の3香




三寒四温のなかで

束の間の春のあたたかさや

幻のような初夏の眩しさ






柔らかな余白を纏うような

繊細なぬくもりを追いかけて

L’EAU PAPIER/DIPTYQUE

出逢って3回目の春を迎える



首筋の一点から漂わせると

初々しい清涼感を纏うことができ

上半身二点から香らせると

懐かしくも優しい高揚感に包まれる

シーサイドブルーム/メゾンレクシア


夏の海辺にそよぐ

ハマナスの花の清々しさが

イメージされた香り

ちょうど雛祭りの日に発売



春分の日も過ぎ

桜開花も間近という日


静かに流れる水の音を聴きたくなり

共に過ごしたのは

Parole d’eau/SERGE LUTENS




4月上旬には

今春出逢った興味深い化粧品や

記憶にとどめたいアートについて

記事を更新する予定です





…écrit par 《SAWAROMA》








2025年2月28日金曜日

香る清涼感と温もりと・冷から暖へのグラデーション




2月に入ると極寒の空気に包まれて

時折春の兆しを幻のように想う

共に過ごした三種の香り




 

月半ばに雪の残る北陸へ

凛とした雪の冷気を受けながら

まだ見えぬ

春への温もりを期待する心には

静かに佇む

睡蓮の葉が見え隠れするようなあの香りを


LILYPHÉA / DIPTYQUE



次の新月まであと8日

そんな日に出逢った

香油ーNEW MOON(新月)


清涼感から

落ち着いた温もりへの緩やかなトーンが

心地良く香る





2月23日という日付を眺めると

2-23 /çanoma

香りから

幻のような煌めきを感じたくなる



春はもうそこまで・・・

冷から暖へと感じる

記憶の中には

いつも

植物の柔らかな匂いが漂っている





…écrit par 《SAWAROMA》






2025年1月31日金曜日

フリージアの香りから・スパイシーからフローラルへの繊細なグラデーション


穏やかな2025年の始まり

年度末の忙しさが始まる中

一定期間続けてきたことに一区切り


フレッシュな香りの白い花が欲しくなり

迎えたのはフリージア(ベルヴィル)


次々と開くつぼみから

軽くスパイシーな透明感と

繊細で清々しいフローラル感

心が洗われる








思えば年末から

まろやかなスパイシーさが優しい

“white”という名のオードトワレを

愛用しながら

自身の心地良さを第一にしていた


身にまとう香りに

軽やかさと躍動感を

求めたい気持ちは高まり


「良い香り」を意味する”parfum “ではなく

フラットに「匂い」を意味する”odeur”を

名乗るYohji Yamamotoのコロン5種から

自身と親和性を感じた1種を選んだりして


「甘い」という形容詞や

具体的なモノを想起させずに

抽象的な優雅さを感じることを

密かな喜びとしていた


そして月末

とある展覧会鑑賞に出かけた折

濃紺に白を合わせた装いのベースに

大好きな”LUXE CALM VOLUPTE"を


複雑な魅力に満ちたこの詩的な香り

グリーンやスパイシーな一瞬もあれば

なめらかさが絶妙な優雅さに

思える余韻も






香りの魅力は

いつも変化していること

すぐに消えていく可能性をもつこと

生き物と同じ


早春の香り

フリージアさながらに


今年は毎月更新に加えて

季節ごとに

記憶に残したいアートシーンや

使い続けたい化粧品についても

記録していきたい





…écrit par 《SAWAROMA》