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2014年11月1日土曜日

Rue de Miyuki est ma rue préférée・みゆき通り(表参道)


表参道、みゆき通り。
日曜の午後、この通りを根津美術館の方向へ歩いていた。
ふと左上を見上げると、こんな景色が見えた。

Rue de Miyuki , en omote-Sando.
Dimanche, après-midi, je me promenais vers le Musée Nezu .
Tout à coup , j'ai regardé le ciel sur la gauche.


メッシュな雲とメッシュな壁。
この風景に出会えただけでも十分嬉しかった。

Un nuage de maille et les murs de treillis.
Il vient de rencontrer ce paysage, j'étais assez heureuse.

さらにその先へ直進、
右手にある『FROM - 1 st』という建物の中にあるお店が
フェティシュ

Continuant tout droit dans cette rue, et Fetish se trouve sur votre droite,
situé dans le bâtiment 《FROM - 1 st》.

こちらでも心躍るプロダクトに遭遇。
香り豊かなハーブティー 、シックでユニークなフレーバーのチョコレート、クラシカルなイギリスのフレグランス…そしてこちら、
ポートランド ビー バウム

Mon coeur a aussi rencontré des produits excitants.
Tisanes aromatiques ,
des chocolats qui ont des saveurs chics et uniques ,
des parfums britanniques classiques… et c'est ça.
Portland bee balm



ポートランドの養蜂家が
ミツロウや天然素材でつくったリップクリーム。
ミントのほのかな香り。

C'est un baume à lèvres qu'un apiculteur à Portland a fait
de cire d'abeille ou les matériaux naturels.
Un subtil parfum de menthe.

みゆき通り。
好きです。

Rue de Miyuki.
C'est ma rue préférée.






2014年9月13日土曜日

Earl Grey Pound ・KOGASAKA BAKE

いい匂い…
そのアールグレイの香りのお菓子は
確かに美味しいのです。
名前はアールグレイパウンド。

新しいお菓子のお店『KOGASAKA BAKE』(こがさかベイク)が
町田に、一週間後の9月21日オープン。

『KOGASAKA BAKE』で販売されるのは手作りのお菓子。
パウンドケーキ、つまり(フランスでは)ガトー・カトルカールですが
これがこのお店のスペシャリテ(自慢の逸品)。

オープンに先駆けて、町田モディにて9月15日まで販売中。
町田モディ2014/09/01
『KOGASAKA BAKE』 店頭催事で初登場





Ça sent bon…
C'est le gâteau parfumé à l' Earl Grey,c'est-à-dire le thè à la Bergamote
est vraiment délicieux ! Son nom est 《Earl Grey Pound》.

La nouvelle pâtisserie 《KOGASAKA BAKE》
à Machida ouvrira dans une semaine(le 21 septembre).

À《KOGASAKA BAKE》, on peut acheter les gâteaux à la maison.
Pound Cake, c'est-à-dire Gâteau quatre-quarts est la spécialité de la maison.
En précédant de la ouverture, on peut les acheter à Machida Modi,
jusqu'au 15 septembre.

KOGASAKA BAKE

2014年9月12日金曜日

七色の薔薇に会う・ANOTHER RAY 銀座 月光荘にて

薔薇の花。

光によって
色も線も奥行きも
豊かにかわります。




大地の陽だまりの色。
現実にはなかなかお目にかけない
ゴールドブラウンカラーの薔薇、
そのくっきりとした陰影に魅かれ接写。



不可能を意味するといわれたブルーローズ。
花というよりも
深海の生き物のような存在感。





そんな神秘的な青にも
柔らかな光のもとでは
大地と海の香りが漂うような一面がありました。



七色の薔薇。
新村レイさんによる作品です。



壁面の視線をテーブルに移すとこちらにも。



モノクロ写真とのコラボレーションによる秋色の一角。


9/8から9/14まで開催。
詳しくは
銀座月光荘画材店 画室1と画室2 (2014/09/07) の記事に記されています。


【画室1】にて
新村レイ、T.ハシモト二人展
ANOTHER RAY お花と写真
2014年9月8日(月)~9月14日(日)
11:00~19:00(最終日は16:00まで)

月光荘。
花椿通りにある
歴史ある画材店です。






2014年8月30日土曜日

クリエイティブのセンスを開く香りの講座『パレ・パフューム クリエイティブ スクール』今秋開校

パレ・パフューム クリエイティブ スクール
(PALAIS PERFUME CREATIVE SCHOOL)

がこの秋に開校されます。

カリキュラム(授業・講師のご案内)ページに記されている
コースタイトルは
アドバンス調香クリエイティブ ファーストステップ。

私は「調香クリエイティブ」講師を担当いたします。
今回のカリキュラム6単位では、
ファッションを専攻する大学生対象に、個々のクリエイティブセンスを香りによって開き、独自の視覚表現を目指す内容を提供してきた9年間の講義経験および、これまでの私自身の香りをテーマとするクリエイションプロセスを活かした、新しい試みを提供する予定です。

開校への経緯はsawaromaブログ
新たな香り講座(PALAIS AROMA SCHOOL)に向けてにてご紹介し、
香り・arôme・parfumにてその名称の考え方についてお伝えしておりました。

7月末にご好評のうちに先行体験セミナーを終えた後、8月から、カリキュラム6ヶ月コース含むモデル形式をWeb上でご提案、様々なリクエストのお問い合わせもいただいたようです。

トップページはこのようなヴィジュアル。
学長含む担当講師2名のブログが直接リンクされています。







本日の学長ブログ記事 には、遠方からの集中セミナーリクエストなど個々に対応したプラン(10月)も提示されています。

2014年8月9日土曜日

香り・arôme・parfum

肯定的に「におい」のことを示す日本語、「香り」。

この「香り」を表すフランス語の代表的なものに
parfum (英語では perfume)
arôme (英語では aroma)

の二つがあります。

これらは
「人にとって快い好ましいにおい」を示すという意味では
重なるところも大きいのですが、語源も違うようですし
フランス語の辞書に書かれてある内容も異なります。

parfum の語源は「煙によって」、
すなわち火をもって燃やすことで感じられた
(何か特別な意味を感じさせるような)イメージを与えた、
という印象を私は感じています。
だからこそそうした香りは
神に捧げられたのかもしれません。
ゆえに私は「香り」を抽象的に示すときに使用したくなります。

arôme については語源は不明ですが
aromates (芳香性植物)からの香り、
コーヒーやワイン、酒類の香り…と
一川周史先生
(その三冊の貴重なご著書から私がフランス語の恩師と尊敬する)
は記されています。
私自身も、アローム、アロマという音の響きからは
人が呼吸とともに体内に入れて感じる総合的な香りの印象というか、
生きるため、食事という本能に直結した感覚が選んだ
「原始的芳香」のニュアンスで感じとっています。

確かにフランス語の辞書(手元にある旺文社プチロワイヤル)でも
parfum は1香り、芳香、2香水、
3アイスクリームなどの風味・フレーバーに続き
4番目に、雰囲気、印象…と記され、意味は広く深いようです。
一方、arôme は1も2もなく
コーヒー・ワインなどの良い香り、芳香、アロマとしか
記されていませんでした。

アロマテラピーという造語のせいで
「アロマ」は「治療」だとまで
極端なことを言われる方がいらっしゃいます。
でも言葉というものは
本来の意味に立ち返って使用されることが必要なときもあります。

さて、そのような想いから、
先月札幌でのAEAJ主催イベントに
多分野に活かす「香り」の価値を伝えるの講演時、
私の頭の中では 「香り」=〈parfum〉をイメージしていました。
それゆえ、講演の中で紹介したスライド資料の中には
次の写真にある、ボードレールの引用文を入れました。


上記は私のiPAD上の資料データを撮影したものです。

視覚に訴える色彩、聴覚に訴える音に対し
嗅覚に訴える香りが parfum 。

そのような経緯から
コチラ で予告し、9月から開校される新スクールの名称は
parfumを英語にしたperfumeを用いることにいたしました。

学長のマレーン・澤田先生の本日のブログ記事のタイトルにある名称がその結果です。

開校が近づきましたら改めてご紹介いたします。


2014年5月24日土曜日

《Bois de Jasmin》広く香りを探求する女性による秀逸なブログ

最近発見してからというもの
面白くて楽しくて
時間をみつけては少しずつ読んでいるブログ。

Bois de Jasmin


上の写真は私のiPad上の画面(このブログと著者のVictoria Frolovaについての記載ページ)をそのまま撮影したものです。最上にあるブログタイトル、右上の著者がムエット(試香紙)を手にしている写真、左下の薔薇色の花々の中にたたずむ著者の写真が確認できます。整然とした書体の簡潔な英語の文章、淡いピンクベージュと落ち着いたブラウンで囲まれた画面には目障りな広告などもありません。

香水と香粧品、香料、それらの背景について
豊かな内容を香るような画面で語りかけてくれるブログ。
貴重です。

上記写真のページによると著者は
パフュームインダストリー、すなわち香水・香料産業
におけるアナリストであり
匂いのするあらゆるものに興味を寄せるジャーナリストであると
冒頭で自己紹介しています。
イェール大学とデューク大学で社会科学を学んだ後
フレグランスへの興味に従い専門的に香りを学び始めた……と。

そもそも私がこのブログを知ったキッカケは二度ありました。

まずは一回目。
私が20代の頃から香りの情報源として参考にしていた
フランスの美容雑誌 《VOTRE BEAUTÉ》のWebページ
10:00 • 02/04/2014 • MOOD
Zoom sur : boisdejasmin.com
で紹介されていたこと。
こちらでは著者Victoria Frolovaのことを
パフューム・ブログのパイオニアであり、真に世界中を旅して(香りを探求する)ジャーナリストと評しています。続く文章には、彼女がウクライナ出身、ブリュッセルで生活した経験のあるこのブログの著者が最近発見した香りの逸品はシシリーにあるなど最新情報が書かれていました。彼女が〈coup de foudre(一目惚れ)〉してしまったシシリーにある素晴らしい香りのブランド、la boutique Boudoir 36 。この名で検索すればwebサイトも見つかります。

そして二回目。
ちょうど一週間前に私がsawaromaブログに書いた記事で
紹介することになりました。
初夏の緑の中を歩いて思い起こしたバルマンのIVOIREという香りについて
書いたとき、検索して発見したのです。

著者に敬意を込めて。
これからも楽しく読ませていただきます。

To Ms. Victoria Frolova,
Thank you for your fantastic blog,
Je vous remercie de votre blog magnifique !
J'aime les parfums aussi,
et je continuerai mes recherches sur les parfums.

2014年3月22日土曜日

贈りたくなった『二十四節花』

花を愛した友へ。
さりげなく
季節の挨拶とともに。

『二十四節花』


ちょうど
春分の日に見つけた
素敵なおかきです。

二十四の季節と花。
想像するだけでも香ってきます。

まだこれから
しばらくは生きられそうな自分の命に感謝を。
そして心に花を。

2014年3月19日水曜日

『サイレント・ニーズ ありふれた日常に潜む巨大なビジネスチャンスを探る』by Jan Chipehase with Simon Steinhardt を読む


3月。
外的な変化を受け入れながら
ここ数年間の自分の行動を記憶のあるうちに振り返り
これからという新しい時間のために新しい行動を模索していた。

まさにそのようなタイミングで出逢った一冊。


サイレント・ニーズ
ありふれた日常に潜む巨大なビジネスチャンスを探る
Hidden in Plain Sight: How to Create Extraordinary Products for Tomorrow's Customers
著者 : ヤン・チップチェイス
著者 : サイモン・スタインハルト
訳者 : 福田篤人
発行 : 英治出版株式会社


「サイレント・ニーズ」。
このフレーズが私に響いた。

観察。
自宅を中心に半径1kmという範囲ですら
24時間ずっと見ているわけではなく
全てを見ているわけではない。
ちょうど昨日。
最寄駅付近にある某パン屋が
朝の開店時刻を1時間早くしたという掲示を見たが
(変更は少なくとも2度目)
朝の駅へ向う人とその行動観察の賜物かもしれないと
思った。
なぜそう感じたか。
このパン屋が
新規店舗として選んだ場所、
段階的に変更した開店時刻に
「この地に住む人のサイレント・ニーズ」を
読んだかもしれないという
これまでの予測に響いたから。

観察から得られた情報には鮮度があり
素早く洞察に結びつけるには
複数の角度からの切り込みが要る。

時には観察者自体がいつもとは全く異なる行動をとり
その実体験から得られる新鮮な感触を
ひらめきにつなげる必要がある…
まさにそんなことを考えて
ささやかながらの勇気をもち
自分のテーマに切り込もうとしていた矢先ゆえ
この本は私の追い風となった。

本文中
zeitgeist(ツァイトガイスト、著者いわく、直訳すれば「時代精神」)
platzgeist(プラッツガイスト、著者いわく、いわば「空間精神」)
といった、あえてドイツ語のことばを紹介する部分があり
あらためて
著者Jan Chipchase氏はどこの国に生まれた人だろう、
と氏名を英語のまま検索したところ、
英語Wikipediaでわかったことは
彼の母はドイツ人、父はイギリス人、妻は日本人。
ロンドンで生まれ育ち、
日本に10年間住んだことがあり
現在はアメリカ在住。
彼はすでに、少なくとも3言語の間を生きている人だった。

ドイツ語のことばの紹介があった章の中で
何度も読み返して深く記憶に響かせた部分があるので
*以下に引用する。


「無音」が本当にいっさい音の無い状態であることはめったにない。私たちの耳が
周辺の雑音を無視できるように鍛えられてきたというだけだ。…
〈本文p173より〉


2014年3月14日金曜日

フレグランスを贈る

今日がホワイトデイ、というせいなのか
昨夜はいくつかのショコラショップは大盛況でした。

美味しいチョコレートも
いただいた人はもちろん嬉しいとは思うのですが
相手によっては、
相手との関係性によっては
フレグランスもおおいによろこばれることでしょう。

服やアクセサリー同様
人のイメージに直結するフレグランスは
いかに相手を日頃から観察し
似合うイメージを描けるかということも重要なのですが
フレグランスのプロに
基本的なアドバイスを受けることもできます。

例えば
カフェデパルファムを参照する、
または
香水評論家による香水診断 を試してみるなど。

あまり難しく考えることはなく
香りから相手のイメージにつながるかどうか、
相手にこんなイメージをプラスしたらより魅力的に感じるかどうか
という贈り手の感覚に委ねてもよいかも。

フレグランスを贈るということは
その香り自体を贈ることに加えて
そのイメージの提案というサプライズも贈ることになります。

ホワイトデイに限らず
春はさまざまな変化のタイミングをとらえての
プレゼントのチャンス。
イメージをより豊かにする
身につける見えない魅力、フレグランスも選択肢に。


2014年1月2日木曜日

招福・BONNE ANNÉE !

新しい2014年が
良い年になりますように ( " BONNE ANNÉE ! ")。

そんな気持ちで
再会した友人と
チョットした気持ちのかわりに、と交換したもの。



友人からはクマさん(パウンドケーキ)。
私からは招き猫(白い糖衣で包まれたチョコ)。

「可愛いっ。」
手にとった途端
子供のころからの感情が記憶に蘇り
すぐには食べられず
元旦に「招福!」と思いながら並べて撮影。

よく見ると
クマさんも白猫も
外袋にお顔が描かれているのでした。
なごみます。

2013年8月25日日曜日

10言語圏に愛される香りの魅力は、高品質な香料が奏でるストーリー

処暑も過ぎ、猛暑もようやく秋へと向かい始めました。




夏の間何度も手に取りました。
コチラ 、その洗練された爽やかさに感謝したい香りのひとつです。

夏至から始まる夏へ…爽やかで優雅な新作コロン "EAU D'HADRIEN"にてご紹介の香り。オーデコロンですから身体に一陣の清涼感を軽く纏う程度の微香がほんのり残るだけ。強い残香はなく、暑さや疲れから発する身体の匂いのストレスもありません。きわめて繊細で上品な余韻には、さまざまな人に愛される心地良さがあります。

この200mLサイズの箱の中に、ちいさな栞が入っています。
開くと10の言語でブランドの紹介文が記されていました。
筆頭のフランス語に続き、英語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、
ロシア語、中国語、日本語、韓国語、アラビア語。
少なくとも10言語圏には愛されるブランドなのでしょう。

その文章から、いまの私に最も響いた部分を引用してみます。
(仏語・英語・日本語のみ)

…Chaque parfum raconte une histoire et par sa force d'évocation,
nous invite au voyage.

…Each perfume tells a story and,with the memories it evokes,
invites us on a journey.

…それぞれの香りが1つの物語を語り、私たちの記憶を喚起し、
旅へと誘うのです。

確かに香りは、繊細であればあるほど、イマジネーションを喚起させ、
旅をしているような気分にさせてくれます。
今夏の私は特に休養を必要としていたためほとんど遠出せず、
自宅で仕事をしながら息抜きに読書と香りを楽しみました。
読書も香りを楽しむことも、
私にとってはまさしく想像の中で旅をするようなものです。

調香師のカミーユ・グダールさんが
『ELLE』オンライン2013,7,24に掲載されたインタビュー記事で、以下「」のようにお話されたことを改めて回想しています。

「なかでもオーデコロンは旅からインスパイアされた自信作です。「ネロリ」はギリシャのサントリーニ島の真っ白な家々や青い空、アテネで嗅いだオレンジの花でむせ返るような街の香りなどを表現しました。「オーダドリアン」はイタリアへの情熱がテーマで、シトラスとスパイシーなハーブの香りで湧き上がるような感情を刺激します。「アニック グタール」が人気なのは、誰もが感じる香料の質の高さにあります。“ローズ”ひとつとってみても、50以上もの香気成分でその香りを表現しているので、奥深い香りを味わってもらえると思います。」

2013年8月1日木曜日

夏を癒やす色・瑠璃茉莉(プルンバーゴ)は南アフリカ原産

6月の終わりごろから時折みかけるこの花。
清楚なブラウスに身を包む涼し気な女性のようで
いつも足をとめられました。


最近になってその名前を知ることができました。

株式会社 科学技術研究所のコチラのページによると

イソマツ科のこの植物の和名は
ルリマツリ(瑠璃茉莉)。

ルリとは瑠璃が花色を
マツリ(茉莉)は花形がジャスミン(茉莉花)に似ていることから
付けられたとのこと。
ジャスミンのような香りはありません。

そういえば、と思い起こしたのは
風になびく姿を、ぶれることを承知で撮影したこちらの写真。
まさに瑠璃色です。


学名のPlumbagoから、別名でプルンバーゴと呼ばれているそうです。
なにやら異国情緒たっぷりの音ですがどんな秘密があるのでしょう。

季節の花300 瑠璃茉莉 によると
学名 Plumbago capensisの
Plumbagoは「ルリマツリ属」
capensisは「南アフリカ喜望峰地方の」を示し
Plumbago(プランバーゴ)はラテン語の「plumbum(鉛)」が語源。
この植物が、鉛中毒の解毒に効くことが由来だそうです。

色と形から視覚的に癒されるだけでなく
実際に人の不調を癒やす作用もあったそうで
名前にこめられた意味の深さを改めて感じます。

2013年6月22日土曜日

香りの専門誌"PARFUM" 166号(夏号)発刊

香りの専門誌"PARFUM" 166号(夏号)発刊。

表紙は
メキシコで吹くホットな風のように、輝きと歓びにあふれる人気の香り、
クリスティーナ ダーヴィン/ソノラ のヴィジュアルです。




今号の特集テーマは「大人リゾート」。
シャネルやニナリッチと同世代のブランドとして名高い、マダム・グレからの新作『マダムグレ オードパルファム』や、『メルセデス・ベンツ フォーウィメン オードパルファム』、『モンブラン レジェンド スペシャル エディション オードトワレ』等大人の品格あふれる新作が紹介されています。

「芸術と香水104」では
7/15まで東京・国立新美術館にて開催(7/27〜10/20 大阪・国立国際美術館にて)の、『貴婦人と一角獣』展 について2pに渡って紹介。
ヨーロッパの人々にとって一角獣は特別な意味を持つ伝説上の動物だとか。

「時代をリードした香り美人とファッションー10」
(ポーラ文化研究所主任学芸員 津田紀代さんによる連載)では
イタリア・トリノに生まれ、幼少期にパリに移りお針子となり、宝石商ルイ・リッチと結婚後アメリカに作品原型を販売したことを契機に1932年、息子とともにメゾン「ニナ・リッチ」を開いた女性、ニナ・リッチのブランドストーリー。息子のロベルト・リッチがいかに香水創作を重要視したか、その結果生まれたのが名香『レール・デュ・タン』(1948年)であったことが改めてわかります。

その他、書籍紹介ページ"BOOKS"では
今回私が『カフカと映画』(白水社)
『果物のごはん、果物のおかず』(誠文堂新光社)
の二冊について執筆しています。

バカンスをゆったり…
アートに浸り、読書にふけり、美味を楽しみ…
素敵な香りで爽やかな夏を過ごすガイドとなれば幸いです。


2013年5月27日月曜日

大場秀章著『バラの誕生』を読む・1

バラの季節。

ブルガリアでは5月後半から6月初頭にかけて
香料バラとして世界的に名高いダマスクローズ収穫の最盛期を迎える。

ダマスクローズ。
紀元前の昔から存在したといわれ
ギリシャ・ローマ文化においても
その香りから高貴なイメージとして
広く愛されたオールドローズの一つである。

私もこの香りに心を動かされ
2009年以来
ブランド『パレチカ』の監修者としてバラについてそれまで以上に学び始めた。

ようやく入手できたこの本。
著者は大場秀章氏。
東京大学名誉教授、リンネ学会(ロンドン)フェロー、NPO栽培植物分類名称研究所理事長であり、植物分類学、自然史科学、植物文化史などを専門分野とされる理学博士。日本におけるシーボルト研究の第一人者ともいわれる。
1997年発刊のこの本はすでに絶版になっており、入手には時間を要した。




国際香りと文化の会 会報誌 VENUS VOL.22の特集テーマはバラであり、その中に私も論文を寄稿している。
巻頭の大場氏と中村祥二氏(国際香りと文化の会会長)との対談『バラの文化史』が花と人との関わりの歴史から、バラと人との関わりまで非常に興味深く記されていて、その中で紹介されていた上記の本を是非読んでみたいと思っていた。

さてこの本を今週はゆっくりと読みすすめていきたい。

本日はその1。
以下の…から…で挟まれた部分は
読みながら私が考え、つぶやいたメモである。

第一章には、『クノッソス宮殿の謎』と題して
4000年近く前に描かれた絵の中の花が
バラかどうかという考察が展開される。
これまでの植物学者や考古学者の見解を比較検討し
それがほんとうにバラなのかという問題提起から
バラという名前がつけられる前の
単なる花の一つとして認識されていた可能性を大場氏は示唆する。


数ある花の中から人に「バラ」と名付けられ
特別なイメージとともに必要とされるきっかけがなければ
原種を中心とするオールドローズだけでなく
人口交配技術によるハイブリッドなモダンローズとともに
これほど人によって増やされ、愛されてきた歴史はなかっただろう。

写真技術のない時代
ある生物の始まりは少なくともいつからなのかを探るには
描かれた絵や呼称の文字による記録
もしくは化石の存在が手がかりとなる。

実体が存在した時点を「誕生」とするか?
その実体が他と明らかに異なる特徴を持つものとして名付けられ
バラという呼称が文字記録に現れ始めた時点を「誕生」とするか?



第二章『ギリシアとバラ』では
バラの芳香を明らかに意識していたギリシア人のことが綴られる。
ギリシアで紀元前1200年ごろと推定される板書が発見され
そこにミケーネ人の文字で書かれた記述に
紀元前12世紀にはバラが芳香のある油作りに利用されていたことを示す
重要な証拠があると指摘し、大場氏は次のように続けている。
「ギリシア時代のバラ愛好の焦点は花のかたちや色彩よりも
はじめはバラのもつ芳香にあったことがわかる。」


気がつけば「バラ」と呼ばれるようになっていた花を
現代の私たちは愛でている。

名付けとともに
必要とされ大切にされる歴史の始まりのきっかけに
その芳香が重要な役割を果たしていたとするなら
私のダマスクローズの香りとの出逢いの感動も
改めて深く納得できると思った。


2013年5月14日火曜日

『アロマ空間デザイン』の事例から~MFU主催第44回ファッションマーケティング研究会

夏日到来。

眩しい陽射しを感じながら
MFU主催・第44回ファッションマーケティング研究会(5/14)にてお話致しますでご紹介の
第44回ファッションマーケティング研究会
「ファッション業界におけるアロマの活用と可能性
〜五感に訴える売り場づくりとアロマの歴史文化を学ぶ〜」
に参加してまいりました。

アットアロマ株式会社 代表取締役の片岡郷氏によるお話から興味深くうかがったアロマ空間デザイン事例について、感じたことをまとめておこうと思います。

まずは背景から…
片岡氏によると日本における香りマーケットが拡がり始めたのは1990年代。
ストレス社会という事態が意識されるようになり
ファッショナブルな人達に限らず、多くの方々からも
「癒し」、そして「癒しの香り」が求められてきた時期です。

ちょうど私も1989年の夏、晴海で開催された「香りの時代がやってくる…」
と銘打たれたセミナーを聴講していました。当時CI(コーポレート・アイデンティティ)デザインコンサルティング会社の企画室に所属していた私は、これからの時代のキーワードとなりそうな「香り」に着目した社長の意向からこのセミナーに出向いていたのでした。

高度経済成長時代のように「こうすれば(努力すれば)こうなる(報われる)」の将来設計が何となく描けていた時代とはうってかわり、先の見えない現実に直面、災害や痛ましい事件も続き、世の多くの人達の間に不安な気持ちが高まってきたのは特に20世紀末の10年だったと改めて振り返ります。
そのような中、人はあらためて五感を研ぎ澄ませ、より良くより快適に生きたいと願ったのではないでしょうか。
その手段の一つが、周囲の空間の香りをより快適に、ひいては多くの人達を魅きつける魅力的なものにするためにデザインされた空間アロマなのでしょう。

片岡氏から実際にアロマ空間デザインが導入された
1,全日空ラウンジ
2,SHIPS店舗内
3,LIZ LIZA 店舗内
それぞれの香りを試させていただきました。

1は、すうっと高い空に飛び立つような清々しさ。
高野槙の香りも活かされています。
2は、爽やかでありながらスパイシーでシックなイメージ。
メンズフロアに使用されたようでシトラス、ハーブ、スパイスが香ります。
3,は、はっきりとしたフローラル調。優しい甘さがふんわり。
さすが天然のローズの香料を使用されただけあってインパクトがありながらも
余韻は上品です。女子高生にも大人気。大きめのボトルがよく売れるのだとか。

場に合った香りは
場に合った人の服装、振る舞いのように
その場を居心地良く、素敵な空間にしてくれるものです。
その場の空気をつくるのも人次第。
その場で過ごした時間は貴重な記憶につながります。

最初は消臭目的だったという店舗の多くが
次の段階として、ブランドイメージ、ショップイメージとしての
空間アロマを求められるという事実をうかがい、
視覚とともに嗅覚もフルに活かして最大限の効用を求める…
生き物としての自然なヒトのあるべき姿を感じています。


2013年5月6日月曜日

sawa-hirano.com リニューアルオープンいたしました


sawa-hirano.com(平野佐和 Webサイト)
本日5月6日に
リニューアルオープンいたしました。



2003年にWebサイトを開設して以来の
10年目のリニューアルとなりました。

2013年1月より
メンテナンス中となっておりましたが
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2013年3月28日木曜日

『犬と猫と人間と2』試写会観賞

犬と猫と人間と2 試写会観賞。紀伊國屋サザンシアターにて。




Ilove,cat をきっかけに知ることのできた映画です。

ドキュメンタリー。
非常に貴重な映像です。
人はもちろん、犬、猫、牛、馬、トリたち…「生きもの」の現実。
人間は、人間という種一種で生きられるわけではなく、無数の他の生きものの命とともに生きている現実を目の当たりにします。

長い歴史とともに、人とともに生きてきた犬、猫、牛たちは、人間と同じようにこれまで共に暮らし世話をしてくれていた人間に本当に見捨てられるとは思っていないでしょう。最後までそう思っていたかのように福島の警戒区域内で餓死した姿や、ボランティアの人に出逢った空腹で疲れきった犬の叫び声…牛の涙、病気を抱えて弱り切った猫の眼差しに、種を超えて強く感じることがあります。

監督からのメッセージ に書かれてあるように、監督の宍戸大裕さんは、半ばボランティアとして半ば記録者としてこの映画を撮られたそうです。故郷の現状を知りたいというお気持ちが追いかけたドキュメンタリーには脚本はありません。

映像を撮られた宍戸さんは、実際に現地で温度や湿度や匂いもリアルに感じられたのです。その感覚が追いかけずにはいられなかった現状であったことは、昨夜の上映後のトークからも伝わってきました。

5月から
渋谷のユーロスペースをはじめとする日本各地の映画館で公開されます。
ぜひ、一人でも多くの方々にご覧いただけたらと思います。


2013年3月22日金曜日

『ディアギレフとバレエ・リュスの世界』・芳賀直子氏講演録〜記憶に刻まれた『薔薇の精』

3月15日。国際香りと文化の会 講演会演題その二は
『ディアギレフとバレエ・リュスの世界』、講師は舞踊研究家の芳賀直子氏。
『バレエ・リュス その魅力のすべて』(図書刊行会)の著者です。

バレエ。素敵な世界であろうことは感じていたものの
その歴史を含めたコンテクストに関して私はほとんど知識がなかったため
「未知の素敵な世界」のお話をうかがうことを楽しみにしていました。

芳賀さんの冒頭のお話のうち三つのことが
私の期待感を高めていたと記憶しています。

ー「国際香りと文化の会…なんて素晴らしい会でしょう。このような会でお話できることを嬉しく思います。」

ー「バレエを鑑賞する劇場の香りはまさに観客の香水の香りなんです…劇場は社交場でもありました。」

ー「『薔薇の精』という演目がありますが、これは窓から跳躍で入ってきてまるで夢遊病者のように踊り、再び窓から跳躍で去っていくというタイヘンな体力を要する踊りなんです。」

以上から私が感じたのは
芳賀さんは、バレエと同じ位に「香り」という目には見えない世界に魅力を感じられる方であること。そしてヨーロッパに端を発するバレエとともに香水もおそらく大好きでいらっしゃるでしょう。さらに、『薔薇の精』はまさに薔薇の深く捉え難い芳香を人間の全身を用いて表現されたものと解釈できたため、この演目を講演の最初で挙げられたこと自体が、バレエと香りの接点を意識されていたであろうことでした。

ご講演約90分。まるで観劇しているかのような楽しさでした。
芳賀さんの語りから香る情熱と溢れるばかりの情報量。
ご著書を一冊分読んだ位の内容だったのではないでしょうか。

「香り」・「ファッション」・「フランス語」に仕事で関わる私には
『薔薇の精』のエピソードを筆頭に
バレエの歴史(ルネサンス期のイタリアで発祥、フランスで様式化され、ロシアで開花した)はもちろんのこと、芸術としてそしてロシアの素晴らしさを伝えるためにと独自のバレエ団『バレエ・リュス』を結成したセルジュ・ディアギレフによる、芸術界、ファッション界への影響力の痕跡というものは非常に印象的でした。
1909〜1929年という『バレエ・リュス』の存続期間は、丁度ココ・シャネルが登場する時期にも重なり、シャネルも演目の衣装を担当しています。

広く世に芸術の価値を伝える…
こうした情熱の軌跡は、ヨーロッパの先人に多くを学ばなければならないと改めて実感します。
ディアギレフは、『バレエ・リュス』結成前に雑誌媒体『芸術世界』を発行し、展覧会も積極的に行ったそうです。これらが後の活動のベースとなったとのこと。
私にとってディアギレフは、以前のコチラの記事でご紹介した近代ロシアの画家、イリヤ・レーピンとともにここ一年間で知った忘れ難きロシア人となりました。

講演会後に調べて知ったことの一部を挙げます。

2007年には、映画『バレエ・リュス 踊る歓び・生きる歓び』が公開されていました。

2009年には、京都精華大学博物館にて
バレエ・リュス100周年記念 バレエ・リュス その芸術性とデザインの魔力が開催。芳賀さんが監修されています。

そして『薔薇の精』については
財団法人 日本舞台芸術振興会 ニジンスキーの伝説に説明がありました。その一部を引用して*〜*に記します。


… フォーキンがウェーバーのワルツ『舞踏への招待』(ベルリオーズ編曲)に振付けたこの一幕作品は、フランスの詩人・小説家であり、『ジゼル』の台本作者としても知られるテオフィール・ゴーティエの詩から想を得て創られた。「……あなたのまぶたを開けて下さい。私はゆうべの舞踏会で、あなたが胸につけて下さったあのばらの精です……」 …中略…フォーキンはいう。「バラの精は魂であり、希望である。また、バラの香気であるとともに花弁の愛撫であり、口では言い表せないものである」(『ニジンスキー頌』)。


まさにこれは薔薇の香りの表現そのものでもあり
「香りの女王」と呼ばれる天然ダマスクローズのフレッシュな香りに生まれて初めて触れたときの私の心象風景のようです。

奇しくも『バレエ・リュス』結成100年目は
香料バラ、ダマスクローズの産地として世界的に名高いブルガリアと日本の外交復興50周年の2009年。
この年以降私が監修する『パレチカ』の奥深い香りを記憶によみがえらせています。

2013年3月16日土曜日

渋谷山手線沿いの" DESPERADO "・コミュニティストアとして本日新たにOPEN

本日オープンのDESPERADO
昨日訪れたオープニングパーティー。


渋谷駅のホームからも見える庭付きのユニークなロケーション。




店内にはいくつか魅力的なコーナーがいっぱい。






パーティーフードも素敵。






大盛況でした。
私もユニークなアイテムさがしに必ず再訪したいと思います。

2013年2月23日土曜日

蔵の街・とちぎ

栃木市に初訪問。
もう忘れません。
素敵です。

白壁。黒瓦。木枠。
風情あふれる蔵の街。

栃木駅北口からの
蔵の街大通りには魅かれる建物がいくつもありました。
小江戸、
とよばれるのがよくわかります。




何度も振り返ってしまった、白・黒・茶・紺のコントラスト。




こんな瓦屋根の八百屋さん。




とちぎ山車(だし)会館前では清々しい太鼓の音。




本日の目的地の一つはこちらでした。




あまりに風が冷たくて…
お昼の食事はこちらのお蕎麦にしました。
手打ちで美味しいお蕎麦でした。




「路傍の石」で知られる山本有三は栃木市出身。

魅力的な蔵の街。
もっとあたたかいときに
ゆっくりと散策したくなります。

詳しくは栃木市観光協会

蔵の街大通りにあったマロニエ で美味しい珈琲をいただいていたら、地元の方と初対面にもかかわらず気さくに談笑。

この街を訪れた理由は
次の記事で記します。