ラベル 展覧会 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 展覧会 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年4月4日金曜日

記憶にとどめたいアート・2025年春




季節ごとに最も印象的だったアートシーンの

記録を綴っていこうと思い立つ。


この春は

川崎市岡本太郎美術館での

岡本太郎現代芸術賞展(第28回岡本太郎現代芸術受賞者24名の作品が展示)

に於いて特別賞を受賞された

井下紗希さんの「森を歩くこと。」




きっと忘れることはないだろうと予感しつつも

たびたび積極的に思い起こしたいと強く願う。




井下さんが植物に自身の内面を投影した絵を描き続け、それらを取り巻く環境からも独自の世界観を紡ぎあげながら、秘めやかで多面的な生命力に満ちた「森」をつくっている。




秘められていた生き物の息遣いや囁きが

香るように伝わり、いつまでも眺めて

いたい気分にさせられる。










…écrit par 《SAWAROMA》







2023年11月3日金曜日

秋の午後,アートとワインと香水と




11月に入り、久しぶりの自由な平日。

まずは国立新美術館へ。


Une partie de l'exposition de

« Homage to Artists » dans

« Yves Saint Laurent ,

 Across the Style

2023.9.20-12.11


イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル


にて唯一撮影可能の会場

「アーティストへのオマージュ」

でのシーンより。






立体として

人と一体となる服というもの、

その造形完成度が

細部まで素晴らしい。

考案スケッチ、イラストに

描かれた線にもメモにも無駄はない。

その審美眼に改めて驚かされた。


1990年秋、池袋のセゾン美術館で

鑑賞時もこのデザイナーの

造形美に圧倒されたが、

その後ドキュメンタリー含む

イヴ・サンローラン映画3作鑑賞を

経て眺める今回の展覧会は

ひときわ味わい深い。



この国立新美術館2階では

大巻伸嗣氏による

Interface of Being 真空のゆらぎ

の迫力にしばし圧倒される。



この美術館で最大の、展示高8m

2000㎥にも及ぶ展示室空間でなければ

体感できない貴重なインスタレーション。



さて、二つの展覧会の余韻を

一人静かに楽しむために

久しぶりに訪れたのが

ニューヨークワイン専門店の

go-to wine shop &bar

Instagram :  @gotowine.kyodo



透明感のあるロゼの香りが

歩き回った疲れを一掃。

NY州を代表するワイナリー、

ハーマン・J・ウィーマー

による2021年ドライロゼ。

ベリー系の爽やかな酸味が

ひんやりとエレガントに香り、

ふと気がつくと

この日私が纏っていた

ローズモヒートの香り 


にも共鳴している。

思いがけない調和が嬉しい。

ローズという優雅な差し色で

絶妙な透明感を帯びた

この香り、やはり私にとっては

なくてはならない貴重なものだと気付く。





…écrit par SAWAROMA







2023年2月22日水曜日

アートに触れ、今求める香りに出逢う・ROSA GARDENIA /SANTA MARIA NOVELLA






クリーミーな艶と、

一瞬の柔らかな光のような軽さ

 そんなイメージを感じさせる香りです。

Firenze 1221 Edition 800周年記念

コレクションのアイコニックな

フレグランスのひとつです。


Un lustre crémeux et une légèreté comme une lumière douce momentanée... Ce parfum me fait ressentir cette image.

C'est l'un des parfums emblématiques de la collection 800e anniversaire "Firenze 1221 Edition".



ROSA GARDENIA Eau de cologne /SANTA MARIA NOVELLA



春から夏へ、見えない未来に向けて

今の自分が心から纏いたいと思える

フレグランスとの出逢いを待っていた

2月の発見、その背景を綴ります。



その数日前、

かつて愛用したフレグランスの香りを

ムエットで再確認、今の自身の雰囲気や

精神性との微妙な差異、違和感などに

ついて考えていたところでした。


さらに、同時期に2つの展覧会を鑑賞、

それぞれのアーティストの思考からも

影響を受けていたのです。


まずは、

強烈な視覚体験で感覚の認識や

再構成による表現について

考えるきっかけとなった展覧会

諏訪敦 眼窩裏の火事




では、図録に記された諏訪氏の言葉、


「目は常に揺らいでいるけれど、視覚体験の個別性を取り出して見せて他者と共有するには、絵画しかないのではないかと思います


が痛烈に脳裏へ響きました。


「目」を「感覚器官」へ、

「視覚体験」を「嗅覚体験」へ、

「絵画」を「フレグランス」へ

置き換えてみると、

改めて自身がフレグランスを纏う

理由のようなものが視えてきたのです。


今私は,

艶のある,曲線的で複雑な立体感を

もつ存在であり続けたいと願う一方、

一期一会の優雅な印象を

軽やかに残せる人でありたい。


この個別の思いを

自身から漂わせて実感し、

少なからず他者にも伝えようとする

ためのフレグランス

という形を探していた、

と解釈できるかもしれません。


もちろん、フレグランス自体は

香料の混合体物質です。

しかしながら、これが人に纏われ、

周囲の空気に漂い始めると、

もはや物質というよりも、

感受する人ごとに

様々な印象を映す

不確かで非物質的な存在に

なるのではないか


そんな自問自答の中で鑑賞した、

時を超えるイヴ・クラインの想像力 ー不確かさと非物質的なるもの




では、イヴ・クラインが

「超次元的」であるととらえた青が、

まさに非物質的なものに見えてくる

という体感が興味深く、

色も香りも、感受する人の脳裏で

とらえられる存在であると

再認識せざるを得ませんでした。


だからこそ、

フレグランスを選ぶときには

物質としての現在の自身をよく識り、

非物質としてその時ごとに

如何なるイメージを添えたいかを

熟考したいものです。





 …écrit par SAWAROMA






2022年11月1日火曜日

香りの専門誌『PARFUM』203(秋冬)号




香りの専門誌『PARFUM』203(秋冬)号。

La dernière édition dePARFUM.






特集ページでは、

11/4発売の

ル クヴォン メゾン ド パルファム

シグネチャー ベチバーを筆頭に

新作含む7種を。






ART ページでは、

11/26より開催の

マリー・クワント展

をご紹介しています。






Books ページでは

今夏回顧展が開催された篠田桃紅の

著書『人生は一本の線』と

今年上半期の話題作の一つでもある

『フランス革命史』の書評を

お届けします。






HISでオンライン開講される

「香りの美学」講座につきましては

コチラをご覧ください。






2022年で創刊50周年を迎えた

本誌編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

私も編集メンバーの一人です。

C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés, sa première publication en 1972. La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum. Et je suis une des rédacteurs de ce magazine. PARFUM est le magazine semestriel sur un système d'abonnement pour un an.


香りの専門誌『PARFUM』は

定期講読制の季刊誌です。

今号より年2回の発刊となります。

詳しくはコチラ↓(編集長)までどうぞ。

shu@abst-takagi.com





…écrit par SAWAROMA






2022年2月7日月曜日

香りの専門誌『PARFUM』(No.200)発刊




香りの専門誌『PARFUM』最新号発刊。

1972年創刊から50年目の200号です。

La dernière édition dePARFUM.

Le 200e numéro depuis le premier numéro en 1972.  Félicitations !





新作紹介ページでは、

LIBERTA perfumes の「NIVALIS」 、
新生CARON のフレグランス等、

冬から春にかけて纏いたくなる

華やかな香りのボトル写真を

ご覧いただけます。







「芸術と香水」や

ART」ページでの展覧会案内、

新間美也さん(パリ在住調香師)や

橋本光恵さん(映画評論家)による

エッセイも健在です。





1972年創刊『PARFUM』は

香粧品文化の情報誌。

編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

私も編集メンバーの一人です。

C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés, sa première publication en 1972. La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum. Et je suis une des rédacteurs de ce magazine. PARFUM est le magazine trimestriel sur un système d'abonnement pour un an.


香りの専門誌『PARFUM』は

定期(1年毎)講読制の季刊誌です。

詳しくはこちらをご覧ください。




…écrit par SAWAROMA