この香りを夏に。
それは、予期せぬ出逢い。
Ce parfum rouge en été,
c’est une rencontre imprévue.
この香りに出逢ったのは
冬の始まりだった。
立体感が生み出す華やかさ・ROUGE / COMME des GARÇONS媚びない華やかさとは
こういう感じのことかもしれない。
出逢ったことのない体感という刺激。
予測を超える再会の連続。
冬の乾いた空気の中に居た私の感覚を
フレッシュなバランスで刺激した赤。
今、夏の湿度と気温の中では、
意外にもひんやりと
喉の奥を潤すような囁きで香る。
…ビーツ、ピンクペッパーから
ジンジャー、ミントのハートノートを
経て、ウッディなアンバーへ…
真夏ではどう香るのか?
秋の風の中では?
毎回違うのかもしれない。
時と人と香料と…。
一期一会の瞬間ごとに
多面性が重なり合う煌めきを
赤という名で香らせる
ユニークな逸品。
…écrit par 《SAWAROMA》