LIBERTA PERFUMEの新作
「Nivalis」(ニヴァリス)、
2021年12月4日発売。
このニュースを先月末に知ったとき、
ムエットから香るラストノートのイメージが
NIVALISのヴィジュアルと重なり、
早くトップノートから直接体感したい、と
期待していたのでした。
雪をイメージした香りは
いくつか知ってはいました。
それらは雪の一面が
風景のように、音楽のように
香りを媒介に伝わってくるもの
ではありましたが、どこか、
静かなイメージ、
という地点で定着していたのです。
NIVALISは
雪そのもののイメージではなく、
雪を感じた人の
頭の中で繰り広げられる世界、
冷たさを感じるからこそ
温もりを求める心、
人と人との間に起こしたい
あたたかな出来事への想いが
込められているような香りです。
トップノートのフェンネル、
あのアブサンに使われる
ヨモギの香りのアルモアーズ、
そしてユーカリ….。
ここまで知った段階で
私の身近な人物の顔が浮かびました。
ラストノートを既に知っていた私は
このラストの余韻含めて
その身近な人物が好きな
香りの特徴を備えていると
感じたのです。
12月4日。
渋谷のTOM DIXONショップで
展示されていた香りを
直接その人に試してもらいました。
予想通り。
クリスマスプレゼント作戦、成功です。
トップノートのユニークな香り方は、
空間に香らせて楽しみたい
という人も多いはず。
漂う香りからなんとなく、
見えないはずの冷気の結晶のようなものが
見えるような気もするのですが
徐々にふんわりとしたものに
柔らかなものに
包まれる錯覚へ移行します。
冷たさがあるから温かさを感じられる、
冬だけではなくいつの季節にも。
改めての発見です。
…écrit par 《SAWAROMA》
0 件のコメント:
コメントを投稿