2021年4月28日水曜日

香りも優しい・MAISON LEXIAから改良新発売の化粧下地&リキッドファンデーション



 

明るい艶肌を持続させる

メゾンレクシア

〈化粧下地&リキッドファンデーション〉

2021511日改良新発売。

(直営店では429日より先行発売)




スポンジ付ファンデーションは全3色。

【エッセンス ファンデーション リキッド】

30mL  SPF24/PA++   5,500(税込)


オークル02

(標準色)

ベージュオークル01

(標準より少し明るめ/黄みよりの肌の方に)

ピンクオークル01

(標準より少し明るめ/赤みよりの肌の方に)



化粧下地は全2色。

【リファインド メイクアップベース】

30mL  SPF38/PA++   4,950(税込)


ピンク

(くすみを飛ばし、血色感アップ。

ワントーン明るいツヤ肌に)

ライトベージュ

(気になる部分をしっかりカバー。

均一でなめらかな肌に)


化粧下地と

リキッドファンデーションを

セットで肌にのせると

一日明るい肌が保てました。

優しい香りが程よく感じられるのも

心地良いです。


うるおい持続力は

旧製品に比べて30%upとのこと。

(メゾンレクシア調査)

改良にあたり、エイジングケア成分として

肌にハリ、弾力をもたらし、肌荒れを防ぐ

クマザサの葉/茎水を新配合。


メゾンレクシアの

メイクアップ詳細は

こちらからご覧いただけます。



創立20周年を迎えたメゾンレクシアの

進化し続ける試みを嬉しく思います。




…écrit par SAWAROMA



2021年4月21日水曜日

今という24時間を香らせる・H24 / HERMÈS




エルメスから新たなフレグランス。その名は

H24  EAU DE TOILETTE / HERMÈS 

クラリセージ、水仙、ローズウッドなどの

ハーモニーから生まれた新時代の香り。


Un parfum d'une nouvelle ère né de l'harmonie de la sauge sclarée, des jonquilles et du bois de rose,etc.




31日にこの香りが発売されると知り、

そのボトルやパッケージデサインを見て、

新緑の光の中で香らせたいと感じた。




現代の時間、

それは24時間という単位で、

今日から明日、未来へと

つながる。


H

フランス語でこの文字自体は

「アッシュ」と呼ばれ、

エルメス(Hermès )の頭文字のように、

記される文字でありながら発音されない。

読むときは、フランス語であれば

「アッシュ ヴァンカトゥル」

に近い音になるのだろう。




このHが想像力をくすぐる。

エルメス(Hermès )の頭文字であることは

容易に想像がつく。フランス語で「人」や「男性」をあらわす、Homme も思い起こす。

そもそも読まれない文字なのだから、

24だけを発音しても良いように思えてくる。


24も時間を想像させながらも、

エルメスのブティックの番地?

と思えたり、なかなか面白い。


さて、この香り。

実に現代的である。

エルメスからメンズフレグランスが

新たに発売されるのは15年ぶり、と聞く。

やはり15年前の香りでは

今を表しづらくなったのかもしれない。


15年前にはなかった技術のおかげで、

かつてとは全く違うライフスタイルの人も

多いだろう。男性女性という区別も、

24時間の使い方も。


クラリセージ

私の好きなハーブの香りでもある。

この香りの影響もあるのだろうか、

このH24のトップノートは

透明感がありながら

ミステリアスな深みをもつ。

クラリセージ好きな方には

必見ならぬ必香の香り。


試香紙につけて24時間経過後。

たしかにメンズフレグランスの骨格キラリ。

それまでのデリケートな変化も面白い。




…écrit par SAWAROMA

2021年4月12日月曜日

香りの専門誌『PARFUM』春号(No.197)





香りの専門誌『PARFUM』(No.197) 春号。

近日発刊です。 

La dernière édition dePARFUM(No.197).


定期購読いただいている

読者のみなさまには

今週末迄にはお届けできる予定です。




特集「今!を生きるオーラのある香り」

では、この春注目のフレグランス7本を

セレクト。


今回もユニークな新作を掲載。

メンズの新作としては久しぶりの

エルメスの「H24」をはじめ、

メンズラグジュアリーメゾン、

ブリオーニから3月21日に発売された

ばかりのブランド初の香り、

「ブリオーニオードパルファム」

もご紹介しています。


本誌掲載の新作フレグランスについて

417日土曜午後、

 コゼット パフュメにて編集長と私が

最新香水をご紹介しながらお話します。

詳細は コチラまで。



磐田市香りの博物館で

4/3から6/27まで開催の

写真展 オードリー・ヘプバーン では、

オードリーが愛したと言われている

フレグランスの展示に、本誌編集長が

協力。読者の皆様からの応募により

抽選でチケットもプレゼント。

お楽しみに。



1972年創刊『PARFUM』は

香粧品文化の情報誌。

編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

私も編集メンバーの一人です。

C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés, sa première publication en 1972. La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum.Et je suis une des rédacteurs de ce magazine. PARFUM est le magazine trimestriel sur un système d'abonnement pour un an.


香りの専門誌『PARFUM』は定期(1年毎)講読制の季刊誌です。全国の読者に年4回お届けしています。

詳しくはこちらをご覧ください。




…écrit par SAWAROMA





2021年4月10日土曜日

緑の薔薇(ミントティー)から回想した香り




ミントティーという名の薔薇。

フレッシュな薔薇の軽やかな香り。

Une rose nommée Mint Tea.

Un léger parfum de rose fraîche.





この薔薇から

2つのフレグランスを回想した。


あれは約30年前、シンプルなボトルから抜群にみずみずしく心地良い薔薇を感じさせたフレグランスに出逢った。

その名前は “TEA ROSE “

おそらく、

こちらのフレグランスだろう。


フレッシュグリーンローズの香りとして

今も深く記憶に刻まれている。


ミントとローズといえば、

甘い懐かしさを感じさせる

コチラも記憶に新しい。

この香りからは写真の薔薇のような淡いグリーンではなく、深めの緑がかったブルーを想像する。



新緑の季節、薔薇の咲き始める季節に向けて、この薔薇との出逢いは本当に嬉しい。




…écrit par SAWAROMA






2021年4月2日金曜日

水面の花を想わせる2つのフレグランス・Suiren/PARFUM SATORI とMOXI/MIRKO BUFFINI




清らかな透明感が引き立てる愛らしい笑顔。爽やかな水色の装いで身を包み、きらきらとした瞳で客人を迎える・・・江戸時代末期、かわせみという名の旅籠を切り盛りする女主人が登場するドラマを数週間眺めていたら思い起こした香りがある。


Suiren / PARFUM SATORI ・清らかなフローラルグリーンの香

(上の記事にリンクされている

Suirenのサイトは現在こちらへ移行)





まさに水面の花。

まどろみながら眺めたい優美な風景の中で風の囁きが聞こえてきそうな愛おしい瞬間を感じさせる。

端正な形を保ちつつ、儚げな佇まいを持つ睡蓮のようだ。日本人調香師、大沢さとりさんらしい繊細な一作。


身につけるとすぐに肌に馴染む。ほんの些細な動作とともに、どことなく懐かしい、たおやかな気品が漂ってくる。




水面の花の控えめな佇まいを、日本酒のまろやかさとともに羽衣のような香りに再現したイタリア人調香師の一作は

MIRKO BUFFINI /MOXI /EAU DE PARFUM




腰から足元に纏い、しばらくしてからふわりと立ち上ってきたときの香りが素晴らしい。

MOXIの詳細はこちらにて。



…écrit par SAWAROMA