2013年4月29日月曜日

"Je ne sais plus l'âge que j'ai."… " VOTRE BEAUTÉ "最新号表紙より

春から夏へ。

キラキラ輝く太陽の季節がやってきます。

フランスの美容雑誌 " VOTRE BEAUTÉ "最新号の表紙には
まさにそんなキラキラの光の中でクールに微笑む美女。
フランス語を読まない人にもそのようなイメージは確かに伝わります。

Le nouveau VB daté mai est en kiosque!

しかしこの表紙には
フランス語で現実的なフレーズが並ぶのです。

Jambes-sexy(セクシーな脚)
CHEVEUX(髪)
anti-UV(紫外線対策)
SANTÉ(健康)

そして思わず笑ってしまったのが
au secours(助けて)。
しかも続くこのフレーズ、
"Je ne sais plus l'âge que j'ai."
(もはや私はいったい何歳なのかわからない)。

「何歳なのかわからない」ことと
「助けて!」がどう結びつくのでしょう?
いろいろかんがえられますが
想像していた自分の状態と
現実に向き合ったときに感じた自分の状態とのギャップ?

想像よりも老けていたら悲痛な悲鳴、
想像よりも若々しいならば嬉しい悲鳴。

どちらにしても気になります。
現実的で直接的なフレーズの見出しは
誌面中身をちゃんと読んでみたい気持ちに駆り立てますね。

しかし、この

"Je ne sais plus l'âge que j'ai."
ジュ ヌ セ プリュ ラジュ ク ジェ。
(もはや私はいったい何歳なのかわからない)。

便利なフレーズかもしれません。

事実としての年齢に縛られず
ムリに若返ろうとか、背伸びする必要もなく
そのときごとにこうありたいと描くイメージから
鏡に映る自分の姿がかけ離れてさえいなければ
他人から何歳に見られようと気にすることはないでしょう。


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