昨年末から今年にかけて
薔薇の芳香蒸留水をベースにブレンドした
エアフレッシュ目的のルームフレグランスを何回もつくりました。
いつもならば精製水をベースにするところ、
2012年は幸運なことに
その年にブルガリアで収穫されたダマスクローズの芳香蒸留水が
入手できたからです。
このローズウォーター・ヌーヴォーを
ダマスクローズ、ラベンダー、ラヴェンサラやレモンなどの精油を溶かした
無水エタノールに混ぜてつくった香りは
ことのほか郷里の両親に好評でした。
コチラ でご紹介のローズウォーター・ヌーヴォーの香りは非常にフレッシュでみずみずしく、ハチミツのような甘いフレーバーが鼻から抜けていくのも魅力的でした。
コチラ のセミナーでも大好評で、喜びの声は女性からだけではなく、受講された男性からも頂いています。
芳香蒸留水は精油ほど長持ちしませんが
フレッシュなうちにどんどん活用したいと思ったのです。
ちょうど昨年末、父が入院先で病と闘い
歩くことだけでなく、話すこともできない時期がありました。
頭の中では色々なことを感じられるし、考えることもできるのに。
日々痛みや不快感とたたかいながら懸命に生きようとしている存在に
医師でもない母や私ができること。
それは
ちゃんと聴こえる耳に毎日語りかけ
ちゃんと感じられる皮膚を優しくさすり続け
うっすらとでも心地よい香りの空気で包んであげることでした。
語りかけ、さすることは側にいる母にしかできませんが
私は父が毎日せめて気持ち良い空気に包まれるようにと
ダマスクローズウォーター・ヌーヴォーをベースに
香りをつくりつづけています。
好評でもう3本も送りました。
日に日に元気になってきたという父。
緊張感やつらいことに日々立ち向かわなくてはならない人に
こうした香りがささやかな安らぎになる可能性を感じています。
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