先日、文化学園大学での
「ファッションとアロマ」今期最後の講義にて
年末の香水鑑賞講義を欠席した学生のために
2012年発売のフレグランスを数点紹介。
心地よい、となかなかの好評を得たのが
昨年春に発売されたブルガリのモンジャスミンノワール・ローエキスキーズ。
私もコチラの記事で書いていました。
春から初夏に向けて発売されたとはいえ…
よく晴れた日に清々しい空気の中を植物をながめたりしながらリラックスして歩いているときのような気分になれるのが嬉しく、私は真冬でも楽しんでいました。
さわやかなトップノートと残り香の上品な清楚さが、初めて会う人との緊張感もほぐしてくれるため、ここ数ヶ月は仕事での打合せの場でも活用。
そんな折り。
ひょんなことからこの香りは
イタリアはフィレンツェにあるボーボリ庭園の
イメージにインスパイアされてつくられたということを知りました。
フィレンツェといえばかつて訪れた忘れられない街。
当時は庭園散策まではできませんでした。
はっきりと憶えているのはヴェッキオ橋の上から見た街の色彩。
この香りのイメージのような素敵な庭園があったなんて。
どんなところだろうと書棚からこの本を手にとりました。
私の中学時代の恩師である美術のA先生主宰「アトリエビーナス」さん、
つまりA先生の著書。美大志望の学生さんと毎年イタリアに研修ツアーに
同行していたご経験が生かされた一冊。あたたかいタッチのイラストを
描いているのも「アトリエビーナス」出身のイラストレーターさん。
「ボーボリ庭園」発見。86ページ。
…14世紀に建てられたピッティ宮殿の後方に広がるイタリア式の広大な庭園。
古代ローマやルネッサンスの彫刻が多く置かれ、人口の洞窟やヴィオットローネ(松と糸杉の並木道)、イゾロット広場(池に囲まれた島のある広場。オレンジやレモンの木が植えられていて中央には噴水あり)、衣装美術館、磁器美術館などがある。公園は奥に行くにつれて高くなっているので、見晴らしの良い場所が数カ所あり天気の良い日にゆっくりまわりたい場所…(本文より引用しています)
次回フィレンツェに行くなら初夏にと思います。
モンジャスミンノワール・ローエキスキーズの香りの記憶とともに。